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樹神 元博 院長の独自取材記事

樹神内科クリニック

(小平市/花小金井駅)

最終更新日:2021/10/12

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花小金井の「樹神(こだま)内科クリニック」の樹神元博(こだま・もとひろ)院長。呼吸器内科や皮膚科の専門性を生かしつつ、幅広い症状や悩みに応える地域のホームドクターをめざして開業した。医師としてのスタートは皮膚科だが、全身を診ていきたいと内科、呼吸器内科の研鑽を積んできたという。アトピー性皮膚炎と喘息の研究にも携わり、前職では誤嚥性肺炎の診療や、介護サポートにも多職種と連携しながら取り組んできた。クリニックでは、こうした幅広い経験も生かし、患者が笑顔で帰ることのできる診療、常に患者目線を大切にした対応をめざしたいと語る。「真心、明るく、正しく」を理念とする真摯な診療姿勢と、気さくな人柄も印象的だ。そんな樹神院長に、診療の特徴や開業にかける思いを聞いた。

(取材日2021年7月26日)

呼吸器内科と皮膚科の専門性を生かして内科全般に対応

まず、こちらのクリニックの成り立ちを教えてください。

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呼吸器内科と皮膚科という私の専門性を生かしつつ、地域のホームドクターとして内科全般を幅広く診療するクリニックです。長くこの地で診療されていた「おかだクリニック」を継承する形で、2021年4月にオープンしました。岡田先生から引き継いだ生活習慣病や内科の患者さんに加え、だんだん呼吸器内科や皮膚科の患者さんも来られるようになってきたところです。エリアとしては近隣の方を中心に、バスのアクセスが良い東久留米市の方などが多いですね。

呼吸器内科と皮膚科が専門領域なのですね。

そうです。呼吸器内科に関しては、呼吸機能検査装置やCT、レントゲン撮影装置などを整備しており、肺炎や喘息、気管支炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、睡眠時無呼吸症候群など専門的な内容まで診ることができます。大学病院では、皮膚のバリア機能や、アトピー性皮膚炎と喘息を研究していましたから、アトピー性皮膚炎、喘息、アレルギー疾患の方はぜひご相談いただきたいと思っています。また、皮膚科のニーズが高いことがわかり、顕微鏡を用いた検査もできるようにしています。例えば水虫など、他の疾患と間違いやすいまぎらわしい症状であることもありますので、きちんと顕微鏡で確認して診断すべきだと考えています。糖尿病ではフットケアがとても重要になりますし、全身の病気が皮膚症状として現れることもありますから、皮膚科的な観点は、かかりつけ医としてはとても役立つのだなと改めて感じているところです。

では、開業に至る経緯を教えてください。

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私は、愛知県豊田市出身です。ちなみに樹神(こだま)は、豊田ではそれほど珍しくない苗字です。医師としてのスタートは、医学部時代、臨床実習の際に最も興味を感じた皮膚科でした。皮膚科はおもしろかったのですが、患者さんには内科的な合併症がある場合も多く、全身を診ることができるようになりたいと考えて内科の勉強も始めました。そして内科の中でも、感染症、アレルギー、がん、生活習慣病まで多様な疾患の診療に携われる呼吸器内科を専門的に学んできました。そして大学病院や関連病院で、皮膚科、呼吸器内科、血液内科、一般内科も幅広く手がけ、前職の浅草病院では新型コロナウイルス感染症への対応の担当者としても経験を積んできました。さまざまな経験を重ねる中で、そろそろ自分の診療スタイルで医療を提供したいと開業を考えるようになったのです。

バリアフリー構造や感染対策にもきめ細かに配慮

こちらで開業した理由や、開業の際のこだわりを教えてください。

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呼吸器内科に特化するのではなく、プライマリケアとして幅広く診ていきたいと考えていたところ、「おかだクリニック」の岡田先生と出会い、私のめざす医療を実践されていたこともあり、継承させていただきました。ご夫妻の二人三脚でクリニックを運営されていた点も参考になりましたね。開業にあたっては待合室側は全面的に改装しました。こだわったのは段差をなくし、入り口も自動ドアにしてバリアフリーにしたことです。感染対策も徹底し、待合室にはカウンターテーブルを設け、椅子も間隔を開けて配置しています。開業前は事務的なことなどいろいろ心配していたのですが、実際に開業してみると楽しいというか充実していますね。妻はもともと看護師なのですが、今は事務長的な立場で私をサポートしてくれていますし、「おかだクリニック」のスタッフも残ってくれていますので、業務の流れもスムーズで感謝しています。

診療する上で、どのようなことを大切にしていますか。

開業を考える中で、医師を志して受験勉強をしていた頃、地域の方が最初にかかるお医者さんをめざしていたことを思い出しました。それが私の原点だと思います。また勤務医時代、若いスタッフたちと勉強会やカンファレンスをする中で、常に患者さんを尊重して笑顔にするという「患者さんファースト」というコンセプトにたどり着きました。その想いは当院でも踏襲したいと考えています。そして「真心、明るく、正しく」をクリニックの基本理念として掲げています。常に誠心誠意で、患者さんの立場になって、明るく笑顔で帰っていただけるように。そして、正しくというのは、社会的に正しいことと、その方に適切な医療を提供することを心がけるという意味です。

ところで、このエリアへの思いや、休みの日の過ごし方なども聞かせてください。

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このエリアは、私自身はあまり縁がなかったのですが、妻の実家は所沢ですし、また、かかりつけの患者さんが偶然、高校の後輩の親御さんであることがわかるなど、親しみを覚えることも増え、いいところだなと改めて思っています。開業すると、やはり忙しいですね。新型コロナウイルス感染症のワクチン接種などの医師会の役目も回ってきますし。休みの日は犬の散歩をするぐらいで、あとは休んでいますよ(笑)。開業して、さらに幅広い領域の勉強が必要になっていますが、コロナ禍でさまざまなセミナーがオンラインで受講できるようになり、それは助かっています。

アトピー性皮膚炎や喘息、COPD、誤嚥性肺炎に対応

今後の展望について聞かせてください。

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高齢の方がやはり多い印象なので、ゆくゆくは訪問診療もできればと思っています。私は訪問診療の経験もありますし、寝たきりの方は褥瘡や皮膚のトラブルが多く、スキンケアも重要になるので、皮膚を診ることができるのはとても役立ちます。呼吸器内科の領域では、都心と比べて喫煙者が多く、禁煙に対する意識が低い印象があります。喫煙は慢性閉塞性肺疾患(COPD)や生活習慣病にもつながりますので、押しつけにならないようにしつつ啓発に努めたいと考えています。コロナ禍でワクチンが注目されたこともあり、帯状疱疹ワクチンや肺炎球菌ワクチンについての関心も高まっているので、それは進めていきたいですね。クリニックとしては、できるだけお待たせしないように予約制も導入したいのですが、いつでも寄っていただける気軽さも残したいので、何か良い方法はないかと考えているところです。

訪問診療に加えて、誤嚥性肺炎の診療経験も豊富と聞きました。

浅草病院では、近隣の高齢者施設の誤嚥性肺炎の患者さんを多く診ていました。誤嚥性肺炎を起こした後は物が食べられなくなり、施設やご自宅に帰ることができなくなるケースが多いのです。そこで診療だけでなく、ご家族の相談に乗り、ケアマネジャーとともに介護サービスのプランを立てて自宅での生活をサポートしたり、慢性期病院や施設を紹介したりしてきました。最近は、「アドバンス・ケア・プランニング」という、患者さんの将来の変化に備えてあらかじめ医療やケアについてご本人やご家族、かかりつけ医とケアマネジャーが話し合い、意思決定を支援する取り組みも提唱されていますので、そういったお手伝いもしていきたいと考えています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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なんでも相談していただける地域のホームドクターというのが、当院のめざすところです。特に、喘息やアトピー性皮膚炎、アレルギー疾患などでお悩みの方は、ぜひご相談ください。一般的な小児科は専門外ですが、お子さんの皮膚のトラブルやアトピー性皮膚炎、喘息、長引く咳などは対応できます。また禁煙のお手伝いや、タバコの影響が大きい慢性閉塞性肺疾患にも対応しています。高血圧など生活習慣病、睡眠時無呼吸症候群、さらに高齢の方の誤嚥性肺炎や介護のご相談にも対応します。今までの経験も生かしつつ、幅広く対応したいと考えていますので、些細なことでも気軽にご相談いただければと思います。

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