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宮内 隆政 院長の独自取材記事

第二服部医院

(江東区/木場駅)

最終更新日:2022/01/14

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東京メトロ東西線の木場駅より徒歩3分の場所にある「第二服部医院」。明治時代に創業し、この地で100年以上の歴史を持つ「服部医院」の分院として2021年7月に開業。院長の宮内隆政先生の専門は総合内科と腎臓内科だが、糖尿病などの生活習慣病や小児科診療、風邪診療、ワクチン、健康診断までなんでも相談できるのが強み。「地域のかかりつけ医をめざしています」という宮内院長は、現在も大学病院で腎移植の外来を担当している腎臓疾患のスペシャリストでもある。日本腎臓学会腎臓専門医のほか、日本内科学会総合内科専門医の資格を有しており、プライマリケアにも造詣が深い。専門性を生かしつつ、体全体を診る包括的な診療を行っている。そんな宮内院長に同院の診療について詳しい話を聞いた。

(取材日2022年1月6日)

100年以上の歴史を持つ地元クリニックの分院

こちらのクリニックの由来を教えてください。

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当院は、江東区で1908年から続く「服部医院」の分院として2021年7月に開業しました。服部医院は、100年以上も前から地域に根差して診療してきた医院ですので、患者さんにとっても親しみがあると考え、当院も同じ名称を使わせてもらいました。当院は服部医院とのカルテの共有は行っていませんが、患者さんのワクチン接種や検査などを協力し合っています。服部医院の診療科目は内科・小児科に加えて、当院は、私が専門とする腎臓内科と糖尿病内科を標榜しています。ほかにも舌下免疫療法や睡眠時無呼吸症候群の診療も行っています。なるべく幅広く診療できるように心がけております。

診療におけるモットーについて教えてください。

病状や病気についての説明と、今後どのように治療をして生活を改善していくかというアドバイスの両方を患者さんにとってなるべくわかりやすくお話しすることをモットーとしております。また、ウェブ予約やウェブ問診なども用いて、なるべく患者さんの待ち時間を減らすようにと思っております。また、私自身とスタッフの健康についても常に留意しています。私たちが体調を崩していると、患者さんに笑顔で接することができませんからね。さらにスタッフとも協調性を持ち、信頼できる雰囲気づくりを心がけています。新型コロナウイルス感染症が流行している中での開業だったため、待合室にはまだテレビや雑誌などがそろえられていないのですが、壁紙にシールを貼ったり、オルゴールの音楽を流したりいろんな工夫を施して、患者さんが少しでも明るくリラックスできるように努めています。

どのような患者さんが多いですか?

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ありがたいことに、お子さんから高齢者まで幅広く来院してくださっています。来院していただく理由としては、やはり腎臓内科を標榜しているために、尿の異常や腎機能の異常などが多いですね。そのほかにも風邪症状などや皮膚のことなど気軽にご来院いただいております。腎疾患や生活習慣病に関しては、会社や区の健康診断で何か問題が見つかったケースで来院される方がほとんどですが、本当に治療すべきか、どの程度の治療が必要な病気なのかということを正しく見極めるのも、医師としての大きな仕事の一つです。また追加の検査や治療が必要な場合は連携している医療機関へ迅速に紹介させていただきます。お子さんの診療の場合は、親御さんとじっくりお話をしながら解決策を見つけていくよう心がけています。

専門性を重視しつつ、幅広い診療科目に対応

こちらのクリニックの特徴を教えてください。

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当院では内科・小児科・腎臓内科・糖尿病内科の診療を行っていますが、ほかにもさまざまな症状に対応しています。日本内科学会総合内科専門医による内科の包括的な診療ができるという強みがありますので、基本的にはなんでも相談していただければ、婦人科の内診以外でしたら診察可能です。難しい場合は他院への紹介も行っています。また、健康診断にも力を入れております。病気はなるべく早めに認知することが大切です。当院では各種検査も迅速に行えます。血液検査は20分程度で結果を出せるほか、血算、生化学検査、血糖・HbA1c、尿検査も迅速に行うことができます。これ以外にもエックス線検査、心電図、超音波検査、呼吸機能検査の設備も整えています。

先生の専門分野である腎臓内科の診療について教えてください。

腎臓内科で扱う病気は糖尿病や慢性腎不全だけでなく、腎炎、ネフローゼなどの尿にタンパクや血が出て腎臓が悪くなる病気、電解質異常などがあります。腎疾患のほとんどは症状が出にくく、かなり悪化してから不調が現れることが多いため、最終的に透析や腎移植が必要となるケースも少なくありません。また腎臓疾患は、尿にわかりやすい症状が出ると考えていらっしゃる方も多いようですが、実は泡立ちや臭いなどで自己診断することはかなり難しく、本人が判断できるような変化が見られる場合、かなり重症化が進んでいることが多いのが現状です。当院では、そこまで重症化する前に改善していくための治療や指導に重点を置いた診療を行っていますが、やはり年1回は検診を受けていただくことをお勧めしています。

腎臓専門医を受診するメリットはどんな点でしょうか?

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私以外の腎臓専門医もそうですが、悪くなった臓器だけを診るのではなく、あらゆる可能性を幅広く考えていくというのが一つの大きな特徴だと思います。慢性腎不全や急性腎不全などで腎臓が悪くなってくると、そのほかの臓器も障害を受けていることが多いものです。その際、心臓や骨、貧血症状などさまざまな分野を診ていくことは、腎臓専門医の得意とするところではないでしょうか。また逆に糖尿病などの場合、血糖などの数値の改善だけに気を取られていると、いつのまにか腎臓や目が悪くなっていたということもありがちです。しかし、早期に診断し、早期介入できれば予後のリスクを軽減することも期待できます。そうした点も、腎臓専門医を受診するメリットと言えるかもしれません。

症状が深刻化する前に来院できる環境づくりに尽力

先生が医師をめざしたきっかけは何だったのでしょう。

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私は幼少時、喘息を患っていて病弱な子どもでした。近所のかかりつけ医に頻繁にお世話になっているうちに、自分もそんなお医者さんのような存在になれたらいいなと思うようになりました。また、祖父が軽い認知症だったことも、私が医師をめざした理由の一つですね。腎臓内科と内科を専攻した理由は、広く体全体を診られる医師になりたかったからです。大学を卒業し、初期研修終了後は母校の腎臓内科の医局に所属しました。その時に腎臓内科を選択したのは、所属している先生の雰囲気がとてもよかったためです。ただ、入局後に、もっと内科全般をしっかりと診られる医師になりたいと考え、まずは救急や総合内科の道を選択しました。その当時の大学の先生には申し訳ないと思っていますが、いまでもお声をかけていただきありがたく思っております。総合内科の研修後は、自分が大好きな腎臓内科の道を選択しました。

先生ご自身の健康法や休日の過ごし方についても教えてください。

学生の頃や医師になってすぐの頃は、部活がバドミントン部で、よくバドミントンをしていましたが、最近はなかなかそうした機会もなくなりましたね。今は、クリニックの休診日に子どもと公園に行って遊ぶことが健康法でしょうか。今後、ジムに行ったりなど健康の工夫ができるようにしていきたいなと考えています。そのほか休診日には、大学病院で週1回の腎臓移植の外来を担当して、なるべく腎臓内科の知識と経験を深める努力をしています。休日はやはり家族との時間を大切にしています。自分が開業した大きな理由は家族との時間の確保が勤務医の時以上に取れるという点でした。感染症などで旅行できない時期はありますが、なるべく今しかない時間を楽しみたいと思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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腎疾患や糖尿病は自覚症状がないことが多く、健康診断で注意されても放置してしまうというケースも少なくありません。それだけに今後は、まだ症状が出ないうちに来院していただけるような環境づくりに励みたいと思っています。またどんな症状でも疾患でも気軽に相談できて、かつ専門性を持ったクリニックをめざしていきたいと考えています。また、通えなくなってしまった方に対しても訪問診療を行っていきたいと思っています。「皆さまの地域のかかりつけ医」になるように努力していきますので、今後とも何卒よろしくお願いいたします。

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