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佐々木 由梨 院長の独自取材記事

ゆりレディースクリニック

(さいたま市浦和区/与野駅)

最終更新日:2020/10/15

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2020年7月1日に開院したばかりの「ゆりレディースクリニック」は、保育園やさまざまな診療科のクリニックが集まる、メディカルモール新都心の中にある産婦人科クリニック。真新しい院内は清潔感があり、女性院長ならではのこまやかな工夫あふれる優しい雰囲気だ。幅広い産婦人科領域の中でも、子宮頸がん検診や周産期の分野を中心に豊富な経験を持つ佐々木由梨院長は、優しい笑顔と穏やかな語り口で患者の不安な心に寄り添う人物。「丁寧な説明で患者さんの“安心”を実現するクリニック」を理念として掲げる佐々木院長にさまざまな話を聞いた。
(取材日2020年10月7日)

気軽に受けてほしい子宮頸がん検診

すっきりとした気持ちの良い雰囲気のクリニックですね。

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当院は2020年7月に開院しました。クリニックに受診される患者さんは少なからず不安な気持ちをお持ちだと思いますので、お帰りになるまでに少しでも気持ちを楽にしていただけるように、私もスタッフも心がけています。私の知識や技術はもちろんですが、スタッフには受付の接遇業務、医療事務と電話応対、医療秘書、助産師と分野ごとに配置してそれぞれの業務に集中して取り組んでもらうことで、質にこだわった医療の提供をめざしています。また予約システムだけでなく、順番待ちシステムや自動精算機を導入するなど、待ち時間や感染予防にも配慮しています。

待ち時間、感染予防に対しての取り組みを教えてください。

向き合った診療を心がけているが故に、待ち時間が増えてしまうことはやはり心苦しく思っています。そのため、なるべくスムーズに診療ができるように、順番待ちシステムを導入し、あとどのくらいで呼ばれるかの目安がわかるようにしています。また、順番待ちシステムは院内掲示だけでなく患者さんご自身のスマホでも確認できるので、待ち時間を院外で過ごすことができます。近くの公園や車でお待ちになる方もいらっしゃいますし、皆さん自由にお過ごしいただいていますね。感染対策については、お会計に自動精算機を使っているため窓口での現金受け渡しがないことなど、安心いただけるように工夫をしています。オンライン診療も導入しており、検診の結果等はご自宅にいながらのご報告もできます。

子宮がん検診に特に注力されていらっしゃいますね。

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私が開院する時に最も意識したのが、地域の皆さまのためにどんな貢献ができるか、ということでした。産婦人科は月経にまつわるトラブルから妊娠・出産の管理、がん治療、不妊治療などとても幅広い領域を扱います。私は勤務医時代には、自治医科大学附属さいたま医療センターで主に腫瘍の領域を、岩手医科大学では主に周産期医療に取り組んできました。特に自治医科大学で子宮頸がん検診に主軸を置いた研究で医学博士の学位を取得したこともあり、子宮がん検診を通じて地域の皆さまの健康維持のお役に立ちたいとの思いを強く持っているのです。

検診を受診してもらうために工夫されていることは?

子宮頸がんは、20代後半から増加してくる疾患です。ですので高齢の方だけでなく、若い方にこそ子宮頸がん検診を受けていただきたいのです。ですが働き盛りの年齢層の方々は公私ともに忙しく、なかなか検診にいらっしゃらないのが私たち産婦人科医師の大きな悩みです。より多くの方に子宮がん検診を受けていただくには受診のハードルを下げる必要がありますよね。受診しやすいクリニックの雰囲気づくりも工夫していますが、時間があいた時にさっと受診できることが重要だと思っています。当院では患者さんとしっかり向き合って診療するため予約制としていますが、子宮がん検診については予約なしでも受けつけています。土曜日も午後まで診療していますのでお気軽に足を運んでいただきたいです。さらに検診結果をオンライン診療でお伝えすることも可能ですのでぜひご利用ください。

患者の不安な気持ちを少しでも軽く

診療において心がけていらっしゃることはありますか?

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患者さんはみな何かしらの不安を抱えて受診されます。その思いに寄り添い不安を少しでも軽くして差し上げたい、との思いが一番ですね。医療は私たち医療を提供する側と患者さんとの信頼関係がなければ成立しませんから。スタッフともその思いは共有しています。医療というものの性質上、時には患者さんに厳しいことを申し上げなくてはならないこともあります。そんな時、私以外のスタッフのフォローも重要になってきます。また話し方も難しいもので、私たちの考えや思いが同じでも言葉の選び方一つで患者さんの受け取り方が違ってしまうこともあります。医療上の齟齬が生じないように、患者さんをさらに不安にさせないように、解釈の難しいことや医療上重要なことは必ず私からご説明するようにしています。

医師の道に進まれた経緯を教えてください。

自分の将来を考えた時、最初にめざしたのは実は獣医師でした。動物がとっても好きだったからですが、どうもその道には縁がなく、父の勧めもあり医学部へ進学しました。産婦人科へ進んだのは、研修医時代に産婦人科の恩師が熱心に指導してくださったのが大きいです。周囲の方々に恵まれて今の私があるのですが、自然と導かれてここまで来たという感じです。産婦人科医師としての適性があるかどうかは自分自身ではよくわかりませんが、今まで出会った先輩・同僚や、自分を成長させてくれた患者さんたちのことを思うとこの道に進んでよかったと思っています。

印象的な患者さんはいらっしゃいますか?

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私が関わらせていただいたすべての患者さんに少なからず思い入れはあります。卒後は自治医科大学附属さいたま医療センターで、また開業前の7年間は岩手医科大学で勤務していました。かなり距離のある両県ですが、岩手医科大学で治療をしていた患者さんが転居を機に当院を受診してくださったり、10年近く前に自治医科大学で担当させていただいた方が当院を見つけて来院してくださった時はとてもうれしかったです。大学病院の勤務医という立場から、開業医となったことで、患者さんにとってより身近な存在になれることを期待しています。

検診だけでなく精密検査や術後フォローまで

婦人科疾患は幅広く、治療法も多岐にわたる難しい分野なのではないでしょうか。

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例えば、子宮や卵巣の摘出で症状の解消につながると考えられる場合でも、これから妊娠出産を希望されているなら子宮と卵巣を温存する治療法が必要です。また、今すぐ妊娠を希望されているのか、少し先の将来に妊娠を希望されているのかによっても治療法は違ってきます。今どのような症状に困っていて、今後どのような人生を考えていらっしゃるのか。患者さんご本人はもちろん、ご家族のお考えも踏まえ、できる限り複数の選択肢をご提案し、それぞれのメリットやデメリットを丁寧にご説明した上で、患者さんご自身に主体的に選んでいただければと思っています。そうすればつらい状況の中でも、前を向いて治療に取り組んでいただけるのではないかと思うんです。患者さんご自身が積極的に取り組んでくださることこそが、一番大切ですからね。

がん検診後のフォローもしてくださるのですね。

婦人科疾患は患者さんのご不安が強い分野です。そんな不安な時に主治医が何度も変わると、それだけで心細くなりますよね。進行したがんの場合は早い段階で高次の医療機関にご紹介しますが、前がん病変に関しては当院で責任もって精密検査を行い、その後のフォローもできる限り私が担当できるよう体制を整えています。まずは検診が第一歩。子宮頸がんは、ワクチンの接種と検診が切り離せないものですから、ぜひ気軽にご相談ください。

今後の展望をお聞かせください。

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限られた診察時間でも患者さんに安心感を与えることができるような存在になりたいと思っています。またせっかくご縁があってこの地に開院させていただきましたので、地域の女性のために尽力したいと考えています。女性が生き生きと活躍するためには、治療と予防が大切です。今困っている症状に対して治療をすることはもちろんですが、症状がなくても受ける検診がとても大切。結果異常があればもちろん早期に対処できますし、異常がない場合は安心が得られます。特に子宮頸がんについてはがん化する前に発見できる珍しいがんであるため、検診を受診するメリットが高いのです。残念ながら日本は世界的にみても子宮がん検診の受診率が低い国です。当院があることで、今まで子宮がん検診を受けていなかった方が一人でも多く、検診にいらしてくださることを切に願っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

初診料/3000円、再診料/800円、 子宮頸がん検診(細胞診)/3600円、 子宮頸がん検診(HPV検査)/4000円、子宮体がん検診(細胞診)/4800円、経腟超音波検査/1600円、子宮頸がんワクチン/1回:1万7000円、3回セット:5万円(すべて税別)

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