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横山 真実 院長の独自取材記事

メディカルパーク上大岡

(横浜市港南区/上大岡駅)

最終更新日:2021/11/02

横山真実院長 メディカルパーク上大岡 main

2021年7月に開院した「メディカルパーク上大岡」は、高度生殖医療、産婦人科医療を中心にクリニック展開するメディカルパークグループの一院。「女性による女性のためのレディースクリニック」をコンセプトに、医師、看護師をはじめ女性スタッフが協力し合い、きめ細かな心遣いで婦人科医療を提供している。上大岡駅直結の商業ビル内にあり、駅からのアクセスの良さも同院の特徴の一つ。9月に院長に就任した横山真実院長は、3歳の娘を持つ母親でもある。妊娠、出産までの自身の経験も生かしながら、婦人科デビューの若い世代から更年期障害に悩む中高年まで、それぞれのライフステージに合わせた診療に幅広く対応。同じ女性だからこそ理解できるような患者の悩みに寄り添う横山院長に、同院の診療方針や産婦人科医療への思いを聞いた。

(取材日2021年10月12日)

医師をはじめスタッフ全員が女性の婦人科クリニック

とてもすてきな院内ですね。こちらのスタッフは、全員女性と伺っています。

横山真実院長 メディカルパーク上大岡1

スタッフ全員が女性というのは、当院の大きな特徴であり強みだと考えています。例えば生理の悩みなど女性にしか体験できないこともありますよね。男性の先生ももちろん勉強して知識としては持っていらっしゃると思いますが、実際の生理痛のつらさなどはわかりづらいのではないでしょうか。やはりそこは女性ならではの悩みなので、私でしたら患者さんに寄り添った診療ができるのではないかと思います。私が着任した時には、すでにクリニックはできあがっていたのですが、まるでホテルのフロントのような落ち着いた雰囲気の受付など院内はとてもきれいです。そういう面でも女性が通いやすいクリニックではないでしょうか。

先生ご自身の経験も診療に生かされているのでは?

そうですね。私自身も妊娠出産を経験しているので、妊婦さんのつわりのつらさなどもわかります。私は帝王切開で出産しましたが、陣痛も経験した上での帝王切開だったので両方の経験者です。当院はお産には対応していませんが、お産に対する心配がおありになるのであれば相談に乗れますし、アドバイスもより具体的にできるのではないかと思います。

先生が得意とされている分野を教えてください。

横山真実院長 メディカルパーク上大岡2

専門は周産期医療で、これまでに数多くの超音波検診などにも携わってきました。当院でもその経験を生かして、特別な予約枠を設けて胎児の超音波検査に取り組んでいます。今後は4D超音波検査も実施する予定です。先ほどもお話ししたように当院はお産には対応していませんが、妊婦さんの定期健診などは対応していますので、お気軽にご相談いただければと思います。例えば、里帰り出産の方が健診だけ受けていただくこともできます。出産、手術、そして高度生殖医療が必要な場合は、グループクリニックへご紹介することができますので、グループ全体となってチーム医療を提供しています。

どのような年齢層の患者さんが多く来院されますか?

患者さんの年齢層は幅広いですね。10代の若い方もいますし、不妊で悩む20~30代の方、そして、ご高齢の方もいらっしゃいます。特に中学生や高校生の思春期の患者さんの中には、やはり女性医師がいいという人も多いですし、ご高齢の方でも意外と女性の医師がいいとおっしゃる方が多くいらっしゃるようです。駅に近くアクセスしやすい立地なので、あらゆる年代の方にとって通いやすいクリニックだと思います。

ドラマチックな出産を通して得た医師としてのやりがい

院長ご就任までのご経歴を教えてください。

横山真実院長 メディカルパーク上大岡3

大学卒業後、私の出身地でもある栃木県の自治医科大学附属病院で初期臨床研修を2年間行い、そのまま3年目から同大学病院の産婦人科に入局しました。そこで10年ほど勤務し、結婚を機に横浜に転居。前職の総合川崎臨港病院に2年間勤務し、今年の9月に当院の院長に就任しました。先ほどもお話ししましたが、周産期は長く興味を持って取り組んできた分野です。「妊娠反応が出ました」と言って初めて受診され、まだ超音波でも見えない頃から診察し、だんだん赤ちゃんが見えてくる。月日を重ねさらに大きくなって、何千グラムもの赤ちゃんとして生まれてくる過程はやはり感動的ですね。お産はすごくドラマチックです。何が起こるかわからない怖さもありますが、基本的に妊婦さんは若い健康な女性たちなので、回復力があります。大変なお産であっても1~2週間後には「ありがとうございました」と言って帰っていかれる。それが産科の良さですね。

先生が医師を志したのはなぜですか? また、なぜ産婦人科をご専門に選ばれたのですか。

父は生物が専門の高校教師で、母は保健師をしていました。小さい頃は、母と一緒に保健センターへ行っていましたね。当時は自分も幼児でしたが、乳幼児健診のお手伝いをしていました(笑)。医師の家庭というわけではありませんでしたが、医療関係にそう遠くない環境だったことが影響しているのかもしれません。学生の頃は、単純に子どもが好きだという理由で産婦人科か小児科を選択肢として考えていました。初期研修で小児科は合わないと感じ、麻酔科も興味深かったのですが、最終的には自治医科大学の産婦人科の雰囲気がとても良かったこともあって産婦人科に決めました。

どのような時に産婦人科医としてのやりがいを感じられますか?

横山真実院長 メディカルパーク上大岡4

他の仕事と比べることはできませんが、楽しく仕事に取り組めていますし、医師になったことは良い選択だったのではなかと思います。以前、大学病院で命の瀬戸際で苦労しながらの出産を担当したことがあります。少し高齢の方で、不妊症に悩み、治療を受けられながら双子を身ごもった妊婦さんでした。双子なので切迫流産などの恐れがあったため入院は長期にわたり、帝王切開による出産は出血がひどく命に関わるほどでした。もともと体育の先生で体力がおありだったことも関係していると思いますが、笑顔で退院されていく姿を見てとてもうれしかったのを覚えています。私が担当した中では一番大変なお産でしたが、同時にやりがいも感じられましたね。

敷居を下げ「最初の一歩」となるクリニックに

診療の際、大事にされていることを教えてください。

横山真実院長 メディカルパーク上大岡5

説明をわかりやすく、医療関係の方でなくても理解していただけるような表現を心がけています。また、患者さんから何か質問がある時に聞きやすい雰囲気にしたいですね。診察の時にはこちらから、「何かわからないことや質問はありますか」と聞くようにしています。患者さん自身にご自分の体のことをしっかり理解していただくことは大切なことだと思います。

女性は生涯を通して体の変化が大きいので理解は大切ですね。

当院には更年期障害の患者さんもいらっしゃいますが、更年期障害は更年期症候群とも言うように、私個人としては、病気ではなく「女性なら誰しもが通る道」だと考えています。程度や症状によって個人差が大きく異なっています。もし症状がつらければ漢方薬やホルモン剤など、対応していく方法はありますので、悩まれているのであれば迷わず受診していただきたいですね。更年期の難しいところは、検査で更年期障害ですとわかるのではなく、症状を聞き、生理が乱れている、あるいは止まっているという状況も聞きながら判断をしていくところ。患者さんの中には「これは更年期なのかな」「こんなことで受診していいのかな」と思われている方もいらっしゃいますが、まずは、ご相談だけでも来ていただければと思います。

地域にとってどのようなクリニックでありたいと考えていらっしゃいますか?

横山真実院長 メディカルパーク上大岡6

スタッフが全員女性で、駅に近いという当院の特徴から、10代の若い方が初めての産婦人科として受診されることも多いのではないかと思います。その最初の受診で怖い思いをしてしまうと、それ以降、産婦人科の敷居を高く感じてしまうようになると思うので、受診しやすいクリニックでありたいですね。将来妊娠した時だけでなく、がん検診を受けるなど、婦人科は気軽に行っていいところなんだと思っていただきたいですし、そういう窓口になりたいと思います。当院が女性のライフステージをサポートする婦人科として、最初の一歩の敷居を下げられるような役目を果たしていけたらいいですね。若い方だけでなく年代を問わず女性が通いやすいクリニックをめざしていきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ブライダルチェック/2万7500円、子宮頸がんワクチン2価/1万6500円、子宮頸がんワクチン4価/1万6500円、子宮頸がんワクチン9価/3万5000円

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