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北野 尚栄 院長の独自取材記事

しょうえい歯科

(茨木市/茨木市駅)

最終更新日:2022/07/11

北野尚栄院長 しょうえい歯科 main

阪急京都本線の茨木市駅より徒歩7分にある「しょうえい歯科」は、家族みんなが歯の健康を守るために通えるクリニックだ。大きな窓から日差しが差し込む明るい待合室の片隅には、かわいらしいキッズスペース。バリアフリーの診療室には、治療を見守る人が座るためのベンチが設置されている。「一度削った歯、抜いた歯は再生しません。だから、まずは徹底的に守ることを大事に考えています」と話すのは北野尚栄(きたの・しょうえい)院長。虫歯になってから歯科医院に通う人がまだまだ多い日本で、歯の健康を守るにはどうすればいいのか? また、歯科医院との上手な付き合い方とはどんなものか? 生涯にわたって通える歯科医院をめざす北野院長に話を聞いた。

(取材日2022年2月4日)

歯を抜かない・削らないために、歯を守ることを大切に

明るくて優しい雰囲気のクリニックですね。

北野尚栄院長 しょうえい歯科1

ありがとうございます。自分で開業するのなら、待合室に大きな窓があったらいいなと思っていましたので、この明るい待合室がとても気に入っています。外からも中が見えるので、どんな雰囲気かは外からも感じていただけるかもしれませんね。院内は車いすやベビーカーでも気軽に来院いただけるようにバリアフリー設計です。2つの診察室のうち、そのうち1つにはベンチを設置し、親子や介助が必要な人が気楽に過ごせるようにしています。キッズスペースもありますので、お母さんの治療を待つお子さんはスタッフがお声がけしながら見守りますのでご安心ください。目の前にショッピングセンターもあり、人通りもとても多いので、たくさんの人に立ち寄ってもらえる歯科医院になれればうれしいです。

開業を決意したのはなぜですか?

北海道医療大学を卒業後は、大学病院や開業医で勤務医として働いていました。良い先生方に囲まれ、患者さんにも恵まれ、とても良い経験をさせていただいたと思っています。特に開業までお世話になっていた歯科医院では、今の自分の基礎となる考え方の多くを学ばせていただきました。しかし、自分が歯科医師として経験を積んでいくにつれて、もっと自分の考えを深め、いろんなことにチャレンジしてみたいと考えるようになりました。細かいところまでこだわり、自分ならではの治療を追求していくためには、自分で開業する方法が一番です。そんな時、今の場所にご縁をいただきましたので、「頑張ってやってみよう!」と開業を決意した次第です。

診療モットーを教えてください。

北野尚栄院長 しょうえい歯科2

「歯を抜かない、削らない」を実現するため、診療の際はいかに歯を守るかを最優先に考えています。ですから、当院で力を入れているのは「お口の病気予防」。虫歯や歯周病になって治療するのではなく、そもそも虫歯や歯周病にならないようにしてほしいと考えています。「痛くも何ともないのに歯科医院に行くなんて」と思うかもしれませんが、治療のために不定期に歯科医院を受診するよりも、定期的に通うほうが、時間的にも費用的にも負担が少なくて済むんですよ。お口の健康は全身の健康にも大きく影響を与えていますので、ぜひ健康のために「歯科医院に通う習慣」をつけていただきたいのです。そのためにも、地域の皆さんにとって「気兼ねなく通える歯科医院」になりたいと思っています。

気負いすぎず、歯科医院を上手に使うことがポイント

患者さんと接するにあたって、気をつけていることはありますか?

北野尚栄院長 しょうえい歯科3

患者さんの主訴をきちんと読み取ることです。なんのために歯科医院に来たのか、どうしたいと思っているのか、まずはその部分をしっかりと理解することから治療が始まります。そのために、記入していただいた問診票にはしっかりと目を通しますし、治療に関することは患者さんと相談するようにしています。歯は自分で再生することはなく、永久歯を抜いたら再び生えてくることはありません。もちろん、削った部分も元には戻りません。ですから、どんな治療も患者さんの同意があってこそ成り立つものだと思っています。大切な体の一部を預けてもらうわけですから、安心していただけるように、患者さんとは事前に症状や治療内容についてしっかりお話ししますし、痛みに関することや費用、期間についてもご説明した上で、治療に取りかかるようにしています。

小さなお子さんの場合はいかがですか?

小さな子でも基本は一緒ですね。「子どもだから」と無理やり押さえつけるような治療は、緊急時以外にはしません。どんなに小さな子でも、時間をかけて慣れていけば自分で椅子にも座れるし、大きなお口を開けてくれるようになるものだと思います。ですから1回1回無理のない範囲で、道具や環境に慣れてもらえることを大切にしています。時々、泣いたり嫌がったりするわが子を見て、お母さんが申し訳なさそうにされることもありますが、そんなこと気にする必要はないんですよ。誰だって初めてのことや、知らない人に見たことのない道具を向けられれば怖いはずです。泣くのは成長の一つでもありますので、気にせず気軽に来てほしいですね。

歯を守るためにはどうしたらいいですか?

北野尚栄院長 しょうえい歯科4

一番大切なのは、自分にできる範囲で日々のケアをすること。そして、定期的に歯科医院でケアすることだと思います。例えば、歯磨き。完璧を求めるなら、磨き方やタイミング、道具など気をつけるべきことはたくさんあります。なので100%をめざすとすごく大変なんです。すごく大変なことを毎日続けるのは、多くの人にとって難しいんですよ。できない自分が嫌になったり、面倒くさくなったりするんです。だったらまぁ60%くらいをめざしてのんびりやったほうがいいのではないかと私は思います。のんびりやりながら、足りない部分は歯科医院で補えばいいんです。そうやって続けていけば、気がつけばセルフケアもうまくなっていきます。なんでも自分でやろうと気負いすぎず、歯科医院を上手に使うことがポイントですね。

「100%完璧」よりも、要点を絞って無理なく継続を

わが子の歯を守りたいお母さんたちも同じですか?

北野尚栄院長 しょうえい歯科5

そうですね。100点のお母さんじゃなくていいと思いますね。ただ、虫歯になりやすい最初のタイミングは1歳半〜3歳といわれています。その頃までに一度は歯科医院に連れて来てほしいなと思います。一度プロの目で発育を確認してもらい、食事やケアのアドバイスをしてもらえば、その後の暮らしの安心につながると思います。またフッ素やシーラントなどを施しておけば、お子さんの歯を守りやすくなります。お菓子は駄目、ジュースも駄目、歯磨きは時間をかけて……などなど、理想はたくさんあっても実際それを守るのは、そんなに簡単なことじゃありませんから、上手に付き合う方法をアドバイスさせてもらいたいなと思っています。

食事に関するアドバイスもしているのですか?

歯の健康、体の健康を守るには、食事の内容もそうですが、実は食べる時の姿勢も大切なんですよ。正しい姿勢で食事をすれば、正しく噛むことができ、胃腸への負担も減りますし、姿勢にも良いでしょう。もちろん、顎の発達にも関係しますので、歯並びや顔の形にも影響があります。特に小さいうちは、歯も生え変わりますし、全身の骨も成長していきます。そういった成長に合わせて正常な発育を促し、強い歯、強い体をつくっていくわけです。体は食べたものでできていますので内容も大切、食べるタイミングも大切です。ただ、先ほどもお話ししたとおり、完璧をめざすのではなく、それぞれのライフスタイルに合わせて無理なくできる方法を一緒に考えることを大切にしています。いい意味で「適当」を一緒にめざせたらと思います。

それでは最後に、読者へのメッセージをお願いします。

北野尚栄院長 しょうえい歯科6

私が皆さんにお伝えしたいのは、「歯科医院に行く理由は探さなくていいんですよ」ということです。痛いから、ぐらぐらするから、歯並びが気になるから……と、歯科医院に行かなければならない理由がある人にはもちろん来ていただきたいのですが、「今特に困ったことがない」そういう人にこそ、歯科医院に足を運んでいただきたいのです。そうすれば、歯の健康をもっともっと長くできるでしょう。自分の歯は、今あなたの口にある歯がすべてです。その歯を守って、一生おいしく食べて、話して、笑ってほしいと思っています。そのためにも気軽に歯科医院を訪ねてみてください。そしてもしそれが当院なら、こんなにうれしいことはありません。痛みに配慮した治療、わかりやすい説明、誠実な対応で患者さんの気持ちに応えることをお約束します。皆さんにお目にかかれることを心より楽しみにしています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミックの詰め物/7万7000円~、セラミックのかぶせ物/8万2500円~、ホワイトニング/1万3200円~

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