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高橋 真広 理事長、吉峰 斉昭 院長の独自取材記事

トータル歯科東京青井

(足立区/青井駅)

最終更新日:2023/03/15

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つくばエクスプレス線青井駅から8分、東武伊勢崎線五反野駅より徒歩15分の場所にある「トータル歯科東京青井」。クリニック名のとおり、虫歯や歯周病治療から予防歯科まで幅広くトータルに対応している。理事長を務めるのは東京医科歯科大学を卒業後、同大学大学院にてコンポジットレジンと呼ばれる歯科用プラスチックによる詰め物の研究などに従事し、アメリカ留学の経験も持つ高橋真広先生。そして院長は、高橋理事長の大学院時代の後輩にあたる吉峰斉昭先生が務める。多くの時間をともにした2人が、精度の高い治療をたくさんの患者に提供したいという思いで2016年に開業したという。今回は、クリニックの診療の特徴や、予防の大切さなどについて、両先生に話を聞いた。

(取材日2023年2月9日)

患者のニーズにワンストップで対応するクリニック

どのような経緯で開業することになったのでしょうか?

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【高橋理事長】2006年に東京医科歯科大学を卒業してから、東京医科歯科大学大学院の「う蝕制御学」分野へ進み、そのまま大学の医局に残りました。その時の後輩が吉峰院長だったんです。吉峰院長とは大学以外でも同じ職場で働いていて、診療の話をすることが多くありました。その中で、自然といつか一緒にやろうという話になった感じですね。
【吉峰院長】僕が大学院の時に思っていたのが、「良い治療を提供したい」ということと、「たくさんの患者さんを診たい」ということでした。一方で、2つを両立する難しさも感じていました。ですが、大学やアルバイト先などで高橋理事長と一緒に働くうちに、スキルが高く勉強熱心で、診療に対する考え方も共通する部分が多い高橋理事長とだったらそれが可能なのではないかと思ったのです。実際一緒にやってみて、思い描いていた2つの想いがかなえられていると実感しています。

こちらの診療の特徴を教えてください。

【高橋理事長】クリニック名にあるように、トータルで診療する点が大きな特徴です。今は歯科の分野ごとに専門性が進んでいます。特に東京では、クリニックごとに治療内容に特徴があり、分業制のようになっているところも多いようです。ただ、症状ごとに違うところへ通うとなると高齢の方は大変でしょうし、自分が患者さんの立場なら面倒に思うかもしれません。そこで当院では、虫歯や歯周病の治療をはじめ、矯正、予防歯科などさまざまなニーズにワンストップで対応しています。
【吉峰院長】クリニックの予約が取りづらいという話もよく聞きますが、急にいらっしゃった患者さんも診て差し上げたいですし、予約もなるべく近い日程で取れるようにしたいので、当院ではスタッフも含めて体制を整えています。また、たくさんの患者さんを診ているからといって決して雑になることはなく、しっかりとした治療の提供に努めている点も当院の特徴ですね。

休診は祝日のみなのですね。

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【高橋理事長】そうですね。困っている患者さんにできる限り早めに対応するというのが開業当初からの一貫した理念であり、休診日は祝日のみにしています。
【吉峰院長】平日の昼間は近隣にお住まいの高齢の方や主婦の方が多く、午後になるとお子さんが増え、夕方は会社帰りの方がいらっしゃいます。土・日曜は、平日にお仕事されている方やそのご家族が多いですね。

ダイレクトボンディングなど専門性の高い治療の提供を

力を入れるMI治療について教えてください。

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【高橋知事長】MI治療のMIとは、Minimal Intervention(ミニマルインターベンション)の略で、最小限の侵襲という意味です。歯はなるべく削るべきではないという考えは皆さんの中にも浸透していると思うのですが、削らなければならない歯、抜歯しなければならない歯もあります。本来のMI治療は、予防により治療しなくて済むような口の中をつくることと、削らなくてはならない虫歯ができたときは最小限の侵襲で済むように、という2つをセットとして捉えると良いと思います。また予防に加え、早期発見・早期治療も大事です。定期的に来院してチェックすれば早期発見につながり、初期の虫歯であればほとんど削らなくて済むでしょう。

MI治療のメリットについて教えてください。

【吉峰院長】歯の寿命は削れば削るほど短くなってしまうんですね。神経の処置をしてかぶせ物をした歯は折れやすく、最終的に抜歯というサイクルに入ってしまう可能性が大きいでしょう。最初のステップで食い止めて抜歯まで至らないようにするためには、MI治療が有用です。極力削らないというメリットは大きいですし、できればそうなる前に予防を大事にしていただきたいですね。

ダイレクトボンディング治療がご専門だそうですね。

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【高橋理事長】はい。ダイレクトボンディングはMI治療の一つの手段で、私たちの専門です。今までは虫歯になったら大きく削って型を採り、詰め物をするのが一般的でした。こうした詰め物は歯科用セメントを使って歯に入れます。この方法だと、レンガのように隙間を埋めて滑らないようにしているので、時間の経過とともにセメントが溶けやすく、詰め物が取れたり、隙間からまた虫歯になったりする可能性があるのです。一方で最近は、型採りが不要で密着度が高い白い樹脂の詰め物が使われるようになってきました。さまざまな種類の素材がありますが、強度や耐久性が高い素材の詰め物を入れられれば、1回目の治療できちんと処置することが期待できます。当院ではさらに歯科用顕微鏡を活用し、視野を拡大して治療することでより精度を高め、再治療を限りなく遅くすることにつなげています。

インプラント治療についても特徴があると伺いました。

【吉峰院長】極力歯を残すようにしていますが、どうしても抜歯しなければならないときもあります。その際、抜歯後の選択肢は一般的に入れ歯、ブリッジ、インプラントですが、入れ歯やブリッジは周囲の歯に負担をかけやすく、駄目になってしまうことがあります。その点、インプラントは他の歯に固定する必要がなく、残った歯を守ることにもつながる良い方法だと思います。
【高橋理事長】当院では、インプラント治療の期間短縮に取り組んでいます。基本的にインプラントを入れるには半年くらいかかるため、前歯や目立つ場所だとその間困りますよね。そこで、必要なケースで、抜歯とともに手術を行います。2〜3ヵ月ほどでインプラントとその上の人工歯を入れることを目標としています。患者さんによってはじっくり時間をかけたいという方もいらっしゃいますので、どちらにも対応できるという点も当院の強みだと思います。

定期的なメンテナンスで早期発見・早期治療をめざす

予防についてのお考えをお聞かせください。

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【高橋理事長】過去に歯周病治療をしたことがある方は、1ヵ月に1回来ていただくことを推奨しています。メンテナンス用に設けた予防専用ルームがあるので、歯を削る音も聞こえないですし、椅子もやわらかい座り心地のタイプを採用し、リラックスしてメンテナンスを受けていただけます。
【吉峰院長】お子さんに関しては歯周病リスクの心配はありませんので、虫歯予防としてフッ素塗布を行います。当院は、「かかりつけ歯科医機能強化型診療所」であるため、1ヵ月に1回フッ素塗布を受けていただくことが可能です。お子さんの虫歯は進行が早く、3ヵ月たつとかなり大きくなっていることがあるので、こまめに見せてもらったほうがいいと思います。

矯正治療にも対応されていますね。

【高橋理事長】矯正治療は、見た目に加え機能面に作用するメリットがあると思っています。当院ではそうした考えから、審美面だけを目的としない、治療の一環としての矯正に力を入れています。特に、受け口や開咬については早期に治療する意味は大きいと考えています。受け口と開咬の人は8020運動の達成が難しいというデータもあるので、口元を整えるためにも若い時に矯正治療を行うことが大事だと思います。

読者へのメッセージと今後の展望をお聞かせください。

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【吉峰院長】先ほども述べたように、総合的にトータルで診られるようにとの想いでクリニック名をつけました。患者さんによって望んでいることはさまざまだと思いますが、そのニーズにお応えできるよう研鑽を積んでおりますので、お気軽にご相談ください。
【高橋理事長】先端の医療機器も取り入れ、より良い治療を提供していきたいと思っています。近々改装工事を行い、診療台を増やす計画もあります。通院しやすいクリニックとして、今後も地域の皆さまを支えられる存在でありたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/38万5000円〜、小児の矯正/22万円~

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