加藤 健一 理事長の独自取材記事
阪急西宮ガーデンズ皮フ科スキンクリニック
(西宮市/西宮北口駅)
最終更新日:2023/04/03

阪急神戸本線の西宮北口駅の東改札口と連絡ゲートで結ばれた阪急西宮ガーデンズ。その別館2階の医療モールに「阪急西宮ガーデンズ皮フ科スキンクリニック」がある。ショッピングモール併設の大規模駐車場も利用できるので、車でもアクセスしやすい。白を基調にしたクリニック内は明るく清潔な雰囲気で、2つのパウダールームを備えるなど患者目線の配慮も。一般皮膚科に加えて美容皮膚科も診療し、皮膚疾患の治療はもちろん、脱毛、しみのケアといった肌の悩みやトラブルにも対応。自由診療も取り入れ、患者に適した治療や施術を提案している。院長は女性なので、施術後のケア相談もしやすいだろう。クリニックの診療ポリシーや特徴のある診療内容などについて、理事長の加藤健一先生に話を聞いた。
(取材日2020年9月15日)
一般皮膚科にも美容皮膚科にも力を入れる
こちらで開業したきっかけを教えてください。

ご縁あってこの場所に開業してくれないか、とお声かけいただいたのがきっかけです。私も子どもの頃から西宮に訪れることも多く、西宮ガーデンズにはなじみがありました。そのため、ゆかりある地域のために頑張らせてもらおうと考え、開業を決めました。
女性の医師が院長なのですね。
院長の中村先生は、私の医療に対する考えをよく理解してくださっており、安心しています。女性医師ということもあり、女性ならではの気遣いは患者さんにとっても安心感につながると考えています。女性の方は特に気軽に訪れていただきたいですね。
どんなクリニックにしたいと考えておられますか。

西宮北口の周辺は、若い子育て世代が多いエリアなので、美容に対する意識が高い方も多く住んでいらっしゃいます。このため、診療科目には皮膚科と美容皮膚科を併記して、どちらにも力を入れていこうと考えています。私自身、大学院時代から一般皮膚科だけでなく美容皮膚科の診療を経験してきました。そうした経験から、一般皮膚科で行う治療と美容皮膚科で行う治療や施術を、切り離して考えるのは不自然だと考えています。皮膚のトラブルを治療する際には、「きれいに治す」という美容的な観点も大事にしたいし、一般皮膚科と美容皮膚科それぞれの良いところを、それを必要とする患者さんの治療に取り入れていきたいと思います。このクリニックは、そうした自分の皮膚科の医師としての姿勢を形にした理想的なクリニックにしたいと考えています。
一人ひとりの患者に適した治療やケアを提供する
一般皮膚科の診療ポリシーを聞かせてください。

一般皮膚科、美容皮膚科の両方に共通するモットーは、一人ひとりの患者さんに適した治療やケアを提供するということです。そのためには、患者さんがどんなことでも相談しやすいクリニックにすることが大切です。医師は幅広く確かな知識と技術を生かして、患者さんの症状や悩みを的確に診断し、適した治療法をわかりやすい説明とともに提案する必要があります。副作用などについても正確に患者さんに伝えなければなりません。その点、中村院長は、日常的な皮膚疾患だけでなく、専門性の高い診療経験も豊富なので、そうした経験や知識を生かして診療にあたってくれています。
美容皮膚科の診療姿勢について教えてください。
皮膚科のクリニックがついでに美容皮膚科もやっているというスタンスではなくて、美容皮膚科を専門的に行っている施設に匹敵する設備や機器をそろえ、しっかりとしたノウハウを生かして診療しています。 例えば、美容皮膚科が扱う診療の中でも患者さんの要望が多く、当院でもニーズが高い脱毛の施術は、脱毛専門クリニックでも受けることができます。しかし、皮膚科の医師が常駐している当院なら、医師が患者さんごとに異なるお肌の状態などを診断して、その患者さんに適した施術の方法などを医学的なエビデンスに基づいて提案できます。医学的な裏づけがある施術なので、患者さんに安心して受けていただけることが大きなメリットだと考えています。万が一何かトラブルなどが起きて、治療が必要になった場合でも、皮膚科のクリニックだからこそしっかりと対応することが可能です。
美容皮膚科で他に多いご相談はありますか。

肌のたるみや、しみ、ほくろなどに対するお悩みのご相談は多いですね。たるみに対しては、現在ではレーザーを使った施術が可能になっています。筋肉の内部の層を狙ってレーザーを照射して、熱による変性が回復していく働きを活用し、たるみの解消につなげていくのです。
自費診療というと抵抗のある人も多いと思います。
一般皮膚科、美容皮膚科ともに、健康保険が適用できる内容については、できるだけ保険診療で診るというのが基本的なスタンスです。とはいえ、疾患の治療以外を目的とすることも多い美容皮膚科では、自費診療のウエイトも高くなります。当院の場合、患者さんに自費診療のメリットを実感していただきたいと考えて、自費診療についてはできる限り価格を抑えて提供していますので、「高いから無理」などと考えずに、お気軽にお問い合わせいただければと思います。また、保険診療でも自由診療でも対応可能なケースの場合は、両方を比較検討していただくための情報をしっかりと提供します。「自費診療はできない、やらない」のではなく、保険診療にも自費診療にもきちんと対応することで、患者さんの選択肢の幅が広がり、一人ひとりの患者さんに適した治療法、施術を提供することにもつながると考えています。
さまざまな日帰り手術にも対応
手術にも幅広く対応しておられますね。

保険診療では、粉瘤(ふんりゅう)やイボの日帰り手術も積極的に受け入れています。粉瘤に対しては「くり抜き法」という皮膚への負担が少ない手術法を採用していますので、傷が小さく、縫合の必要もありません。縫合すると傷口が直線的になってしまい、目立つこともあるのですが、くり抜き法は傷痕が目立ちにくいのもメリットですね。イボについては、レーザーを用いた治療にも対応しています。一方、美容皮膚科では、ほくろの除去などにも対応していますので、どうぞお気軽にご相談ください。
加藤先生から見た中村院長はどんな先生ですか。
知識、経験ともに豊富でとてもしっかりした先生です。一見クールな印象を与えることもありますが、話してみると気さくなタイプだということがわかります。皮膚科の先生の中には、手術はあまりやらないという方も多いのですが、中村院長の場合、手術の経験もとても多く、メスを持つことに抵抗がありません。手術など外科的な治療や処置にも積極的に取り組んでくださるので、当院の方向性にぴったり合った先生だと思っています。私は男性なので、中村先生の女性としての視点や考え方、センスを生かしてクリニックを発展させていってもらいたいと考えています。
読者にメッセージ をお願いします。

疾患の治療を行う一般皮膚科のみ、あるいは美容的な施術を行う美容皮膚科だけという施設はこれまでもありました。当院は、一般皮膚科と美容皮膚科の両方のニーズに対して、高いレベルでお応えしていくクリニックをめざしています。充実した設備も整えて、基幹病院にも引けを取らないレベルの高い治療、施術の提供を心がけています。クリニックは駅と直結した大型ショッピングモール内にあり、大規模な駐車場を備えるなど、あらゆる年齢層の方にご利用いただきやすい環境です。施設全体がバリアフリーになっているので、ご高齢の方や車いすの方も安心してお越しいただけます。皮膚の疾患、お肌のトラブルで悩んでおられるなら、どうぞショッピングのついででも気軽に立ち寄っていただき、どんなことでも遠慮なくご相談ください。知識、経験ともに豊富な医師が、親身になって対応し、適した治療、施術を提案いたします。
自由診療費用の目安
自由診療とは耳垂裂手術/5万円~、脱毛/3000円~、イボのレーザー治療/2000円~、肌のたるみケア/1万円~