山崎 弘光 院長の独自取材記事
ひろデンタルクリニック
(小田原市/小田原駅)
最終更新日:2026/05/12
2020年の開業以来、小田原の地に根差した診療に取り組んできた「ひろデンタルクリニック」。院長を務める山崎弘光先生は、入れ歯やかぶせ物など、歯の機能や見た目の回復を目的とした補綴分野を大学時代に専攻。大学院では、かぶせ物に用いる材料研究にも取り組んだ。その専門性から、幅広い診療を提供する中でも、入れ歯の相談で訪れる患者も増えているという。信頼関係構築のためカウンセリングにはじっくりと時間をかけ、治療の前後には専用モニターで口腔内写真を見せながら説明。患者が納得のいく治療プロセスとなるよう努めている。「地域一番をめざしたい」と意気込む山崎院長に、専門とする補綴の分野や、理想とする治療、今後の展望などについて詳しく聞いた。
(取材日2026年4月14日)
生まれ育った地で、削らない治療と予防に特化した診療
開業までの経緯について伺ってもよろしいですか?

大学院時代から、補綴科といって虫歯を削ってかぶせる領域の治療を専門にしてきました。補綴科というのは、もともと審美面を意識してしっかりとしたきれいなかぶせ物を入れしようとし、噛み合わせも診る診療領域です。もちろん補綴自体は必要な治療ではありますが、やはり「自分の歯は削らないほうが良い」というのが僕の重視するところなんですよね。そんな理想を持ちつつ開業してみると、この地域は予防や歯科検診へのニーズが高く、検診希望の患者さんが結構多かったんです。開業するなら地元・小田原で、という想いがずっとありましたが、小田原市の方は予防意識が高く、虫歯がなくてもクリーニングに来てくださる患者さんが多くて驚きました。だったらそういう患者さんの希望に応え、予防に力を入れていきたいと強く感じるようになりました。
補綴の専門性は、日々の診療にどのように生かされていますか?
大学ではかぶせ物を自分で作りながら噛み合わせについて勉強し、大学院ではかぶせ物の材料の研究にも取り組みました。材料の良し悪しやその方の噛む力、噛み合わせを見ながら、しっかり合うものを選択していく力は、大学時代に養えたと思っています。入れ歯やかぶせ物が必要な場面では、その経験が生きていますね。最近はご高齢の方で入れ歯にお困りの方も多いですね。
予防にも注力されていると伺いました。

もともと何も治療していない状態での予防と、既にかぶせ物や入れ歯が入った状態での予防とでは考え方が違います。前の歯科クリニックから移ってこられた場合、総合的に考えて補綴をやり直す場合もあれば、そのまま継続して診ていく場合もあります。自分が治療した歯の場合も、もし一生懸命に治療したのにすぐに駄目になり、やり直すことになったら非常に寂しいと感じます。やはり自分のした仕事をきちんと健やかな状態で保っていきたいです。そういった想いからも、治療後の再発予防まで大切にしています。
治療後のメンテナンスでは歯科衛生士が徹底サポート
患者さんとのコミュニケーションで大切にされていることはありますか?

まず、お口の中の現状を写真で撮って、ご自身の目でしっかり見て把握していただくようにしています。治療する前の状態と治療した後の状態も必ずお見せして、実際に確認してもらっています。患者さんが「何をされているかわからない」という不安を感じないよう、一つ一つの治療について丁寧に説明することを心がけています。歯科用CTなど新しい機材もそろっています。患者さんには「ちゃんとやってくれている」と感じていただけたらうれしいですね。
治療の説明や提案はどのように行っていますか?
各ユニットに設置したモニターには説明用ツールが入っていて、治療前にそれを使いながら提案する治療方法の詳細を必ず説明するようにしています。その上で「どうしたいですか?」と患者さんに尋ね、もちろん僕からも補足しながらですが、患者さんご自身に決定していただき、同意を得てから進めています。保険診療・自由診療に関わらず、患者さんに合った方法で最大限にリクエストに応えることを大切にしています。口腔内カメラで撮影した治療前後の写真をお見せするのもその一つですが、治療後の写真は自分の仕事にしっかり自信がないと患者さんにはお見せできません。そういった緊張感を持ちながら、日々の診療に臨んでいます。
治療後のメンテナンスにはどのように取り組んでいますか?

3人の歯科衛生士が、患者さんへのブラッシング指導やクリーニングなどをしっかり務めてくれています。患者さんごとに治療内容や通院頻度は異なるのですが「次は最低でも半年以内に来てほしい」と患者さんには伝えています。3ヵ月など短い期間で通院してもらえれば汚れがつきにくく、クリーニングも1回で済みます。一方で、何年もメンテナンスを受けていないと、汚れがたまってしまい、その分回数が必要になってしまいます。クリーニングなのに3回4回も行かないといけないのは大変、と驚かれる患者さんは多いと思います。だからこそ、クリーニングは1回で終わりにしようというのが僕のポリシーです。患者さんそれぞれの生活や事情もあるかと思いますが、きれいな口腔内をそのままの状態で保つためには、3~6ヵ月ごとのメンテナンスがベストだと思います。
スタッフさんとの連携で意識されていることを教えてください。
歯科衛生士との連携が特に多いですが、治療中もその場で一緒に話しますし、必ず患者さんの状況を報告してもらうようにしています。患者さんの治療が終わった後にはフィードバックの時間を設けるなど、日頃から綿密にコミュニケーションを取ることを心がけています。診療以外でも食事会を開いたり、体育館を借りて卓球やバドミントンの大会をしたり、院内旅行で韓国に行ったこともありました。こうした日常的なコミュニケーションの積み重ねが、診療でのスムーズな連携にもつながっていると感じています。
患者の背景を理解し、先を見据えた治療を
院内のこだわりについて教えてください。

色の統一感ですね。いろいろ見てもらったら、ライトブルーとライトグリーンが僕のラッキーカラーらしいんです。クリニックのロゴデザインも、絵を描くのが上手な姪に、そのカラーで作ってもらったんですよ。歯をモチーフにした絵の中に「ひろ」という文字が隠れています。院内の雰囲気も、もっとおしゃれでかっこいい場所はたくさんありますが、あまりにかっこよすぎても入りづらさが出てしまうと思ったので(笑)、少しおしゃれで、やわらかい感じにしました。「明るくて良いですね」と好評です。
休日はどのように過ごされていますか?
旅行が好きで、テーマパークや温泉、沖縄などによく出かけています。おいしいものを食べに行くのも好きですね。地元なので、友人や知り合いと食事やお酒を楽しむことも多いです。そういった場で「歯で困っている」と相談されることも少なくありません。
地域にとってどんな歯科クリニックをめざしていますか?

地元である小田原に開業して以来、いろいろな知り合いにも紹介していただいており、その信頼にしっかり応えたいですし、以前から掲げている「地域で一番の歯科クリニック」という目標は変わっていません。「小田原の歯科といったら『ひろデンタルクリニック』」、そう思っていただけたらうれしいですね。当院はバリアフリー設計でベビーカーのまま入っていただけますし、子どもの泣き声が気になる場合は個室にご案内もできます。子連れのご家族はもちろん、妊娠中の方など、世代を問わず安心して通っていただける歯科クリニックでありたいと思っています。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
通ってくださる患者さんに、歯を見せて笑えるような笑顔をつくっていきたいです。歯に自信を持ち、すてきな笑顔で過ごせる人生を送ってほしいです。歯がないところは入れ歯でも良いんです。歯の本数がそろっていて、噛み合わせも整っていて、しっかり食べられて、思いっきり笑える。そのサポートをするのが僕たちの役割だと考えています。「この歯をこう治療すると何年後かにはこうなる」と、先を見据えた治療を常に心がけています。お子さんの治療では、いきなり始めるのではなく少しずつ慣らしていくことを大切にしていて、親御さんに手をつないでもらいながら進めることもできます。当院にはカプセルトイもあり、喜んでくれるお子さんも多いですね。生まれ育ったこの小田原で、歯科医療を通じて地域に貢献していきたいです。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/33万5000円~、セラミックインレー/4万4000円~、小児矯正/38万5000円~、ワイヤー矯正/77万円~

