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上田 大介 院長の独自取材記事

うえだ歯科医院

(鹿児島市/郡元駅)

最終更新日:2024/12/27

上田大介院長 うえだ歯科医院 main

鹿児島県庁から程近い場所にある「うえだ歯科医院」は、2021年の開業以来、0歳から90代まで幅広い年齢層の患者が訪れる歯科医院。熊本医療センターの歯科口腔外科で研鑽を積み、難しい抜歯や有病者歯科などにも対応してきた上田大介院長が、地元に貢献したいという思いから開業に至ったという。口腔外科で働いていた経験から感染症対策を第一に設計したという院内は、明るい光の差し込む待合室やプライバシーに配慮した診療室など、患者が落ち着いて診療を受けられる雰囲気だ。「きれいな口から健康な体をつくる」を理念に、侵襲が少なく長持ちする歯の治療と予防歯科に注力する上田院長に、同院の特徴やメンテナンスの大切さなどについて話を聞いた。

(取材日2024年10月11日)

歯周病治療と予防に注力し口腔内の健康維持をめざす

こちらにはどのような主訴や年代の患者さんが訪れていますか?

上田大介院長 うえだ歯科医院1

当院を訪れる患者さんは0歳から90代の方まで幅広いことが特徴です。歯の痛みやかぶせ物が取れたなど、何らかのトラブルがあって来院されるケースが多いのですが、最近は、初診でメンテナンスを希望して来られる方が徐々に増えている印象です。治療をせずにメンテナンスでお口の健康を維持していくことが理想ではありますが、やはり何らかの不具合をきっかけに来院される方は多いですね。その場合でも、できる限り長持ちする治療を心がけています。しかし、長持ちする歯の状態を治療でつくろうとすると外科処置が必要になる場合や、予後を考えると抜歯したほうが良い場合などもあります。そうなると、どうしても患者さんの思いとは逆に難しい治療や大変な治療になりがちなので、何も症状がないときに来ていただくのが一番良いと思います。

何もない状態の時に受ける検診が大切なのですね。

乳歯は永久歯よりも虫歯になりやすく、進行も早いのが特徴です。虫歯になってから歯科に行くことになれば、お子さんへの負担が大きくなるので、虫歯になる前に歯科でのケアを始めていけるといいと思います。麻酔をしたり、削られるという怖いイメージではなく、クリーニングやフッ素塗布をして、上手にできたら衛生士さんに褒められて、カプセルトイをもらって帰る。そういう楽しいイメージで歯科に来ていただけるよう私たちも努力しています。最初は泣いていた子も、徐々に慣れてきて、自分から診療のチェアに座るという成長を見るのは、かかりつけ医としても大きな喜びの一つです。親御さんたちも歯磨きの仕方などわからないこともあるかと思いますので、気軽にご相談いただけたらと思います。

先生は歯周病の治療にも注力されていると伺っています。

上田大介院長 うえだ歯科医院2

はい。歯周病は世界で一番患者が多い病気といわれていますから、程度の差はあれ、成人のほとんどが罹患していると言っても過言ではないと思います。口の中を管理していく上で、歯周病治療は避けて通れません。歯石を取って、ブラッシング指導をすることが治療の基本ですが、それでは治癒しない場合に外科的な治療が必要になるので、そういったケースに対応できるよう常に勉強しています。当院では、歯茎を切開して取りきれなかった歯石を取る治療、また、弱い歯茎は歯周病への抵抗性が低いため、口腔内の別の場所から強い歯茎を移植する治療、あとは骨の再生を促すような薬剤を使用する処置なども行っています。

「きれいな口から健康な身体をつくる」を理念に診療

クリニックの診療理念を教えてください。

上田大介院長 うえだ歯科医院3

口の健康と体の健康は大きく関係しています。歯周病が悪化すると、歯周病菌が歯茎の血管を通して全身に運ばれ、心筋梗塞や糖尿病をはじめとする全身疾患や、女性の方なら早産などへの影響も考えられるとされています。そのため当院では「きれいな口から健康な身体をつくる」ことを理念に掲げ、歯周病の治療に注力しています。歯周病の初期は自覚症状がほとんどなく、出血や痛みがあれば、すでにかなり進行している状態です。何も症状がない場合は検査をしなければわからないですし、検査の結果悪い所が見つかれば、進行を防ぐためにすぐに治療を始めなければなりません。やはり定期的な検査は必要ですね。

難しい抜歯や、「残った歯を守るため」のインプラント治療にも対応されているとか。

そうですね。抜歯に関しては、親知らずの抜歯で「病院の口腔外科に行ってください」というケースなどにもできる限り対応しています。歯を失う原因で最も多いのが歯周病ですから、インプラント治療は歯周病治療とつながっていて、歯周病をしっかり治療してからインプラント治療に取り組みます。歯周病で歯を失うということは骨が吸収されて細くなっていることが多いので、骨を増やしたり、骨を守る歯茎を強くしたりするための手術が必要です。予後が良いインプラント治療をめざすためにも、そのような手術は重要です。インプラントは義歯やブリッジと違って、他の歯を支えにするわけではないので、残った自分の歯を守ることにもつながります。また、全身疾患のある方に対してもかかりつけ医と連携を取りながら治療を行っています。血液をサラサラにするための抗血栓薬や、糖尿病、骨粗しょう症の薬を飲まれている方、心臓の悪い方などの治療にも対応しています。

診療で心がけていることを教えてください。

上田大介院長 うえだ歯科医院4

患者さんの話を徹底的に聞くことを心がけています。患者さんの中には「こうしたい」「どうしてほしい」という要望をなかなか言えない方もいると思うので、まずはしっかり話を聞いてコミュニケーションを取り、安心、信頼してもらえる関係づくりをめざしています。歯科治療は長期にわたるケースもありますし、治療が終わっても定期検診というかたちで長いお付き合いになることが多いです。だからこそ、スタッフにも患者さんの話をしっかり聞くよう指導しています。患者さんに対しては、口腔内の細菌をモニターでリアルタイムで確認できる顕微鏡や3Dエックス線撮影装置などを使用し、患者さんが目で見てわかる状態で、症状や必要な治療を説明。しっかり納得した上で治療を始めるようにしています。また、衛生面にもこだわっていて、器具の消毒や滅菌はもちろん、ユニットの周りにはバリアフィルムを貼り、患者さんごとに替えるよう徹底しています。

定期検診で口腔の健康を守る大切さを伝えていきたい

先生が歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

上田大介院長 うえだ歯科医院5

母が看護師で、よく周囲の人たちから体のことを相談されていました。そんな母の姿を見て自然と「自分も人の役に立ちたい」と思うようになり、歯学部に進学することを決意しました。歯学の中でも口腔外科を選んだ理由は、社会の高齢化が進むにつれて口腔内の病気が増えてくると思ったことと、歯科医師として幅広い診療を地域で行いたいと考えていたからです。開業前に治療した患者さんから、今でも手紙やメールを頂くことがあります。近況報告のほかにも、開業のお祝いの言葉を頂いたりして、治療が終わってからも患者さんと交流が続くことは本当にうれしいですね。歯科医師をめざしたきっかけである「自分も人の役に立ちたい」という思いにもつながり、感慨深いものがあります。

今後の展望についてお聞かせください。

当院は保険診療が中心ですが、近年、日本では歯科診療報酬改訂によって、従来の治療だけでなく歯周病の重症化予防や口腔機能管理にまで保険診療の範囲が広がりつつあります。それに伴い、当院でも歯科衛生士を増やし、新しい検査装置を導入するなど対応できる体制を整えています。当然、入れ歯よりも自分の歯がいいですが、正直なところ歯が1本、2本なくなったとしても、そこまで大きな影響は感じないかもしれません。ただ、ブリッジにしろ、入れ歯にしろ、周りの歯に負担がかかるので、どうしても歯が減ってきてしまいます。噛みづらくなって食べることに支障が出ると体も弱っていきますから、早い時期からの予防の大切さは今後もしっかり伝えていきたいです。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

上田大介院長 うえだ歯科医院6

何かトラブルがあってから歯科医院へ行くのではなく、何もないうちから通うという意識を持ってもらいたいと思います。初期のうちに治療をするほうが、再発防止や良好な予後にもつながるため、当院では初診の段階でメンテナンスの話までさせていただいてから治療に入るようにしています。トラブルがない時に受診していただき、トラブルの芽を摘んでおくことが大切です。また、当院では毎週水曜の午後、矯正専門の歯科医師が診療にあたりますのでお気軽にご相談ください。皆さんが健康で暮らせるよう、全力でサポートさせていただきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/38万5000円〜、歯列矯正/全顎矯正66万円〜、マウスピース型装置を用いた矯正/77万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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