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前田 直人 院長の独自取材記事

いろのみ歯科

(高松市/屋島駅)

最終更新日:2021/10/12

前田直人院長 いろのみ歯科 main

JR高徳線の屋島駅から徒歩18分、車なら高松北バイパスから県道30号線経由で約5分の場所に、2021年5月に開業した「いろのみ歯科」。アクセスの良さに加え、前田直人院長による丁寧な姿勢が早くも地元の人々からの信頼を集めている。周辺の景色になじむ落ち着きのある外観、白と木目を基調とした明るい内観は訪れる人の心を和ませる。院内設計にこだわり、厚生労働省が設ける基準である「歯科外来診療環境体制(外来環)」にも届け出済み。全室個室の診療スペース、バリアフリー設計、キッズスペースの設置などにより、誰もが安心して通えるよう環境を整える。地域の人々の笑顔あふれる暮らしに貢献したいと話す前田院長に、力を入れている診療や今後の方向性など、じっくり聞いた。

(取材日2021年6月10日)

補綴分野で研鑽を積み、精度重視の入れ歯治療を提供

まずはご経歴と開業までの経緯をお聞かせください。

前田直人院長 いろのみ歯科1

私は高校まで高松で過ごし、鹿児島大学歯学部へ進みました。卒業後は岡山大学病院で臨床研修を受け、同大学大学院へ。博士号を取得し、咬合・有床義歯補綴学分野の教員として学生指導にも携わってきました。その後、香川県、岡山県の歯科医院で勉強させていただき、今年5月に開業。高松市内での開業をめざして場所を探す中で、なじみのある土地柄だったことと、近隣に暮らす幅広い年代の方々のお口の健康維持に寄与できそうだと感じたことから、こちらでの開業を決めました。屋島が一望できる環境も気に入っています。

学生時代から開業まで、どのような分野に力を注いでこられたのでしょうか。

私の専門は補綴治療です。補綴とは、歯をなくしたり削ったりした部分をかぶせ物や入れ歯、インプラントなどで補う治療全般をいいます。この分野に進んだきっかけは大学病院時代にあります。大学病院には重症の患者さんが多く来られていて、歯を失って本当にどうしようもなくなり、途方に暮れている方も少なくありませんでした。その方たちに、なんとかして食べられるようになってほしい、そして見た目も回復させて笑顔を取り戻してほしいとの思いからこの分野をめざしました。やりがいがあり、絶対にやらなければならない治療であると考えたんです。

こちらでは精度の高さにこだわった入れ歯治療を提供されていると伺いました。

前田直人院長 いろのみ歯科2

入れ歯って本当に難しいんです。お口の中に異物が入るわけですからね。例えば、手を失われた方が義手を装着すれば、すぐになんでも持ったり書いたりできるようになるかといえば、そうではありません。入れ歯も同じで、お口の中に入れさえすればなんでも食べられるようになるわけではなく、ある程度訓練も必要ですし、慣れるまでにはそれなりに時間もかかります。またお一人お一人、適応力も違いますから、たとえこれ以上ないほどいい入れ歯ができたとしても100パーセントご満足いただけるわけではありません。この点、歯科医師の治療技術だけではどうしようもない面もあるといえます。しかし入れ歯は使っていただかなければ意味がありません。そのためにも、入れ歯にできることとできないことを明確にした上で、患者さんの価値観を尊重しつつ、しっかり噛めて長持ちする快適な入れ歯を提供することが大切なんです。

健康で豊かな人生を支える予防歯科に注力

予防歯科にも力を入れていらっしゃいますね。

前田直人院長 いろのみ歯科3

補綴治療は、虫歯や歯周病により歯を失ってしまった方に対して、どう治療するか、どうやって失った歯の役割を補っていくかという分野です。したがって、歯を失わなくても済むよう、虫歯や歯周病を予防しておけば必要のない治療だといえるかもしれません。歯を失う原因の7割は歯周病と虫歯だといわれています。痛みが出てから、あるいは症状が進んでから受診するのではなく、定期的に通って健康な状態を維持することで、歯を失うリスクは大幅に軽減できます。なるべく長く、できれば一生自分の歯で食べられるのが理想。その重要なベースになると考え、予防歯科に力を注いでいます。当院では患者さんの生活習慣やライフスタイルを考慮しながら、院内で定期的に行うプロフェッショナルケアと自宅で毎日行うセルフケアを組み合わせた予防プランをご提案し、虫歯や歯周病の予防につなげています。

患者さんが安心して通院できるよう、工夫されている点を教えてください。

歯科医院というと痛い、怖いというイメージを少なからず持たれると思います。当院では、治療時の痛みや恐怖心をできる限り抑えるべく、電動麻酔注射器や痛みが少なく済む治療機器を取り入れています。診療器具はヨーロッパ基準のクラスB滅菌器などにより徹底した洗浄・消毒・滅菌を行っているほか、使い捨て器具を用いるなど徹底した衛生管理で院内感染予防にも努めています。また緊張感が和らぐ空間づくりを心がけ、待ち時間をリラックスして過ごしていただけるよう音楽を流すなどの工夫もしています。カウンセリングルーム、診療スペースは完全個室でプライバシーに配慮。さらに女性歯科医師が在籍していますので、女性や小さなお子さんも過度に緊張することなく治療を受けていただけると思います。

クリニックを建てられる際、どのような点を重視されたのですか。

前田直人院長 いろのみ歯科4

幅広い世代の方が快適に過ごせる、明るく落ち着いた雰囲気のクリニックをめざしました。自然光を取り入れる設計で、待ち時間も快適に過ごしていただけると思います。健康な状態を維持するために定期的に来ていただきたいので、気軽に足を運んでいただけるクリニックが理想です。白と木目を基調としているのですが、実はいろいろな材質が使われていて適度におしゃれなデザインも、幅広い年代の方に心地良いと感じていただけるのではないでしょうか。また、体の不自由な方や足元に不安を抱えるご高齢の方、ベビーカーで来られるお子さま連れの方など、誰もが安全に安心して通っていただけるようバリアフリーにもこだわりました。駐車場も10台分以上用意しています。

地域の人々の健康長寿への貢献をめざす

これからどのようなクリニックにしたいとお考えですか。

前田直人院長 いろのみ歯科5

補綴を専門としてやってきたので、ご高齢の方を中心に入れ歯で悩む方の力になりたいという思いが強くあります。一方で、地域への貢献をめざして開業したので、30年ぐらいはここで診療を続けたいと考えています。その間にともに年齢を重ねていけるような、私と同世代の方やお子さんにも来ていただけたらうれしいですね。子どもの頃に当院に通っていた方が一旦高松を出て、また戻って来たときにお子さんを連れてきてくれるような、地域に根差したクリニックになれればと思います。私自身、一度高松を出ましたが、この年齢になって戻ってきたら高松のいいところをたくさん感じられるようになりました。巣立った若者が戻ってきて、そして当院のことを思い出してくれたら、これほどの喜びはありません。

クリニックの運営にあたり心がけていることはありますか。

現在、歯科医師2人、歯科衛生士4人、受付1人という体制です。皆、患者さんがお口の健康を取り戻し、しっかり噛めるようになって喜んでくださることを目標としています。患者さんの笑顔に勝るものはありません。スタッフとは、「お口の健康を通して心と体の健康を応援する」というクリニックの理念を共有し、これを軸に皆で考えながらクリニックをつくりあげていくイメージで運営しています。自主的に積極的に動いてくれるので本当に感謝しているんですよ。歯科医療においては、材料や機材、治療方法が日々進歩しています。新たなことを取り入れつつベストな診療をめざして、クリニックとして成長し続けたいですね。

読者へのメッセージをお願いします。

前田直人院長 いろのみ歯科6

歯の健康は全身の健康にも影響を与えます。当院では「健口寿命×健康寿命」を合言葉にスタッフ一丸となり、皆さまの健康長寿延伸に貢献したいと考えています。またご自身に合った治療を選んでいただくため、自由診療についてもメリットとデメリット、特徴を丁寧にご説明し、納得して治療に臨んでいただけるよう心がけています。そして昨今の感染症流行に際し、従来の対策に加え、手指消毒用アルコールやアクリル板の設置、検温、換気などを徹底しています。私自身、新型コロナウイルスワクチン接種を早々に済ませました。スタッフの体調管理もこれまで以上に徹底していますので、安心してご来院ください。痛みや違和感がある方は一日も早く健康な歯を取り戻すため、そして症状がない方は今の健康な状態を長く維持するために、ぜひ当院にご相談いただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/40万7000円~、小さい詰め物(インレー)/4万4000円~(ハイブリッド)、かぶせ物(クラウン、ブリッジ) / 6万6000円~(ジルコニア)、ホワイトニング(ホーム) / 1万6500円~(片顎)

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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