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つらい風邪や耳・鼻・のどの違和感
大人から子どもまで幅広く診療

富士見台診療所

(練馬区/練馬高野台駅)

最終更新日:2023/06/23

富士見台診療所 つらい風邪や耳・鼻・のどの違和感 大人から子どもまで幅広く診療 富士見台診療所 つらい風邪や耳・鼻・のどの違和感 大人から子どもまで幅広く診療
  • 保険診療

「富士見台診療所」は難聴の子どものための通園施設に併設しているということもあって、一般の患者が通ってもいいのだろうかとためらう人もいるようだ。ただ、難聴の子どもを多く診ているため、聴力の検査機器やスタッフは充実を図っており、精密な検査やしっかりしたバックアップが受けられるのは、同院に通う大きなメリットだろう。聞こえの問題はゆっくり進行するため、放置している人も少なくないというが、高齢者の場合は認知症にもつながりかねない。そればかりでなく、一般の耳鼻咽喉科に関しても同院は丁寧な診療を行っている。風邪で鼻やのどに不快な症状が出たとき、耳、鼻、のどに違和感があるとき、適切な処置に対応する。同院での耳鼻咽喉科の一般診療について詳しく聞いた。

(取材日2023年6月2日)

検査もスタッフも充実を図った聞こえの検査。さらに一般の耳鼻咽喉科の診療も丁寧に対応するクリニック

Q耳鼻咽喉科を受診すべきなのはどのようなときでしょうか?
A
富士見台診療所 耳、鼻、のどに違和感があるなどしたら耳鼻咽喉科を受診しよう

▲耳、鼻、のどに違和感があるなどしたら耳鼻咽喉科を受診しよう

耳鼻咽喉科は、耳、鼻、のどと、首から上の、目と脳を除いたすべてを診療します。ですから、耳、鼻、のどに違和感がある、何か症状が出たといったときには受診をお勧めします。耳、鼻、のどは奥でつながっているため、鼻風邪から中耳炎を起こしたり、鼻の炎症が原因で咳が出たり、関連して症状が出ることもあります。クリニックでは、たまっている鼻水を取り除いたり、炎症の場所に薬を塗ったり、耳垢のクリーニング後に奥の状態を診たり、さまざまな処置をしています。侵襲的な処置はなるべくしなくて済むように、まずは薬から試しますが、中耳炎になった際、時には鼓膜に穴を開けて中の膿を取り除くといった処置もここで行うことができます。

Q風邪をひいたとき、どの診療科を受診すべきでしょうか?
A
富士見台診療所 長引く症状は、耳鼻咽喉科と内科のチェックが必要なことも

▲長引く症状は、耳鼻咽喉科と内科のチェックが必要なことも

のど、鼻全体に症状がある時は耳鼻咽喉科を受診していただいて大丈夫です。鼻に症状はなく、胸やのどの奥だけがゼイゼイいって呼吸が苦しい場合や肺の疾患が疑われる場合、「内科を受診なさった方がいいですよ」とお話しすることもあります。ただのどが腫れている時、耳鼻咽喉科では、カメラで直接患部の様子を見ることができるので、患者さんの安心やピンポイントの治療につながるというメリットがあります。逆に内科の先生から、「風邪がいつまでも治らないので、一度耳鼻咽喉科で診てもらったほうがいい」とご紹介を受けることもあります。症状が長引く場合は特に、両方からのチェックが必要かなと思います。

Q小児科と内科、耳鼻咽喉科のそれぞれの特徴を教えてください。
A
富士見台診療所 器具が苦手な人のためになるべく苦痛を和らげる工夫もする同院

▲器具が苦手な人のためになるべく苦痛を和らげる工夫もする同院

小児科と内科は、特定の部位を診るというより、おなかも、肺も、のども診るというように全身の状態を総合的に診る科です。基礎疾患をお持ちの方は、その疾患との関わりもありますから、小児科や内科で診ていただくのが安心かもしれませんね。それに対して、耳鼻咽喉科は首から上の、耳、鼻、のどという限定された部位を細かく診る科です。耳鼻咽喉科では、その箇所ごとに適切な検査を行い、治療を進めます。治療では患部に直接処置をすることが多く、器具を使うことも多くなります。それが苦手という方は、前もって言っていただければ、こちらでなるべく苦痛を和らげるための工夫をしますので、安心して受診いただきたいですね。

Q耳鼻咽喉科の疾患にはどのような病気がありますか?
A
富士見台診療所 高齢者は音の刺激を受ける機会が減ると認知症のリスクも

▲高齢者は音の刺激を受ける機会が減ると認知症のリスクも

のどに関しては扁桃炎、咽頭炎、喉頭炎など、のど周辺が炎症を起こす疾患が多くなります。声帯ポリープなど声に影響する病気もあります。鼻ですと、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎などが主な疾患です。耳に関しては風邪とともに起きやすい中耳炎などが多いですね。当院は難聴の患者さんが多く来られますが、聞こえについては、ゆっくり悪くなっていくことが多く、放置される方が少なくありません。でもご高齢の方の場合、人と話すのがおっくうになり、音の刺激を受ける機会も減って、認知症に向かうことにもつながります。早めの受診をお勧めします。

Qこちらで検査、治療を受けるメリットを教えてください。
A
富士見台診療所 親も入室できる防音室で、子どもの聴力検査が可能

▲親も入室できる防音室で、子どもの聴力検査が可能

お子さんの場合、一般に聴力検査が難しく、大きな病院へ行ったり、眠らせてから脳波の検査で判断したりすることが必要なケースもあります。当院は難聴の子どものための通園施設に併設しているということもあり、お子さんのための検査体制の充実を図っています。いろいろな遊びを通して検査ができ、言語聴覚士などそのためのスタッフもそろっています。検査は親御さんも一緒に部屋に入ることができる防音室で行うので、お子さんも安心だと思います。大人の方は、毎週水曜日に、現役で手術を多数行っている医師の診察もありますので、手術の対象になるのではと不安な方も、身近な診療所で適切な診断を受けることができるのはメリットかと思います。

ドクターからのメッセージ

若林 聡子院長

聞こえの問題に関しては、ぜひお早めにご相談ください。難聴の程度によっては、身体障害者の申請が必要になることもありますが、こちらでも相談、申請ができるようになっています。また、一般の耳鼻咽喉科の、耳、鼻、のどに関しても、きちんと検査できる機器をそろえています。患者さんにわかりやすいよう丁寧な説明を心がけていますので、気になることがあれば遠慮なくお話しください。「こんなことが?」と思われるような小さなことが思わぬ病気の発見につながることもあります。お子さんでも大人の方でも、首から上でご心配なことがあれば気軽にいらしてください。

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