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近藤 道人 院長の独自取材記事

近藤歯科医院

(新潟市中央区/新潟駅)

最終更新日:2021/10/12

近藤道人院長 近藤歯科医院 main

新潟市中央区の賑やかな幹線道路沿いにたたずみ、白を基調としたモダンな外観がひときわ目を引く「近藤歯科医院」。1973年に先代院長が開業して以来、地域のかかりつけ医として多くの人たちに親しまれてきた。2019年には息子の近藤道人院長が引き継ぎ、リニューアルオープン。「20年、30年後の患者さんの状態で“今”の結果が出ると思っています。子どもだった患者さんが高校生、大学生になって、結婚して、新たな家族を連れてきて……となるように、一人ひとりとしっかり向き合っていきたいです」と語る近藤院長に豊富な話題で語ってもらった。爽やかな笑顔で「歯医者ってなかなか泥臭いですよ。でも、それがやっぱり醍醐味なんです」と語る近藤院長からは、患者の健康を願う気持ちが伝わってきた。

(取材日2021年4月7日)

保険診療をメインに、地域に密着した診療をめざす

もうすぐ開業3年目を迎えますね。

近藤道人院長 近藤歯科医院1

はい、今年5月に3年目を迎えます。地域医療に貢献するために開業を決意しましたが、少しずつ形になってきたかなと。患者さんとの関係も築くことができてきたので、とてもうれしく思っています。特に開業当時から診ていた患者さんの経過が良好なのは、大きなモチベーションにつながっていますね。というのも、歯科治療に大切なのは“今”ではなく、10年、20年、30年後を診ていくことだと思うんです。まだ立ち上がったばかりのクリニックでアップデートしていくべきことも多々あるかとは思いますが、これから「地域で頼れる歯科医院」をめざしていきたいなと考えています。いずれは地域の方々から「ここに行けば、治るぞ!」と言われるようになりたいですね。

お父さまから意思を受け継ぎ、リニューアルオープンされたのですか?

実は違うんです。父はこの地で30年ほど開業医として歯科医療に専念しておりましたが、私が引き継ぐ約束などは一切しないまま他界してしまいました。私も当時は口腔外科を専門に経験を積んでいましたので、開業については「いつかはしたい」程度の漠然とした思いしかなくて。しかし、父の死をきっかけに「やっぱり自分が生まれ育った土地で地域医療に貢献したい」という思いが強くなり、閉院から2年ほどたった頃にリニューアルオープンを決めました。この建物も既存のクリニックを生かした設計になっています。また、最近では、父に診てもらっていたという患者さんも来てくださるようになりました。父の仕事ぶりを聞くのもいいものですね。もとからなじみのある土地なので、私の友達のお父さんやお母さん、私を子どもの頃から知っているおばあちゃんなど、身近な方々が来てくださるのも、うれしいです。この土地で開業して良かったなと実感しています。

保険診療をメインに行っていると伺いました。

近藤道人院長 近藤歯科医院2

地域医療に貢献することを考えた場合、まずは保険診療に力を入れていくべきだと思っています。保険診療でも十分に質の高い医療を提供することができると考えていますので。もちろん自由診療にも対応していますので、患者さんのご要望などに応じて治療法を提案させていただきます。地域のかかりつけ医として、患者さんに寄り添いながら幅広く対応していきたいですね。ちなみに当院では患者さん一人に対して、最低でも1時間の枠を取っています。たとえ処置は10分であっても、長く取ることで患者さんのお話をじっくり伺ったり、柔軟に対応できたりすると考えているんです。というのも、歯科医療は目の前の治療だけでなく、将来を見据えていくことが大切です。そのためには、患者さんのご要望や背景などをじっくり伺うことが欠かせません。患者さんをはじめ、そのお母さんやお父さん、おじいちゃんやおばあちゃんなど、しっかり受け皿をつくっていきたいですね。

10年、20年、30年先を見据え、実績を積み上げる

先生が口腔外科を専門に選んだ理由を教えてください。

近藤道人院長 近藤歯科医院3

口腔外科では「がんを診る」など、人の生死に携われることに魅力を感じました。歯科医師になるにあたって、まずは医療人としての医療観を学びたかったからです。実際に大学病院に勤めていた時、人の生死に関わる診査・診断について深く学ぶことができました。口腔外科の場合、診断ミスがあっては命を落としかねないケースもありますので、他の科よりも時間をかけて経験を積めたのではと思っています。当然ながら、親知らずの抜歯などの小手術といった外科的な手技も習得することができました。

口腔外科だからこそ、歯科治療をする上で大切なことを学ばれたのですね。

そうなんです。ときには医科の先生や看護師などコメディカルの方々と連携して治療を行うこともあり、そこから患者さんへの対応方法やコメディカル同士の接し方などを学びました。また、入院患者さんは病気が大きくなればなるほど、家族の方々と接する時間も大事になってくるんです。特にお年寄りの場合、患者さんとはなかなかコミュニケーションが取れず、ご家族の協力が必要となります。私が下っ端の頃には、そういった方々の対応をさせていただく機会も多くありました。クレームで泣かされたり、「ありがとう」と心の底からお礼を言われたりすることも。こういう経験があるからこそ、今の診療においても、患者さんの背景を知ることを大切にしています。

診療で心がけていることを教えてください。

近藤道人院長 近藤歯科医院4

やはり“今”ではなく、“10年、20年、30年後”の患者さんの状態で結果がわかるということを念頭に置きながら、日々の診療にあたっています。例えば、私が60歳になった時に自分の仕事を振り返り、ずっと診てきた患者さんのお口の中は健康でいられたかなど客観的に評価してみたいですね。歯科は予防やメンテナンスなどでも定期的に患者さんと関わっていく仕事ですので、しっかりと実績を積み上げていきたいです。保険診療をベースに、患者さんにどれだけ満足してもらえるかが勝負かなと。結構泥臭い話ですが、それこそが開業医の醍醐味だと思っています。

地域住民が健康かつ幸せで在り続けるように

そもそも歯科医師を志した理由は?

近藤道人院長 近藤歯科医院5

小さい頃、父から歯科医師になるように勧められたことはありませんでしたし、そのような教育も受けていませんでした。好きな部活ばかりしていましたので、体育教師になろうかなと思った時期もあったんです。しかし、自分の将来を考えたときに、家族、親戚が歯科医師であったこと、技術職であったことも選んだ理由にもありますが、何より教師が生徒に教育を行うように、歯科医師も患者さんが健康で在り続けるために患者教育を行うことが一番の魅力だなと思い、歯科医師を志すようになりました。父から直接言われたことはありませんが、母いわく私が歯科医師になって一番喜んでくれたのは父だそうです。晩年、父の仕事を少し手伝うことができたのも良かったですね。

ずばり、仕事のやりがいを感じる瞬間はどんなときでしょう?

やっぱり患者さんに喜んでもらえることが一番うれしいです。「この歯が痛かったけど、ここに来たら良くなったよ」など、自分が治療したことで感謝していただけることが大きなやりがいにつながっています。特に「治したい」という気持ちの強い患者さんほど、一生懸命通院していただき、治療の結果につながることはこちらとしてののモチベーションも上がります。そう感謝される仕事って、中々ないんじゃないかなと。将来自分の子どもに「歯科医師って、どんな仕事?」と聞かれたら、「とても素晴らしい仕事だよ」と自信を持って言うことができるようになりたいです。そうなるためにも、日々患者さんに真摯に向き合っていきたいです。結局は、人と人との付き合いだと感じています。

今後の展望をお聞かせください。

近藤道人院長 近藤歯科医院6

これからも地域の方々が健康で幸せで在り続けるように、地域医療に貢献していきたいと思っています。まずは「困ったときに、頼ってもらえる歯科医院」をめざしていきたいですね。また、歯科医院とは長い付き合いになりますので、人と人が合うかどうかもとても大切です。当院は一人1時間の枠を必ず取っていますので、「こんなこと質問して良いのかな?」と思うようなことでも気兼ねなくご相談ください。たとえ引っ越し予定がある患者さんでも、引っ越し先の歯科医師をご紹介しますし、一人ひとりの患者さんをしっかりと受け止めていきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ホームホワイトニング/2万円~、インプラント治療/30万円~

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