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花田 美穂 院長の独自取材記事

六浦皮ふ科

(横浜市金沢区/六浦駅)

最終更新日:2025/12/17

花田美穂院長 六浦皮ふ科 main

六浦駅から徒歩1分、閑静な住宅街に立つ「六浦皮ふ科」は、2021年に北村皮膚科を継承して開業した。院長の花田美穂先生は横浜市立大学卒業後、皮膚科・アレルギー・漢方という3分野に精通したエキスパート。「皮膚から健康に」をモットーに、東洋医学と西洋医学を組み合わせ、保険診療と自由診療の両方を取り入れた幅広い選択肢を用意することで、軽症から重症までさまざまな皮膚疾患に対応している。女性医師5人を中心とした診療体制に加え、安全性に配慮した美容医療も特徴で、女性患者が通いやすいクリニックといえるだろう。軽症のうちからの早期受診の重要性や、予約の取りやすさへの取り組みなどについて花田院長に話を聞いた。

(取材日2025年11月28日)

「皮膚から健康に」東洋と西洋、保険と自由の融合診療

2021年に北村皮膚科を継承して開業されたそうですね。

花田美穂院長 六浦皮ふ科1

幼少期から育った六浦への愛着と、前院長の北村先生と漢方・アレルギーへの志が共通していたことから、2021年1月に医院を継承させていただきました。六浦駅から徒歩1分という利便性の高い立地でありながら、閑静な住宅街という環境も気に入っています。「皮膚から健康に」をモットーに、皮膚だけでなく患者さんの生活全体を見据えた診療を心がけており、早く確実にしっかりと治すことを目標にしています。地域のかかりつけ皮膚科として、一般皮膚科から先進の美容医療まで幅広く対応し、患者さんのさまざまな悩みに応えていきたいと考えています。

皮膚科、アレルギー、漢方の3つの専門分野をお持ちですが、なぜ複数の専門性を追究されたのですか?

横浜市立大学でアレルギーの診断と原因検索のスキルを磨いた後、難治性皮膚疾患の患者さんの診療に従事しました。しかし、西洋医学だけでは限界があることを実感。多くの患者さんの症例にあたるうち、皮膚疾患の改善には、食事・睡眠を含め生活をトータルで考えることが重要で、その中で漢方薬などの東洋医学的手法が役立つのではないかと考えるようになったんです。そこで、日本東洋医学会漢方専門医の資格を取得。より幅広い治療の選択肢を持つようになりました。その後、岩手医科大学ではアレルギー外来を立ち上げ、併せて美容医療も研鑽。多くの患者さんをスピード感を持って診る技術も身につけ、現在の診療に生かしています。

東洋医学と西洋医学、保険診療と自由診療の中から豊富な選択肢を提示できる点がクリニックの強みですね、

花田美穂院長 六浦皮ふ科2

はい。患者さんのQOLに沿った治療ができることが当院の最大の利点だと考えています。勤務医時代には保険診療だけでは患者さんの訴えに応えきれない限界を感じていましたが、開業して自分のクリニックを構えたことで、自由診療も取り入れられるようになりました。患者さんの中には「早く治したいけれど保険診療の範囲内で」という方もいれば、「費用がかかっても早く確実に」という方もいらっしゃいます。保険診療、自由診療それぞれの選択肢を増やすことができれば、あらゆるニーズに応えられるようになり、より多くの患者さんのQOL改善に貢献できると思っています。

軽症から重症まで、段階的な治療で確実な改善を

乳幼児のアトピー性皮膚炎治療に力を入れていらっしゃるとか。

花田美穂院長 六浦皮ふ科3

乳幼児のアトピー性皮膚炎は増加傾向にあり、当院では包括的なアプローチを重視しています。看護師と一緒に実際に軟こう処置を行いながら、塗り方や体の洗い方を実践指導し、肌着や石鹸の選び方、柔軟剤を避けるなど、生活に密着した細かい指導を行います。また、FTU(フィンガーチップユニット)という指先に乗る薬の量を基準にした外用量の指標に基づき、その子に応じた適切な外用量を指導している点も特徴です。離乳食開始時期には管理栄養士による栄養指導も土曜日に実施しており、「食べたものが皮膚になる」という考えのもと、アレルギーのできにくい体づくりをめざしています。

皮膚の悩みやトラブルに対しては、保険診療から自由診療へと段階的に進めるそうですね。

はい。例えば「酒さ」などの慢性的な炎症による赤ら顔の場合、かゆみやほてりがあれば、まず保険診療でそれらの症状を抑えるための治療から行います。いきなり自由診療から始めると炎症が起きる可能性があるからです。当院では塗り薬のほか、漢方薬も選択肢に入れながら炎症の抑制を図り、ある程度落ち着いたタイミングでIPL光治療を行います。ただし、患者さんの中には、保険診療の塗り薬で刺激が出てしまう方もいらっしゃるので、患者さんの状態を見極めながら、適切なタイミングで段階的に治療を進めることを心がけています。

診療で心がけていることを教えてください。

花田美穂院長 六浦皮ふ科4

大学病院時代に患者さんから「パソコンしか見ていない、私のほうを見ていない」と指摘されたことがありました。その日を境に、必ず患者さんの目を見て、気持ちに寄り添う診療を心がけるようになりましたね。今も診療時には、しっかり患者さんを観察するようにしています。例えば、左頬のニキビが治らない方は左手で頬づえをついている、手の湿疹の方は無意識にこすり続けているなど、生活の癖などを見逃さず、それをヒントに根本的な解決法を見つけていきます。また、医師側から見れば軽症でも、患者さんにとってはすごく大きな悩みであることを理解することが重要です。その方の生活全体を見据え、伴走者として、早く確実に治すことを意識しています。

皮膚科医師による安全性にこだわった美容医療

非常勤の応援医師4人を含め、女性医師5人が在籍しているそうですね。診療体制について教えてください。

花田美穂院長 六浦皮ふ科5

私を含め女性医師5人、看護師5人という女性ばかりのクリニックで、女性の患者さんも安心して相談できる環境を整えています。スタッフ全員仲が良く、和気あいあいとした雰囲気が患者さんにも伝わり、親しみやすいと好評です。朝礼での情報共有を徹底し、月1回の勉強会では新しい治療法や薬について学んでいます。私が外部の講演会で得た知識もスライドを使って共有し、全員が同じレベルで患者さんに対応できるよう努めています。「患者さんに優しく」を合言葉に、スタッフ一同、患者さんの立場に立った温かい医療の提供を心がけています。

皮膚疾患がある人に対する医療脱毛にも対応しているそうですね。

例えば、アトピー性皮膚炎の患者さんが産毛をそると毛穴に炎症が起きやすいため、美容皮膚科の施術を断られることが多いのですが、当院では日本皮膚科学会皮膚科専門医が安全性を見極めた上で医療脱毛を提供しています。小中学生で体毛がいじめの対象になることもあり、そうしたお子さんの心のケアも含めて対応していければいいなと考えています。無料美容カウンセリングも実施しており、まず相談していただければ、病気の状態を見極めた上でより良い治療プランをご提案します。皮膚科専門医ならではの判断で、病気がある方でも安全性に十分配慮しながら美容医療を提供しています。なお、レーザー治療はすべて自由診療と思っている方がいらっしゃいますが、扁平母斑などのレーザー治療は保険診療が適用されますので、まずはご相談ください。

今後どのような患者さんに来院してもらいたいですか?

花田美穂院長 六浦皮ふ科6

軽症のうちから早めに相談していただきたいですね。軽いニキビでも、脂漏性皮膚炎でも、乾燥肌でも、赤ちゃんのちょっとした湿疹でも、早期に治療を開始すれば、その分早期の改善が期待できます。そのために初診の予約枠を増やし、予約を取りやすい体制を整えています。特に乳幼児の診療枠は充実させており、待ち時間短縮にも取り組むなど、子育て世代の方に負担なく受診していただけるよう配慮しています。他院でなかなか改善が見られなかった方も、「早く確実に治す」という目標を掲げ、保険診療と自由診療いずれも幅広い選択肢を用意している当院であれば、解決の方法が見つかるかもしれないので、ぜひ一度ご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

酒さ(赤ら顔)のケア/7700~2万4200円(局所)、しみのケア/1万3200円~、医療脱毛/4950円~ ※症例により異なりますので、詳しくはクリニックへお問い合わせください

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