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清水 美晴 院長の独自取材記事

亀有東和コミュニティー歯科

(足立区/亀有駅)

最終更新日:2022/01/14

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JR常磐線の亀有駅すぐの商店街を抜けた、閑静な住宅地の一角。駅徒歩7分の場所に、今年9月開業した「亀有東和コミュニティー歯科」は、「一人ひとりの人生に寄り添う歯科医療の提供」をコンセプトに掲げる歯科医院だ。笑顔で迎え入れてくれたのは、エネルギッシュでおおらかな雰囲気を持つ清水美晴院長。ボリビアでのボランティアや世界一周など、海外での多彩な活動経験を持つ一方で、勤務医を経た後、根管治療の会得をめざし東京医科歯科大学で学んだ、あふれる向学心の持ち主でもある。マイクロスコープやラバーダムを活用し、正確かつ着実な治療をめざしている。「自分の歯を守る大切さを伝えたい」という清水院長に、ボランティアの実体験や根管治療について、さまざまなテーマで話を聞いた。

(取材日2021年12月6日)

患者の伴走者として、歯の悩みや不安に寄り添う

とてもすてきなクリニックですね。内装のポイントを教えてください。

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患者さんの気持ちを少しでも明るくできるクリニックづくりを心がけました。まず診察室の壁一面に貼ったターコイズブルーのアクセントクロス。待合室も同じ色の壁紙を使うつもりでしたが、内装業者の方がアドバイスをくださって、クリーンなイメージを保てる白にしました。待合室の壁には2つの絵画を飾っています。こちらは、開業準備を進めているときに立ち寄ったカフェの店長さんが、当院のために描いてくださった絵なんです。子どもも大人も明るく楽しい気分になれると思いますし、院内を華やかに彩ってくれています。また小さなお子さん連れでも気軽に受診できるよう、広めのキッズスペースを設けています。育児中は自分のことを疎かにしがちですが、子育てが終わってみたら歯がぼろぼろなんてことも少なくありません。保護者の方も安心してお越しいただけると思います。

開業にあたって掲げたコンセプトはありますか?

「一人ひとりの人生に寄り添う歯科」というコンセプトのもと、日々の診察に臨んでいます。今思えば、若い時は歯の病気や疾患と向き合うばかりで、患者さんのバックグラウンドにまで留意できず、一人ひとりと向き合うことができていませんでした。でも皆さんそれぞれに生活や仕事があって、家族がいて、考えを持っていて、悩みを抱えている。一人ひとりが特別で、尊重するべき存在です。そんな当たり前のことに気がつき、通り一遍の診察では患者さんの歯を守れないと感じました。歯に関する悩みや不安に寄り添う伴走者の役割を担い、健康へと導くお手伝いができたら光栄ですね。

患者さんと接する際に心がけていることは何ですか?

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治療方法や診断結果などを、患者さんがしっかりと理解や納得した上で、次のステップに進めるよう努めています。そのために、言葉だけでなく、モニターを活用しながら視覚的効果も取り入れて説明を実施。とは言え、こちらが「もう十分な説明ができたかな?」と思っていても、患者さんの中にはわだかまりが残っている場合もあり、まさに課題に感じている部分です。患者さんごとに最適な説明方法を模索し、病気の原因や治療に進む理由に対してともに向き合っていけたらいいですね。やはり患者さん自身も自分の歯に興味を持ち、主体となって治療に臨んでいただくことで、健康な歯を作っていけると思いますから。

根管治療の体得のために、大学病院の研究生に

2018年から2年間、東京医科歯科大学で根菅治療の分野を勉強されたと聞きました。

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はい。根管治療は、歯科医療の中でも特に難しい分野だと感じています。それだけに、勤務医の頃はエビデンスを示せずに心のどこかでもやもやとした不安を抱えたまま治療にあたっていることもありました。しかしこれでは駄目だと内省し、マイクロスコープの技術も基礎から習得したかったことから、東京医科歯科大学で学びました。根管治療のエキスパートにいつでも相談でき、機器も自由に使えるとてもいい環境で、自信もつきました。開業した現在でも、定期的に勉強会などに参加し、日々患者さんにより良い治療ができるよう努めています。さらに、当院での根管治療は細菌感染を防ぐラバーダムを使用しています。また、根管治療に限らず、患者さんには悩みを解決し、幸せになってもらうことが一番ですので、できる治療とできない治療の線引きをし、難しい症例は大学病院や専門家と連携をとれる体制を整えています。

歯科医師を志した経緯を教えてください。

きっかけはまったく情熱的なものではないんです(笑)。親戚に医療関係者が多く、幼少期から漠然と医療に関する道に進みたいと思っていて、大学では歯学部に進学しました。講義や課題をこなしつつキャンパスライフを楽しむ中、大学2年生の時に行ったタイ旅行で、他国の人や文化にふれる素晴らしさを体感し、海外にはまってしまいました。ワークキャンプやインドのボランティアに参加するたび、海外生活への気持ちは高まる一方で、歯科医師免許と海外を融合してハイブリッドな活動ができないか、学生の間はずっともがき続けていました。でも現実はそんなに甘くなく、大学卒業後は東京の歯科医院へ就職しました。

最初に勤務した歯科医院での印象的なエピソードはありますか?

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患者さんからとても信頼のある歯科医院で働かせてもらいました。でもぬるい学生時代を過ごした私としては、あまりにも過酷だったのが正直なところです。常にインプットを求められましたし、大量のレポートの執筆や遅くまで形成の練習をしたりしました。「どうして社会人になってから、こんなに勉強しなければいけないの?」と反抗心を持ちつつも、「生半可な気持ちでは続けることができない仕事だ」と、自分の甘えにも気づかされたんです。ハード面で得たものは山のようにありますが、勉強し続ける重要性も叩き込まれ、知識向上に貪欲になれたことが、今に生かされていると実感しています。そちらの歯科医院では3年間働きましたが、院長には本当に感謝していますし、途中でくじけなくて良かったと心底思います。

海外ボランティアで一変した価値観が開業のきっかけに

その後、海外で働く一歩として海外ボランティアに参加されたのですね。

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はい。歯科医師としての自信もつき、ボリビアのボランティアに参加しました。ボリビアは先住民の方と裕福な移民の方との貧富の差が残る国。過疎地に住む先住民は中心地にある病院へは、頻繁に行けない環境でした。ボランティア隊は先住民のもとへ出向き、予防の大切さを啓発するなど、歯科医療の普及をお手伝いさせてもらいました。数多くのボリビアの方とふれあうことができ、充実した毎日だったのですが、ボリビアで見たのは「どこにでもある日常」でした。海外に行けば何か特別な経験ができると思い込んでいた私にとって、そのことに気がつけたのは大きなターニングポイントとなりました。生活の拠点をどこに置いたとしても、歯科医療を届けるという立場は変わらない。原点に立ち返り、日本で頑張ろうと決断した瞬間でした。

その時期から開業意欲が芽生えたのでしょうか?

そうですね。ボリビアでのボランティアを終えた後、世界一周も経験しましたが、考えが揺らぐことはありませんでした。帰国後は、開業を視野に入れた上で、勤務しながら歯科医師として技術を磨いていくことにしました。縁あって分院長を務めさせてもらった歯科医院では、開業のイメージをリアルに持てるようになり、2017年頃から具体的に準備を開始し、今年の9月にスタートを切ることができました。亀有は、大学卒業後に住んでいたり、親戚がいたりと、ゆかりのある街です。大好きな亀有に住む方々を、歯科医療を通して手助けしたいと思い、この場所に決めました。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

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診察や治療に真摯に取り組むことは大前提として、歯の大切さを発信していきたいです。バッグやジュエリーがなくなったり、洋服が汚れると焦るはずなのに、歯が欠けたり抜けたり、プラークがついていても気にしない方が意外と多いんです。ご自身の歯をもっと自分事として捉えていただくことが、10年後20年後、健康な歯を残す可能性を高めますし、歯医者に治療に通う頻度を減らすことにつながるはず。今日明日で急激に良くなるわけではないので、日々の積み重ねをサポートできる歯科医院でありたいです。今回、多くの方の支援により無事開業できました。昔は世界を相手に働きたいと思っていましたが、今は歯科医師として、社会の基盤となる方々一人ひとりと関わりながら地域に根差して働けることがうれしいですし、感謝の気持ちを持ってこれから地域に貢献していくつもりです。

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