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「怖い」「痛い」という不安に配慮
保存をめざした親知らずの抜歯

かじの歯科クリニック

(泉佐野市/泉佐野駅)

最終更新日:2024/09/06

かじの歯科クリニック 「怖い」「痛い」という不安に配慮 保存をめざした親知らずの抜歯 かじの歯科クリニック 「怖い」「痛い」という不安に配慮 保存をめざした親知らずの抜歯
  • 保険診療

最も遅く生える歯「親知らず」。真っすぐ生えてくることは少なく、横向きや斜めに生えてしまうことで痛みや腫れを起こしやすいといわれる。そのため、歯科医院で抜歯を勧められる人も多いが、抜歯には痛みや腫れが伴うというイメージから治療を先送りにしている人も少なくないようだ。「親知らずが虫歯や歯周病の原因にもなることもあります。他の歯を守るためにも、ブラッシングがしづらいとか、痛みがあるときには受診を検討してほしい」と話すのは、長年、歯科口腔外科に勤務し、親知らずの抜歯に対応してきた「医療法人大幸会 かじの歯科クリニック」の梶野晃佑院長。そもそも抜歯が必要かの事前検査に注力し、治療が必要となった場合も腫れや痛みをできるだけ抑えた抜歯に尽力している。今回は梶野院長に、親知らずの抜歯について詳しく聞いた。

(取材日2023年10月10日)

事前検査で抜歯の必要性を確認し、痛みや抜歯後のケアにも注力する信頼できるクリニック選びを

Q親知らずは抜歯したほうが良いのでしょうか?
A
かじの歯科クリニック 画像を用いてわかりやすい説明を心がけている

▲画像を用いてわかりやすい説明を心がけている

必ずしも「親知らず=抜歯」ということではありません。ですが、日本人は骨格が小さいこともあって、親知らずが横向きに生えてきたり、しっかりと生えてこないことも多いです。なので、磨きにくかったりする場合には、虫歯や歯周病のリスクが高まります。そうなると、周囲の歯を守るためにも抜歯を検討する必要があるでしょう。ほかに、矯正をする際に親知らずが歯並びに影響を与える可能性がある場合には抜くこともあります。当院では、しっかりと検査・診断を行い、必要な人にだけ抜歯を提案しています。炎症のリスクが低い方や、しっかり歯として咀嚼やケアができている場合など、抜歯の必要がない人にお勧めすることはありません。

Qこちらのクリニックで抜歯をするメリットを教えてください。
A
かじの歯科クリニック 多角的な視点でさまざまなリスクを考慮

▲多角的な視点でさまざまなリスクを考慮

これまで数多くの親知らずの抜歯を行ってきましたので、歯科口腔外科の経験を生かした迅速かつ的確な対応をめざしています。また、患者さんによっては抜歯を行う前に他の内科的疾患やリスクについても熟慮し、一人ひとりに応じた治療を心がけています。患者さんの中には初めから親知らずの抜歯を目的に来院するのではなく、親知らず周囲の痛みでお越しになることもあります。中には、親知らずだと思ったら別の疾患が痛みの原因の場合も多いです。当院では、ケースによって抜歯した親知らずを再利用する親知らずを使った歯牙移植も実施しています。抜歯を検討するだけでなく、さまざまな可能性についても相談してもらえたらと思います。

Q抜歯の適切なタイミングはいつでしょうか。
A
かじの歯科クリニック 歯科口腔外科で長く経験を積んできた梶野院長

▲歯科口腔外科で長く経験を積んできた梶野院長

親知らずは20歳頃に生えてくるため、その頃に痛くなって抜歯をする人が多いです。抜歯は早めに行うほうが見込まれる負担が少ないです。親知らずは年齢とともに歯と骨の癒着が強くなり抜けにくくなるといわれています。また回復までの時間や、痛みや腫れの引きが長引くことも懸念されます。妊娠中の方は安定期に限り、かかりつけの産科のドクターと連携を取りながら抜歯をすることも可能です。ただし、安定期以外では服薬制限等もあり、抜歯が難しいケースもあります。抜歯に対するストレスもあるため、妊娠中の抜歯は慎重に考慮することをお勧めします。

Q抜歯と聞くと、「痛い」「怖い」といったイメージがあります。
A
かじの歯科クリニック 患者の怖さや負担に最大限配慮して抜歯を行っている

▲患者の怖さや負担に最大限配慮して抜歯を行っている

抜歯は麻酔下で行うので、抜歯中の痛みの軽減は期待できます。当院では、通常の浸潤麻酔のほかに、神経に直接効かせる伝達麻酔も行っていますので、しっかりと効果が望めます。それでも不安があるという方でご希望があれば、抗不安薬を内服でお渡ししています。抗不安薬を服用された場合は、お帰りの際には車の運転などはご遠慮いただいております。 親知らずが単純レントゲン検査で神経血管束に近接している可能性がある場合では、 歯科用CT検査も行い、歯と神経血管束の位置をしっかり確認した上で、できる限り安全に配慮した治療を心がけています。

Q親知らずの抜歯の流れについて教えてください。
A
かじの歯科クリニック 他の歯を守るためにも、丁寧に治療を行う

▲他の歯を守るためにも、丁寧に治療を行う

まずは、お口の中をチェック・検査します。どんな小さな手術も患者さんにとっては不安なものです。必ずカウンセリングを行い、治療計画についてお話しします。ケースによっては、当日でも抜歯可能です。治療中は患者さんが不安を感じないよう「麻酔をしますね」とその都度声をかけながら進めています。手術そのものは、親知らずの生え方などによって異なりますが、多くの場合は上の歯なら10分程度、下の歯なら30分程度で終わります。また複数抜歯は、上下同時に抜歯することは可能ですが、左右同時に関しては術後リスクを考慮し、お勧めしません。当院では抜歯後の管理も大切にしており、術後ケアもしっかりと行っております。

ドクターからのメッセージ

梶野 晃佑 院長

親知らずが真っすぐ生えてくることは少なく、虫歯や歯周病リスクから隣在歯を守り、隣在歯のためにも抜歯をすることは多いです。とはいえ、自分の歯を抜くことに抵抗を感じる人もいるでしょう。抜いたほうがいいのか温存できるのか、自己判断は難しいと思いますので、まずは専門とする歯科口腔外科で、「本当に抜歯が必要なのか」しっかり検討してみてください。当院が大切にしているのは「患者さんとの信頼関係」です。歯科医師として必要な治療をお伝えするだけではなく、患者さんの気持ちにも寄り添った治療提案を心がけています。難症例の抜歯や抜歯後の不具合にも対応していますので、いつでもお越しください。

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