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清水 聖童 院長の独自取材記事

ライトメンタルクリニック

(新宿区/西早稲田駅)

最終更新日:2020/12/29

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西早稲田駅から歩いて5分の場所にある「ライトメンタルクリニック」。清水聖童院長は横浜国立大学で心理学を学んだ後、富山大学に入り直して精神科の医師になった。国立精神・神経医療研究センターで急変の患者から外来まで幅広く診療にあたり、都内クリニックでの勤務を経て2020年に開業。患者が身構えず受診できるような「気軽(ライト)」な精神科クリニックをめざしている。仕事帰りに受診しやすいよう夜間診療にこだわり、精神科の診療は19時から23時。患者の外見上の悩みにも向き合っている。「精神科にネガティブなイメージを持たず、気軽に来てほしい」と語る清水院長に、精神科の医師を志した理由や、クリニック名の由来について話を聞いた。
(取材日2020年12月12日)

夜間診療にこだわり、19時から23時まで診療

初めに、先生が精神科の医師を志したきっかけを教えていただけますか?

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私は富山県の小さな町の出身です。そちらでは、「医師」は地域の健康を守る、頼りがいのある存在でした。私の父も歯科医師でしたので医療が常に身近にあり、地域住民の信頼や期待を受ける医師という職業に、憧れと親近感の両方を抱いていたのかもしれません。またそれとは別に、もともと人間の心理に関心がありました。当初は心理学を学ぶために横浜国立大学に通っていたのですが、在学中に友人が精神疾患から命を落とすという出来事がありました。大きなショックを受け、自分の無力さを痛感し、調べるうちに精神疾患の原因が脳にあることを知りました。医療の道への憧れと、精神疾患への強い思い。それらが複雑に混ざり「精神科の医師」をめざして富山大学に入り直したんです。

これまでのご経歴についてお聞かせください。

富山大学を卒業後、研修医時代は主に脳神経外科、救急科、神経内科の患者さんの診療にあたりました。脳の疾患を幅広く理解し、精神科医となった時に対応できる医師になりたかったんです。その後、国立精神・神経医療研究センターという研究機関も持つ精神科の病院で勤務し、ここで精神科の医師としての基礎が築かれました。外来には気分のすぐれない方や不安のある方が来院されるのですが、症状が重くなると「動けない」「食べられない」といった状態に陥る患者さんもいらっしゃいます。そこから静脈血栓症や電解質異常を起こし、命に関わる症状になることも少なくないんですよ。中には自ら命を絶とうとし、保護室に入るケースもあります。統合失調症や双極性障害の患者さんの中には、容体が急変して運ばれてくる方もいらっしゃいました。その後は都内のクリニックで気分障害や依存症など幅広い症状に対応し経験を積んだ後、2020年に開業しました。

クリニックの特徴である夜間診療について教えてください。

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当院の診療は19時から23時までです。気分の落ち込みや不安感のほか、不眠・過眠や食欲に関するお悩みなど、幅広く対応しています。夜間診療にこだわるのには大きく2つの理由があります。1つは働く皆さんの利便性を考えて。もう1つは、夕暮れ症候群という言葉があるように、夕方以降にソワソワし始める方も多いからです。患者さんが「つらい」と思った時にすぐに予約できるよう、夜間診療のスタイルをとっています。また、別のクリニックでは内科も診る総合診療を行う医師として日中勤務しているので、その経験を生かし、体の不調も診ています。心と体はつながっていますから、精神医療の現場では、体のお悩みを抱えている方も多いんですよ。

心理療法や生活指導も取り入れた多角的なアプローチ

治療はどのように行われるのでしょうか?

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まずは薬物療法が挙げられます。適応する疾患が幅広く、比較的即効性も期待でき、保険が効く治療法ですが、副作用が気になる方も多いのではないでしょうか。当院では定期的な検査や医師の診察などで、リスクを最小限に管理することを心がけて処方しています。また医学的な根拠に基づき、可能な限り減薬する可能性を念頭に置いた処方を心がけています。次に非薬物療法です。ストレス免疫力向上のための運動指導や、食事や五感の刺激で気持ちを安定させるような、生活の中で取り入れられるヒントを提供しています。もちろん医学的根拠に基づいた情報しか扱いません。症状によっては考え方の癖を変える心理療法も取り入れます。保険診療と自費診療の選択肢から、体や心に無理のない治療プランを組み立てています。2021年からはうつ病などの精神疾患や不眠症を対象とし、自宅でも可能な治療方法を取り入れる予定です。

考え方の癖とはどのようなものですか?

例えば、貯金額が100万円があったとします。皆さんはこれをどう捉えますか? 「100万円もあってうれしい」という方もいれば「100万円しかない」と不満に感じる方もいらっしゃるでしょう。しかし、現実はどうでしょう。貯金額が100万円ある、が、現実ではないでしょうか。ここで気づいてほしいのは、人間というものは事実に対して、「〜もあってうれしい」だの、「〜しかなくて不安だ」だの、勝手な意味づけをしてしまっているということです。この勝手な意味づけのことを、考え方の癖といいます。これは必ずしも、事実とイコールとはかぎりません。考え方の癖に気がつき、それを修正することを試みる治療を、認知行動療法と言いますが、当院ではそのような心理療法にも力を入れています。

精神疾患は外見上の悩みも関連しているそうですね。

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外見上の悩みはメンタルと密接に関わっているんですよ。美容整形外科を受診する方の7~8%が、とある精神疾患の診断基準を満たすという報告もあります。外見に強くとらわれてしまい、その苦痛が大きすぎて日常生活がままならなくなるのです。一方、美容外科手術を受けた後に気持ちが穏やかになって、治療が前進することもしばしばあります。診察の結果、美容外科手術が有用であると診断した場合には、他院と連携の上で進めていきます。また、当院は痩身の相談も受けています。痩身については、安全性に配慮した上で、アドバイスさせていただいておりますので、お気軽にご相談ください。

いくつもの「ライト」の要素を持つクリニック

診療の際に心がけていることはありますか?

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患者さんの希望を最優先しています。症状に対して治療方法は一つとは限りません。メリットやデメリットも伝えた上で、決めるのは患者さんご自身です。患者さんの空気に合わせることも意識しています。話が苦手な方には無理に会話を進めることはしませんし、引き出してほしい方には質問を重ねます。クリニックには癒やされに来てくださるのに、患者さんに疲れてほしくないんです。私も程良く肩の力を抜き、良い意味での「いい加減」、良い加減を心がけています。

院内のこだわりや感染対策についても教えてください。

院内全体の色はシンプルに、やわらかい光を採用しています。暖色系の光でリラックスできるのと、睡眠に影響を及ぼさないためです。当院のロゴマークも電球をイメージしているんですよ。温かみのある電球と、ライトのLをモチーフにしています。感染対策として、共有部分は定期的に清掃を行っています。また、患者さんには受付で消毒と検温をしてもらい、受診時のマスク着用をお願いしています。待合室にはプライバシー保護と感染対策として、仕切りつきの1人用ソファーを配置しました。セミセルフレジで料金の受け渡しによる感染を防止し、ウェブ問診と予約システムで、院内での滞在時間を少なくする試みも行っています。ウェブ問診は患者さんの情報を知るためにも役立っています。正しい診断をするためには患者さんの症状や生活習慣を知ることが大切なのですが、診察の場では話の苦手な患者さんもいらっしゃいますからね。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

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クリニック名の「ライト」には、症状が「軽い」の意味の「ライト」なうちに受診してほしい、日中に助けを求められない患者さまの足元を夜間診療で照らす「灯火」の「ライト」でありたいという意味を込めています。ネガティブなイメージを持たず、気軽にいらしてください。私も「良い加減」の「ライト」でお待ちしています。精神科の重苦しさを感じさせないクリニックをめざしています。話をして気持ちを軽くし、楽しい気分になってお帰りいただきたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

認知行動療法(40分)/6000円、EMDR(50分)/1万円、
※すべて税別

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