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黒木 毅 院長の独自取材記事

くろき矯正歯科

(さいたま市南区/武蔵浦和駅)

最終更新日:2021/01/13

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JR武蔵浦和駅東口から徒歩7分の地に、昨年10月にオープンした「くろき矯正歯科」。床や壁材に杉の木目を生かした、とても落ち着ける雰囲気の歯科医院だ。黒木毅院長と黒木麻里子副院長は仲睦まじい夫婦。マウスピース型装置を使用した矯正に関する技術をマスターするため、2人で京都の専門歯科医院に勤めた後に開院した。保育園児と小学生の2児を育てる親でもあり、小児矯正でもさまざまな相談に応えているようだ。開院後4ヵ月で早くも多くの患者を治療する同院。「矯正後の患者さんの笑顔を見るのが最大の喜び」と語る毅院長に、矯正歯科を専門とする歯科医院の特徴や、診療する上で大切にしていることなどを聞いた。
(取材日2020年12月15日)

マウスピース型装置を用いた矯正に注力しチームで対応

最初に開院までの経緯についてお聞きします。

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私は東北大学大学院歯学研究科の顎口腔矯正顎分野を修了し、附属病院に2年ほど勤めた後、マウスピース型装置を用いた矯正技術をマスターするために京都の矯正歯科専門医院で5年間働き、その後に開院しました。武蔵浦和は副院長である妻が生まれ育った地元で、園児・学生、会社勤務のファミリー層も多く住む街です。幅広い年齢層の患者さんを診ることができ、地域医療に貢献できると思ったので、開院の地として選びました。

京都で5年間勤務医をされた理由は何だったのでしょうか?

勤務した医院は、歯がデコボコの叢生(そうせい)などから、顎変形症など大学病院レベルの治療までを行う矯正歯科専門の歯科医院で、師匠はいわゆる矯正歯科のスペシャリストでした。ですから、そのクリニックで先進性や治療の緻密さを学ぼうと思ったことが理由ですね。さらに師匠は、マウスピース型装置で日本におけるパイオニア的な存在で、特にマウスピース型装置を用いた矯正に力を入れているクリニックでしたから、当院でもその経験を生かしています。計画の立案から定期的な動的矯正のモニタリング、動かし終わった後の長期にわたる保定観察などすべての過程において、個々の患者さんに合ったベストな矯正を衛生士も含めチーム全員で提供できるよう、技術を磨いてきました。

マウスピース型装置を用いた矯正のメリット・デメリットはどんなところにあるのでしょうか?

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メリットとしては、目立たないことや、自分で外せてお口の中も装置も清掃ができることなどがあります。中程度までの不正咬合であれば、従来のマルチブラケット装置による治療と同程度の成果を望むことが可能で、成人からこどもまで幅広い世代に適応できます。また、顎の位置を理想な位置に誘導してくれるので、顎が生体にとって機能的に理にかなった位置になっていくことが期待できます。ですから、動かし終わった後の後戻りが少なく、かみ合わせが安定しやすいのです。一方デメリットとしては、取り外しできる分、使わないと治らないことです。もちろん、ライフスタイルによっては固定式の装置のほうが良い場合もありますので、その方にベストな矯正法をよくご説明させていただき納得された上で選んでもらえればと考えています。

「9つのR」をコンセプトにわかりやすい説明を

患者さんに対して心がけていることはどんなことですか?

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「9つのR」を大切にしています。私の学生時代のあだ名「クロッキー」をもじり、9つの頭文字Rでコンセプトをまとめました。例えば「Refinement(洗練)」は、マウスピース型装置をはじめ日々進歩する矯正歯科の技術を貪欲に学び、診療に反映する姿勢を表現したものです。「Reliability(信頼)」や、不安の「Remove(取り除く)」を達成するため、カウンセリングにしっかり時間をとっています。当院では、わかりやすさを意識し、相談で来院された時点で、どうなりたいか希望を伺ってから、使用する装置や概算で期間と後の保定期間の観察料までを含めた費用総額をお伝えします。歯は「後戻り」をしますので、保定はとても大事です。治療後も何年か通う必要があることは、初めにしっかりお伝えしています。また、治療中に起こり得るさまざまな可能性も説明していますので、セカンドオピニオンも可能ですよ。

矯正治療で大切にしていることはなんですか?

9つのRの「Resolution(解決)」にもつながりますが、「診断力」を大切にしています。診断はまずゴールを決め、分析するところから始まります。診断が間違っていれば、どの装置を選択しようが、理想の歯並び・口元にはなりません。例えば、歯を抜いて治すのか抜かないで治すのかで、治療後の顔貌は大きく異なります。当院ではすべての患者さんにCTを撮影し、三次元的な歯の位置などエックス線写真だけではわかりにくいところまで確認しています。治療計画を立てる際に、一般的な歯科治療の経験もある副院長や口腔衛生分野に長けている歯科衛生士とチーム一丸となって考え、多角的な観点で分析した上で立案するようにしています。それも「“木を見て森を見ず”になるな、お口の中だけでなく患者さん全体を診ろ」という師匠からの教えの実践です。

矯正歯科専門の歯科医院で治療するメリットは何だとお考えでしょうか?

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一般歯科医院との違いは、例えば「矯正器具が外れて痛い」という緊急対応が必要な場合、即日に対応できることです。あとは顎変形症などの重症例ですと、やはり矯正専門の歯科医院でないと治療は難しいと思います。また、特にお子さんの場合は、成長が終わるまで何年にも渡るお付き合いになりますので、途中で担当歯科医師が変わる可能性がないのも一つのメリットだと思います。お子さんの矯正だと、1期矯正では顎の成長をコントロールして永久歯の並ぶ土台を作り、永久歯に生え変わった後の2期矯正では個々の歯を整えて並べていきます。歯並びがいいと歯磨きしやすくなるので、将来的に虫歯や歯周病で歯を失うリスクの低減につながることが期待できます。また、かみ合わせが良くなれば咀嚼しやすく、肥満予防や記憶力・運動能力の増大など、全身にも良い影響が現れると考えられています。気になったら早めに受診いただきたいですね。

矯正治療により「良い人生を送ってほしい」との思い

矯正歯科医師としてのやりがいは?

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矯正治療がご自身の歯を利用することで患者さんのQOL向上に貢献できることです。大学の臨床実習で矯正歯科を回った際、治療前は暗い表情だった患者さんが、治療後には明るく笑顔になり、メイクや服装まで変わっていたんです。それがまさに劇的でした。私たちのサポートにより、患者さんが未来に向かってポジティブな姿勢に変わることができるのが矯正歯科の魅力、やりがいだと感じ、自身の専門分野にすることに決めました。患者さんが人生をそれまで以上に笑顔で過ごせるようになれば、それが私たちの最大の喜びですし、今もその地点をめざし診療に臨んでいます。

これまでに印象に残っている患者さんについてお教えてください。

勤務医時代、70歳の女性が「あと20年は好きなものを食べて元気に過ごしたい」との理由で矯正を希望されました。そこでマウスピース型装置を使用した矯正を行ったところ、とても喜んでいただけたことが強く印象に残っていますね。もう一つ、大学病院時代にはバレエを習っているお子さんの矯正歯科治療も担当しました。治療後の発表会で「今までは歯を見せて笑えなかったけれど、初めて歯を見せて笑ったプログラム写真を載せることができました!」との感謝の便りをもらったこともあります。平均寿命が長くなり「人生100年時代」も夢ではない時代において、不正咬合を有する老若男女に対し、安定したかみ合わせを提供できれば、私たち矯正歯科医の存在価値がさらに高まるのではないかと考えております。

最後に、地域の皆さんへのメッセージをお願いします。

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「矯正歯科治療に対するハードルを少しでも下げたい」との思いで診療にあたっています。「子どもの歯並びが心配」「痛そうだし一歩が踏み出せない」という方々に、まずは相談に行ってみようと思っていただけたらうれしいです。長いお付き合いになりますので、院内は過ごしやすい落ち着いた雰囲気にしていますし、気軽に相談できるようインターネット予約のシステムも導入しました。治療中のお口の中のケアも歯科衛生士がしっかりとサポートする体制です。「何でもご相談ください」という姿勢で応じていますので、遠慮せずに相談してもらえればと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/98万円、ブラケット型矯正/88万円

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