柿木 辰美 院長の独自取材記事
Refino Dental Clinic
(新宿区/飯田橋駅)
最終更新日:2026/02/20
飯田橋駅東口から歩道橋を渡って徒歩1分、アクセスに便利な場所にある「Refino Dental Clinic(レフィーノデンタルクリニック)」は2021年に開業。柿木辰美(かきのき・たつみ)院長は、インプラント治療を得意とする都内のクリニックで分院長を務めた経験を持ち、マイクロスコープを用いた精密根管治療を得意としている。同院では、虫歯になってから治療する対症療法よりも、根本からの予防・治療を重視し、予防的観点での矯正やインプラント治療にも力を入れている。「患者さん一人ひとりの希望に合わせた治療がしたい」と、丁寧なコミュニケーションや治療の「見える化」を大切にする柿木院長に、治療方針や同院が掲げる「矯正から始まる、トータル歯科治療」について話を聞いた。
(取材日2025年11月27日)
治療の視覚化とコミュニケーションで患者に寄り添う
院内に入った瞬間、アロマの優しい香りに癒やされました。

ありがとうございます。歯科医院独特の薬剤の臭いが苦手な方もいらっしゃるので、オーガニックのアロマディフューザーを使用しています。緊張感を和らげられるよう照明にもこだわり、温かくやわらかな雰囲気を演出しました。また、治療やメンテナンスの最中もリラックスしてもらえるよう、居心地の良さを重視して個室を設け、個室以外の席も広いスペースを確保しています。個人情報保護の観点から、患者さんのプライバシーに配慮した環境づくりに努めています。
治療方針について伺います。
当院では治療の「見える化」、つまり、通常は見ることができない口腔内の状態や治療過程を視覚化し、患者さんにお見せしながら説明することを大切にしています。例えば、マイクロスコープは虫歯の原因となり得る微細な亀裂まで拡大して見ることができますし、口腔内スキャナーは3Dデータを取得できるので、平面ではイメージしづらい部分も見える化できます。これらの機器は、治療の質や精度の追求に役立つだけでなく、患者さんとの情報共有にも非常に役立っています。撮影した画像や動画をご覧いただいて「こんなふうになっていたんだ」「3Dで見られてわかりやすい」と思っていただければうれしいですね。
わかりやすく丁寧な説明を心がけているのですね。

患者さん一人ひとりの希望に合う治療を提供したいので、治療に関する説明や患者さんとのコミュニケーションは非常に大切だと思っています。歯科治療に対して苦手意識や、痛みへの不安がある方もいらっしゃるので、苦手な理由などもしっかりヒアリングして、気持ちに配慮しながら治療を進めるようにしています。特に初診の際は、急を要する場合を除き、基本的には丁寧な問診と検査の後、現在の状況などを説明し、治療方針を提案するところから始めます。その上で、治療の際には「次は○○をしますね」などこまめに声かけをして患者さんの不安軽減に努めたり、なるべく痛みを減らすために、麻酔の際に表面麻酔や極細針を用いたりするなど、工夫をしています。
矯正から始まるトータル歯科診療で予防につなげる
力を入れている治療はありますか?

当院では予防を主体として、根本的な原因を治療することを大切にしています。「虫歯や歯周病になったから治療して終わり」ではなく、原因を突き止め、根本から予防していこうという考え方です。歯磨きやメンテナンスで予防をめざすのはもちろんのこと、口全体の将来的な健康を考えたときに、磨きやすい歯並びに整えるために矯正を行ったり、歯を失ったときの選択肢として周りの歯にかかる負担の軽減が見込めるインプラントを選んだりすることで、根本から虫歯になりにくくすることをめざすのが最大の予防になると僕は考えています。当院には矯正やホワイトニングを希望される患者さんも多いのですが、口腔内をチェックすると歯石がたまっているなど、別の問題が見つかることがよくあります。審美面への意識の高まりは、気軽な来院のきっかけになるほか、虫歯の予防や早期発見のための糸口にもなっていると感じています。
矯正が予防にもつながるのは驚きです。
矯正というと見た目を美しくするための施術のイメージが強いかと思いますが、それは最終到達点の一つの側面にすぎないと僕は考えています。噛み合わせが悪いと、磨きにくさから虫歯になりやすいだけでなく、ひどい場合には歯を失う原因にもなります。よく患者さんにお話しするのですが、例えば、車やビルで同じ見た目を長年維持できるものは機能・構造がしっかりしているんですね。お口の中も構造物なので、同じことが言えると考えています。整った噛み合わせをめざすことは、口腔機能や構造を整えることにつながり、それによって将来的に虫歯や歯を失うリスクを軽減することが期待できると考えています。美しい見た目をめざすだけでなく、「矯正から始まる、トータル歯科診療」が、僕の理想です。
こちらで受けられる矯正について教えてください。

当院では多くの方がマウスピース型装置を用いた矯正を選択されています。口腔内スキャナーとデジタル技術で、今の状態から歯がどう動いていくかシミュレーションができるので、ワイヤー矯正に比べゴールをイメージしやすいのが利点ですね。器具が目立ちにくいこともメリットだと思います。ただ、一番気をつけてもらいたいのは、使用に関する約束事を患者さんが守ってくださるかどうか。しっかりと指導させてもらいますが、1日20時間以上の装着や、装着器具・補助器具の正しい使い方がご自身でできるかどうかが、マウスピース型装置を用いた矯正では非常に重要になります。自己管理が苦手な方や不向きな症例の場合には別の選択肢も提案させていただきますので、まずは気軽にご相談いただければと思います。
矯正を行う際、気をつけていることやこだわりはありますか?
定期的なチェックの際に、こまめに口腔内写真を撮るようにしています。というのも、矯正の進み具合には個人差があり、半年で済む方もいれば2~3年かかる方もいらっしゃいます。人それぞれなので変化が実感できずに不安に感じる方や、装着状況によってはシミュレーションどおりに進まないケースも出てきます。そんなときに口腔内写真があれば前回の受診時と比較して、経過をお見せすることができますし、こまめに記録を取ることは、診断やアドバイスをする上でも役立ちます。患者さんがモチベーションを維持できるよう丁寧にフォローアップし、矯正のゴールである機能や構造が整うところまでしっかりとサポートする、それが当院の矯正です。
定期的に歯科医院へ行くのが当たり前の未来をめざして
先生のご経歴を教えていただけますか?

2013年に明海大学歯学部を卒業後、1年間の臨床研修を経て、都内のクリニックに4年半ほど勤務しました。そのクリニックでは途中から分院長も務めました。その後、いくつかのクリニックをかけ持ちして経験を積み、新型コロナウイルス感染症流行のタイミングで開業に踏みきりました。飯田橋を選んだのは、複数の路線が通っていて通院しやすい環境だからです。現在、近隣や沿線にお勤めの方や大学生を中心に、幅広い年代の方にお越しいただいています。
今後はどのような展開を考えていらっしゃいますか?
今後の歯科医療は、予防にシフトすることが大切だと考えています。歯の健康は全身の健康に大きく関わるので、虫歯が痛み出してから歯科医院に行くのではなく、歯が痛くなくても定期的にメンテナンスに通うのが当たり前になってほしいと思います。そうすることでプロの視点から予防のサポートができますし、もし虫歯や歯周病になった場合も早期発見が見込めるので、治療期間が短く済み、費用も抑えることが望めます。
読者へのメッセージをお願いします。

歯科医院にネガティブなイメージをお持ちの方もいらっしゃると思います。当院ではコミュニケーションを大切に、患者さんの気持ちに寄り添った治療を心がけていいます。口臭の原因や歯周病の進行状況を調べるための唾液検査も実施していますので、お悩みの方はぜひご相談ください。また、虫歯や歯周病の予防にも力を入れていますので、今は異常がなくても定期的なメンテナンスにお越しいただければと思います。ホワイトニングは予算や希望に合わせて選べるよう複数のプランを用意していますし、矯正の無料相談も受けていますので、自分はどれぐらいの金額になるんだろうと興味本位で受診いただいても構いません。自分がどういう状況なのかをまず知っていただくことは、一つの情報提供だと思っています。ぜひ気軽にお越しください。
自由診療費用の目安
自由診療とは歯列矯正/ワイヤー矯正(シルバー)82万5000円~、インプラント治療/前歯:33万円~、セラミックを用いた補綴治療/セラミックインレー:6万6000円程度、ホワイトニング/オフィスホワイトニング:3回コース:3万3000円、唾液検査/2000円~、精密根管治療/8万8000円~、マウスピース型装置を用いた矯正/38万5000円~(12枚の場合)
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

