名鉄三河線の碧南中央駅の改札を出ると左手に、白い壁と大きなガラス窓が目を引く「へきなん中央クリニック」が見える。同院は2021年9月に新規開業したばかりだが、「近隣住民の健康を守るかかりつけクリニックとして、地域の人たちと長く関係を築いていけるクリニックにしたい」と、神谷圭亮院長の思いは熱い。院内は、落ち着いた色で統一され、ゆとりある空間だ。また、患者とスタッフの動線が重ならないような診察室の配置など、さまざまな工夫と配慮がされている。神谷院長の専門は腎臓領域だが、患者の一生を診ていきたいと、家庭医療を学んだ後に開業を実現。小児から高齢者まで、幅広い年齢層のさまざまな疾患や悩みに真摯に応える神谷院長に、開業への思いやクリニックの特徴をたっぷり語ってもらった。

（取材日2021年10月20日）