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大城 真也 院長の独自取材記事

おおしろ脳神経外科

(宗像市/赤間駅)

最終更新日:2022/01/17

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宗像市宮田の住宅地にある「おおしろ脳神経外科」は今年6月に開院した。外観のハイビスカスが目印の同院で院長を務める大城真也先生は沖縄出身。院内にもシーサーの置物など沖縄を感じさせる心地良い空間が広がる。これまで急性期病院を中心に脳卒中・脳腫瘍・認知症・頭部外傷など多くの専門的な治療に携わってきた大城院長は、日本脳神経外科学会脳神経外科専門医。研鑽を積んだスタッフとともに日々患者に寄り添った診療を心がけていると話す。また、被ばくがなく、造影剤を使用せずに血管画像が得られるMRIを最大限に活用し、疾患の予防や早期発見にも注力。血管年齢の検査など各種検査にも対応しているという大城院長に、開院までの経緯や同院の特徴などについて詳しく聞いた。

(取材日2021年11月29日)

急性期病院で研鑽を積みアメリカで脳腫瘍の研究も行う

院内は沖縄を感じさせる温かい空間が広がっていますね。

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私が生まれ育った沖縄は郷土愛が強く、温かい人が多いことから、その雰囲気を少しでも患者さんに伝えられたらなと思い、このような造りにしました。福岡には大学進学で来たのですが、私は4人兄弟の長男なんですね。弟たちの散髪をしていた私の手先の器用さを見込んだ父親が、はさみを使う仕事、美容師か医者が向いているのではと勧めたことが医学部を志した最初のきっかけでした。大学時代はスポーツに勉強に取り組む日々。卒業後は大学院に進み、脳腫瘍に対する免疫療法の研究をしました。その後、福岡大学病院の脳神経外科で臨床を重ねる中、大学院時代の研究に関連していたことから教授に留学を勧められましてね。カルフォルニア大学(UCLA)で1年半研究を継続させていただきました。帰国後は医局長を務めさせていただり、学生の育成も。とにかく忙しい日々でしたね。

数ある中から脳神経外科の分野を選ばれた理由もお聞かせいただけますか。

学生の頃に人間の身体の要である脳、もしくは心臓を極めたいと考えていたところ、尊敬できる恩師に出会えたことが大きかったですね。そして手先が器用でしたので、それを生かした手術ができる診療科というのもこの分野を選んだ理由の一つ。脳神経外科では、動脈瘤、腫瘍など顕微鏡下での繊細な手技が求められる手術ですし、大きな手術を終えた患者さんの姿を見ると自分も励まされることが多く、日々の原動力にもなりました。これまで大学病院などが中心でしたので、重篤な状態から初期症状の方まで本当に幅広い患者さんを担当させていただいたのは私にとっての財産です。11年間勤めた福岡東医療センターでは地域医療にも取り組み、そこでの経験も今存分に生かせていると実感しています。

開院後も院長のもとに来られている患者さんがおられるそうですね。

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ええ、以前担当していた患者さんの中には県外から来てくださる方も。うれしいですね。開院してからは患者さんとの距離もより近くなったように感じます。ただ、初診の場合は不安な気持ちの方が多いですから、検査の際もメンタル面に働きかけられるような工夫をしました。例えばMRIは狭い空間に入って行う検査ですので、閉所が苦手な方に少しでもリラックスしていただけるよう野原に寝ている感じで、壁に花・天井に空の壁紙を選び、そして恐怖心が強い方には検査の間看護師が手を握ったり、患者さんのお気持ちを和らげるためのサポートを。そういった細かな配慮ができるのはクリニックならではだと思いますので、お声がけ一つにしても患者さんに寄り添った対応をスタッフ全員で心がけています。

頭痛、めまい、物忘れ、しびれなどの原因究明に注力

どのような症状を訴えて来院される方が多いですか?

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頭痛、めまい、物忘れ、手足のしびれですね。頭痛を訴えられる方は、片頭痛や緊張性頭痛など痛みのタイプもありますので、特に年齢層が幅広いです。どの疾患にも言えるのですが、大事なのは症状の原因を突き止めること。そうすれば適した治療ができ、改善へと導くことにつながりますから、まずは診断をつけることに努めます。今は小中学生の方が頭痛を訴え学校の保健室でずっと休んでいるといったケースも多く、当院でもお子さんの受診が増えています。どこに受診すべきか迷われる親御さんも多いようですが、当院は検査の設備も整っていますので、原因がわかれば皆さんほっとされるかと思います。

めまいに関してはいかがでしょう。

めまいを訴えられる方の7割以上が女性の方ですね。というのも、めまいはホルモンが関係していることもありますので、40代後半から50代くらいの方は更年期の影響も。めまいにも、平衡感覚をつかさどる内耳に問題がある場合、循環器や内科的な要因、脳梗塞・脳出血・脳腫瘍などの脳疾患の症状として起こるものなどいくつかタイプがあります。中でも脳疾患である場合は命に関わる可能性があるため、めまいやふらつきを感じたら早急に受診されてください。タイプがあるというのは認知症も同様。手術で改善が期待できるような特殊なものもありますし、疾患によるものと加齢によるものとでは対応も変わってきますので、これまでの経験をもとに見極めています。

認知症の受診の目安について知りたい方も多いと思います。

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最近の出来事を思い出せない、日付や曜日がわからないといった場合は一度受診されると良いでしょう。ただ、ご自身で認識して来られる場合はそこまで深刻ではないことがほとんど。しかし、高齢化が進みご高齢の方だけで暮らしておられる世帯も多いため、早めの受診に越したことはありません。地域の見守りやサポート、まさに地域医療が不可欠な時代ですから、予防という意味でも当院をかかりつけとしてご利用いただければと思います。人と会話をするのが認知症予防には非常に良いのですが、最近は特に新型コロナウイルスの影響で地域の集まりごとが減り、交流を図る場が少なくなりました。当院では研鑽を積んだスタッフがサポートいたします。また、地域包括支援センターや地域の病院・クリニックとも連携をとっていますので、何でも気兼ねなくご相談していただければと思います。

地域のかかりつけ医として多くの人の健康を支えたい

幅広い診療内容ですが、こちらで受けられる検査についても教えてください。

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主に頭部打撲や外傷の際に実施するエックス線検査、手や足にしびれを感じた場合は脳の病気も考えられることから、脳断面・脳血管など精細な画像診断が可能なMRI、脳の3D画像の撮影ができるCT検査を実施。それから動脈硬化を調べる超音波エコー検査、血管の詰まりを調べるABIという血管年齢検査、重心動揺計でふらつきを調べることもできます。認知症に関しては簡易知能評価やMRI画像で脳の萎縮をみる検査もでき、また、生活習慣病にも注力しておりますので採血での全身チェックも。このように、さまざまな検査が可能です。そして、当院に隣接している整形外科とも連携しているため、遠くに行かずとも一度に検査が受けられるので利便性は高いと思います。

検査にも細かく対応されていますが、勤務医時代は休日も病棟へ足を運ばれていたとお聞きしました。

当時は手術も多く担当していましたから、私が欠かさず様子を見に行くことで患者さんに安心感を与えられたらと考えていました。子どもの頃に手術をした方が大人になっても来てくださるのは、私の想いが伝わったからなのかなとうれしくなりますね。実は開院した今も休日はここへ来て、前の週を振り返ったり、新たに患者さんを迎える準備をしたりしています。ただ、中学生の息子がいますので、夏と冬の年2回は家族旅行を計画し、冬はスキーに行くのが恒例です。それが唯一の息抜きかもしれませんね。

では最後に地域の方へメッセージをお願いします。

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脳神経外科というと、「どんな病気・症状で受診すればいいのかわからない」というお声も聞きます。症状がある場合はもちろん、血圧が高い、動脈硬化や脳卒中にかかった方がご家族にいて自分も心配だというときにも、気軽にご相談ください。私の妻でもある副院長は福岡大学、福岡看護大学で教員として慢性疾患を持つ成人期の看護という科目を担当し、授業と病院実習指導をしてきました。当院でもそのキャリアを生かし、生活習慣病の患者さんへのサポートを行っています。長い間の習慣を変えるにはご自身の努力だけでは難しいことも少なくありません。副院長をはじめ、知識と経験豊富なスタッフが集結していますので、ぜひ頼っていただきたいですね。今後は通院が困難な方への訪問診療も視野に入れ、地域のかかりつけとして皆さんの健康を支援できたらと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インフルエンザ予防接種/3000円

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