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相山 達也 院長の独自取材記事

北長瀬こども矯正歯科

(岡山市北区/北長瀬駅)

最終更新日:2024/07/10

相山達也院長 北長瀬こども矯正歯科 main

JR山陽本線・北長瀬駅南口より南へ徒歩8分の場所にある「北長瀬こども矯正歯科」。駐車場も7台備え、車でも通院しやすい。すぐ近くに小学校があり住宅地の中にある歯科医院で、外観も病院というよりおしゃれな住宅のような建物だ。院内は、きれいな木目と白壁が落ち着いたやわらかい雰囲気。相山達也(あいやま・たつや)院長は、話しやすい気さくな人柄で、子どもやその親たちから親しまれている。地域の子どもたちが生涯健康な歯でいられるように、虫歯予防に力を入れる他、さまざまな働きかけや取り組みをしているそうだ。そんな相山院長に、同院の特徴や歯科医療にかける思いを聞いた。

(取材日2024年6月4日)

幼少期から予防歯科を当たり前にする習慣を

おしゃれな北欧住宅のような雰囲気ですね。

相山達也院長 北長瀬こども矯正歯科1

お子さんが来院する歯科医院なので、なるべく緊張感を取り除くような内装デザインになっています。リラックスして待ち時間を過ごせるように、クリニックに入ってすぐの受付の周りは、いわゆる病院という空間にならないよう配慮しました。そうした視覚から入る印象だけでなく、音やにおいへの対策もしています。歯科医院に入ると感じる消毒のような独特なにおいを、なるべく軽減させられるように考えて、空間づくりをしているんですよ。また、院内はバリアフリーなので車いすの方でも、安心して来院できます。当院ではスペシャルニーズ歯科を用意しており、歯科治療が苦手な子や、クリニックに通うことが少し難しい子でも対応することができます。奥の治療台だけでなく、待合の部屋でも治療することができるので、患者さんの状況によって臨機応変に対応しています。

受付の横に歯磨きをするスペースがあるんですね。

来院してもらった子どもたちには、治療の前に歯磨きをしてもらいます。歯の磨き残しがよくわかるように、口の中を真っ赤にしてから磨いてもらい、上手に赤色が落とせなかった箇所を、一緒にチェック。歯垢は歯と似た色をしていて見えにくいので、どれくらいちゃんと磨けているか、本人とお母さんが視覚的に磨き残しに気づけるようにしています。何度か通っていると、スタッフに言われなくても自分で歯磨きスペースに行って、口を赤くしながら歯磨きして待ってくれる子どもたちもいて。長く通っているうちに、だんだん子どもたちの歯磨きも上達しているようです。虫歯ゼロに向けて、日々の歯磨きの練習は大切なアプローチの一つ。子どものやる気を引き出すためのカプセルトイも人気です。カプセルトイにはキシリトールのお菓子が入っていて、治療が終わったら回せます。

予防に力を入れていると聞きました。

相山達也院長 北長瀬こども矯正歯科2

はい。私は最初から小児歯科の専門だったわけではありません。インプラント治療も矯正も口腔外科の治療も対応するオールマイティーな歯科医師だったのですが、予防に注力しないといけないと思うことがありまして。大人の患者さんの歯科治療のうち、およそ8割が昔の治療のやり直しだったんです。昔治療した歯がもう一度虫歯になっていて外してやり直す、といった治療を繰り返しているうちに、虚しさを覚えていました。虫歯で苦しまないためには、子どものうちから予防歯科の習慣をつける必要があると思ったのです。目標は、乳歯の時に虫歯がゼロで、そのまま永久歯になっても虫歯ゼロを維持すること。そのために、幼い頃から正しい歯磨きや、デンタルフロスを使う習慣を身につけてもらいます。毎日の習慣でやらないと気持ちが悪い状態にしてあげることが、結果につながると考えています。大人になってから習慣を変えることは難しいですから。

地域の人々が生涯健康な歯で過ごせるように

来院される患者層を教えてください。

相山達也院長 北長瀬こども矯正歯科3

一番多い年齢は、小学生と0~3歳のお子さんで、この層が患者全体の約半分を占めています。最も多いご相談内容は歯科矯正です。0~3歳のお子さんは、歯が生えてからの歯磨き相談・虫歯のチェックでの来院や、歯が生えていなくても哺乳・離乳食のお悩みから、お子さんのお口の発達の相談で来院される親御さんもいます。最近は、1歳6ヵ月健診などでも、赤ちゃんに歯が生えたら、早めにかかりつけの歯科医院を見つけてくださいと言われるようになってきています。私も、地域の助産師さんなど専門職の方と連携して予防歯科のイベントを開催。親御さんの予防歯科に対する意識も高まっているため、お子さんを早めに歯科クリニックに連れて来る方が増えていますね。

訪問歯科診療もされているのですか?

当院は、小児歯科と訪問歯科診療を柱としています。小児歯科クリニックというのは、子どもたちが学校に通っている日中は、空いています。そこで、昼間の空き時間を有効活用し、訪問歯科診療をしようと考えました。高齢者など歯科医院に通うことが難しい患者さんのご自宅へお伺いし、これまで一般歯科で培ってきた経験を生かして、専門的な口腔ケアを提供しています。入れ歯の作製や虫歯・歯周病の治療など、外来診療で可能な処置のほとんどがご自宅にいながら受けていただけます。 飲み込みの診察や食形態の相談も可能。「誰かのため」にという思いに応えて診療を行うのが、小児歯科と訪問歯科診療の共通した特徴です。「子どもの将来のため」「高齢の親のため」、そんな皆さんの思いを受け止め、専門性を生かした治療を提供します。

この地に開業したきっかけについても教えてください。

相山達也院長 北長瀬こども矯正歯科4

当院は、小児歯科と訪問歯科診療をハイブリットで提供できる歯科クリニックをめざして開業しました。なので、まず子どもが多い学区のエリアであることが条件でしたね。一方、訪問歯科診療は当院から半径16キロ圏内が診療範囲となるため、幅広いエリアのご要望にお応えするには、主要道路から近い場所であることも重要でした。それで、いい場所がないかと探していたところ、たまたまこの辺りに私自身も居住していたご縁があって、この場所で開業できることになりました。

人として信頼してもらうことが治療の第一歩

患者さんと接する上で大切にしていることは?

相山達也院長 北長瀬こども矯正歯科5

コミュニケーションを取って、子どもたちと仲良くなることですね。大学時代にお世話になった恩師から言われた「大人は心を開いてなくても口を開いてくれるけど、子どもは心を開いてないと口を開いてくれない」という言葉が、今でも胸に残っていて。子どもは素直なので、怖い先生が来たら口を開けることを嫌がります。反対に、治療が怖くても「この人ならいいかな」と思ってもらえれば、治療もスムーズに進みます。なので、診療の際は、治療のカウンセリングだけでなく、雑談もたくさんします。まずは信頼関係を築いて、心を開いていただいてからですね。スタッフにも、一気に治療を進めるのではなく、まずは仲良くなって通ってもらうことを大切にするように伝えています。その子のペースに合わせて、一つ一つ段階を踏んであげることが大切です。

わかりやすい治療説明にも注力されているとか。

なるべく視覚で説明するようにしています。口腔内スキャナーの画像をお見せしたり、治療の途中経過の写真なども使ったりして、わかりやすい説明を心がけています。患者さんの顔を3Dでスキャンできる機械があるので、それをくるくる動かしながら「ここが少しずれているでしょ」などと、子どもにも見せると面白がって聞いてくれますね。あとは歯科矯正をされる子どもの親御さんには、SNSで質問に回答するサービスがあります。診療時に聞きそびれたことや途中経過で気になることなどを、気軽にSNSで問い合わせいただいています。SNSなら患者さんもお手すきのときにメッセージを送れますし、こちらもお口の写真などを送信できますから、コミュニケーションが取りやすく状況を把握しやすいんですね。できるだけ患者さんを不安にさせないよう、さまざまな形でフォローさせていただきます。

読者へのメッセージをお願いします。

相山達也院長 北長瀬こども矯正歯科6

虫歯も今は、適切に取り組めば高い確率で予防ができる時代です。その中で私が重要だと考えているのは、「小児期からの予防教育」と「習慣化」です。子どものうちに、予防歯科の行動を当たり前の習慣にすること。その結果、虫歯のない子が地域にいっぱいになれば、子どもたちがおじいちゃんおばあちゃんになる時に、お口の機能がしっかり整った状態で長い人生を謳歌できる……そんな土台づくりをお手伝いしたいと考えています。今後は、クリニックでの診療はもちろん、地域の子育て支援を手がける助産師などの専門職の方々と連携した母親教室にも注力していきたいと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正/26万円~

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