痛みが少なく、目立ちにくい
マウスピース型装置を用いた矯正
しのざきエキ歯科
(江戸川区/篠崎駅)
最終更新日:2025/07/24


- 自由診療
マウスピース型装置を用いた矯正は、ワイヤー矯正に比べて痛みが少なく、生活への支障も少ないといわれている。目立ちにくく、金属アレルギーの心配がない点も特徴だ。「しのざきエキ歯科」では、矯正を希望する患者に対し、選択肢の一つとしてマウスピース型装置を用いた矯正を提案している。山下鼓院長は、同分野を専門とするクリニックで経験を積み、知識と技術を深めてきた。今回、マウスピース型装置を用いた矯正のメリットや注意点、適している人の特徴、痛みに不安を感じている人へのアドバイスなどについて聞いた。
(取材日2025年6月13日)
目次
痛みや見た目の違和感が少ないマウスピース型装置を用いた矯正で、歯列の悩みに応える
- Qマウスピース型装置を用いた矯正の特徴について教えてください。
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A
▲開放感のある待合スペース
透明なマウスピース型装置を使うので、装着していても周囲に気づかれにくいのが大きな利点です。また、金属を使わないため、金属アレルギーがある方でも安心して矯正を始めることができると思います。食事中や歯磨きの際は取り外しが可能なので、矯正中も日常生活に支障を来しにくい点もメリットですね。ただし、装置が取り外せる分、自己管理が重要になります。基本的には1日20時間以上の装着が必要で、装着時間が短いと矯正期間が延びる恐れがあります。
- Q矯正中の痛みが心配です……。
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A
▲歯科用CT。口腔内を精密に把握するために活用
マウスピース型装置を用いた矯正は、ワイヤー矯正に比べて弱い力を歯にかけていくため痛みが少ないのが特徴です。ワイヤー矯正を経験された患者さんの中には「痛みがほとんどないので逆に不安になる」という方もいらっしゃいます。ただ、マウスピース型装置は通常10日ごとに違う形のものに交換していただくため、新しい物に替えた直後は、少し締めつけられるような感覚があるかもしれません。特に日中の不快感や痛みが心配な方には、就寝前に新しいマウスピースに替えていただくようアドバイスしています。そうすることにより、睡眠中に痛みを和らげ、装着時間を確保することができます。
- Q矯正の流れや期間について教えてください。
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A
▲使用方法についても、丁寧な説明を行う
まずはカウンセリングを行い、お口の状態を見た上で、患者さんに適した矯正の方法をご提案します。ご希望があれば、エックス線検査や口腔内写真の撮影などを行い、さまざまなデータをもとに分析・診断し、矯正計画を立てていきます。矯正にかかる期間は一般的に1~2年程度ですが、患者さんの口腔内の状況によっては、矯正期間が前後することもあります。開始後は、10日に1度ほどの間隔で装置を交換しながら歯を動かしていきます。通院頻度は、様子を見て、1~2か月に1度。軽度な症状であれば部分矯正で対応できることもありますが、噛み合わせのバランスを考慮し、全顎矯正を前提にご案内をしています。
- Qマウスピース型装置を用いた矯正はどんな人に向いていますか?
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A
▲マウスピース型装置は装着時間が重要
軽度の歯並びの乱れや、抜歯を伴わない矯正に適しています。歯並びが大きく乱れているなど、難症例の場合はワイヤー矯正のほうが適していることもあるため、お口の状態を見て判断しています。また、装着時間やケアなどの自己管理が必要になるので、ご自身でしっかり管理できる方に向いている矯正法だといえます。
- Q矯正中のケアについて教えてください。
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A
▲定期的なメンテナンスがきれいな歯を保つために重要
マウスピース型装置を用いた矯正をしている場合、ご自宅でのケアがとても重要です。食後や就寝前は、歯ブラシに加えてデンタルフロスや歯間ブラシも使い、汚れをしっかり落とすよう、丁寧なケアを心がけましょう。十分に歯磨きをせず装着してしまうと、汚れが残ったままになってしまい、虫歯のリスクが高まる可能性があります。当院では、定期的なメンテナンスや検診を通じて口腔内の状態を確認し、汚れがつきにくい環境を保てるようサポートしています。矯正が終わった後も、健康な歯を維持するために継続的なケアを続けていただきたいと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた矯正(7枚~)/36万3000円~、マウスピース型装置を用いた小児用矯正/4万9500円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。