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笠原 純恵 院長の独自取材記事

藤沢アイクリニック

(藤沢市/藤沢駅)

最終更新日:2021/10/12

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藤沢駅から歩いて3分の場所にある「藤沢アイクリニック」。笠原純恵(すみえ)院長は大学病院で緑内障・白内障・網膜疾患の専門知識を身につけ、大規模病院では幅広い診療に携わりキャリアを積んできた。診療時は「伝わる」ことを重視し、検査や治療の意味をしっかり伝えるスタイルだ。街のクリニックとして幅広い症状に対応する一方、緑内障治療にも注力。毎週土曜と第2第・4日曜には、北里大学で緑内障の専任講師を務める医師も診療に加わり、専門性の高い治療を提供している。病診連携にも力を入れ、入院を伴う手術は大学病院や大規模病院と連携して進めている。「気軽に通えるクリニックをめざしています」と語る笠原院長に、研修医時代のエピソード、また緑内障や白内障についても話を聞いた。

(取材日2020年12月19日)

患者の想いを受け止め、悩みに向き合える医師をめざす

先生はなぜ医師を志したのですか?

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両親が獣医師ということもあり、子どもの頃から医療が身近にあったからかもしれません。高校生になり、人の役に立てる「医師」という職業に改めて魅力を感じ、進学先を医学部に決めました。眼科を選んだのは、手先を動かすことが得意だったのと「視覚」が生活する上で欠かせない機能だから。健康を預かる職業ですから責任も感じますが、患者さんが「先生に相談できて良かった」と笑顔で帰っていく時はうれしいですね。お役に立てたのだと実感します。

これまでのご経歴についてお聞かせください。

北里大学を卒業後、同大学病院で緑内障・白内障・網膜疾患と、各分野で専門知識を身につけました。その後は都内や神奈川県内の大規模病院で、手術も含め幅広い診療に携わりました。大学病院で専門的に、大規模病院では幅広くキャリアを積み、2020年に藤沢の地に開業しました。今でも忘れられない病院で勤務していた頃のエピソードがあります。ある患者さんから「眼科で治療を受けられることが、喜びであり希望なんです」と言われたんです。その患者さんは末期のがんを患っていらっしゃいました。つらさや痛みもある中、希望をもって医師のもとを訪れていたのです。身が引き締まる思いでした。目の疾患は命に関わるものではありませんが、失明により生きる希望を失ってしまう方も少なくありません。「眼科の医師として、患者さんの目の悩みにしっかり向き合いたい」とこの時に強く感じ、その思いは今も診療に生かされています。

こちらのクリニックの診療内容を教えてください。

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ドライアイやアレルギー性結膜炎など、さまざまな目のお悩みに対応しています。レーザー機器も取りそろえており、後発白内障・緑内障・網膜疾患のレーザー治療も院内で対応可能です。白内障や緑内障の日帰り手術も行っています。地域に密着したクリニックをめざして開業しましたから、気軽にご相談いただきたいと思っています。日常の幅広いお悩みに対応する一方、緑内障については専門性の高い治療を提供しています。毎週土曜と第2第・4日曜には、北里大学で緑内障の専任講師を務める医師が診療に加わっています。

緑内障は早期発見・早期治療が大切

緑内障とはどのような病気なのでしょうか?

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緑内障とは、光を感じるための視神経が少しずつ委縮してしまう病気です。放っておくと失明につながりかねません。眼圧の高さが原因だと思われがちですが、日本人に多い「正常眼圧緑内障」は、眼圧が正常範囲内であっても発症する緑内障なんですよ。初期から中期くらいまではほぼ無症状なので、検査による早期発見が重要です。当院では一般的な自動視野計に加え手動視野計も設置し、従来の検査では発見が難しかったような症状にも対応しています。日本では40歳以上の方の約20人に1人が緑内障に罹患しているという統計結果もあり、中途失明の原因疾患の上位に入っています。一度欠けてしまった視野は治療しても元には戻りません。特に近視の強い方や血縁に緑内障の方がいる場合には、40歳を超えたら精密検査を受けることをお勧めします。

治療はどのように行われるのでしょうか?

緑内障の治療は目薬が基本です。手軽に取り入れやすいのですが副作用も多く、効果と副作用のバランスをみながら治療を進めます。また高齢の患者さんにとっては、毎日数回複数の点眼が難しくなることもあるんです。目薬での治療が合わない場合は、レーザー治療や手術を考えます。ですがこちらもすべての症例には対応できず、術式によってはリスクも生じます。そしていずれの方法でも、緑内障を治すことは難しく、現代の医学では「症状を遅らせること」が緑内障治療の目標となっています。症状がないか軽いうちならば、必要最低限の目薬で進行を抑えられる可能性が高くなると考えられます。そのためにも早期発見・早期治療がとても大切な病気なんです。当院では目薬やレーザー治療、また入院を伴わない手術に対応しています。

白内障についても教えていただけますか?

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白内障とは、目の中の水晶体が濁ってしまう病気です。水晶体は目の中のピント調節の役割をしていているのですが、これが濁ると光がうまく通過できなくなるんです。80歳を超えるとほぼすべての方が白内障を発症しているともいわれています。白内障の治療方法は主に手術ですが、急ぐ必要はありません。日常生活に支障が出てきたと感じたら、眼科医にご相談ください。施術の際は点眼麻酔を行い、手術自体は短時間で終わります。入浴など手術後に多少の制限はありますが、体への負担はほとんどありません。当院でも白内障の日帰り手術に対応しています。

開業医のメリットを生かし地域医療に貢献していきたい

診療の際に心がけていることはありますか?

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わかりやすい説明を心がけています。検査結果の説明でもできるだけ専門用語を使わず、画像も活用して「伝わる」ことを重視しています。ご自身の目の状態を知ってもらい、納得して治療に入っていただきたいからです。特に緑内障に関しては、目薬を始める時にはまだ自覚症状がない方も多いんです。毎日目薬を続けるモチベーションを保つのが難しい病気でもありますが、進行を緩やかにするために点眼治療はとても重要です。検査や治療の意味をしっかり伝えるのが、私の役目だと思っています。

院内レイアウトや感染対策についても教えてください。

院内全体のレイアウトは清潔感を心がけ、相談しやすい温かい雰囲気を意識しました。バリアフリー設計で、車いすやベビーカーでもご来院いただけます。クリーンな環境づくりにも力を入れ、性能の高さにこだわった医療用空気清浄装置を設置しました。検査機器はもちろん、皆さんが触れる共有部分も定期的にアルコール消毒をしています。待合室での密集を避けるためにウェブ予約システムも導入しています。ご予約しての来院がスムーズなのですが、ご予約なしでも受診できます。「ボールが目に当たった」など急なケガでお困りの際は、すぐご来院ください。

病診連携にも力を入れていると伺いました。

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そうですね。例えば、入院を伴う手術や専用の医療機器を必要とする検査では、大学病院や大規模病院と連携をしながら治療を進めています。地域医療において、開業医は医療の入り口です。利便性とフットワークの軽さを生かして、困ったらまず相談してもらえる場所でありたいと思っています。その上で必要があれば連携先の病院へ紹介して、個々の患者さんに適した医療提供をする。開業医であることの良さを生かしながら、これからも地域医療に貢献していきたいです。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

幅広い診療内容と専門的な緑内障治療が、当院の特徴です。地域の皆さんが気軽に受診できる、相談しやすいクリニックをめざしています。ものもらいや眼精疲労など日常的なお悩み、網膜疾患のレーザー治療、またコンタクトレンズは遠近両用のものも取り扱っています。緑内障は早期発見に力を入れ、緑内障を専門とする医師が治療プランを立てていきます。目のトラブルは日常生活に直結します。不安や悩みがあれば何でもご相談ください。

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