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山田 潤 院長の独自取材記事

ルーク山田眼科

(枚方市/長尾駅)

最終更新日:2021/12/16

山田潤院長 ルーク山田眼科 main

学研都市線の長尾駅から徒歩4分の「ルーク山田眼科」は、2020年4月に開院。広々とした院内は天井が高く高級感があり、まるでホテルのような心地良さだ。院長の山田潤先生は、京都府立医科大学や教授を務めた明治国際医療大学などで、角膜移植拒絶反応や免疫学的見地からの眼疾患の予防と治療法の創出に関する研究に従事しながら、数多くの臨床や教育に携わってきたドクター。同院では大学病院で導入されているような設備をそろえ、一般的な眼科診療のほか、角膜、白内障、緑内障、眼瞼下垂の手術にも対応。免疫やアレルギー、加齢に伴う目の症状に関する相談にも応えている。現在も大学で客員教授を務め、多数の論文を海外で発表してきた経験を持つ山田院長に、同院の特徴や診療方針について話を聞いた。

(取材日2020年9月24日)

いつも笑顔でいられるように、患者第一の医療を提供

これまでのご経歴を教えていただけますか?

山田潤院長 ルーク山田眼科1

京都府立医科大学医学部を卒業して、同大学医学部眼科医局に入局。研修を終えたのちは、研修医時代からの研究テーマである角膜移植の拒絶反応に関する研究を追究したくなり、大学院へ。途中3年間はアメリカ・ボストンのハーバード大学の研究所の研究員として留学し、研究発表を行うと同時にさまざまな分野の先端の先生方と交流を持ちました。帰国後も京都府立医科大学で研究を続けながら、教授として着任した明治国際医療大学では、角膜移植の拒絶反応から派生して花粉症、加齢黄斑変性、ぶどう膜炎などの免疫炎症の研究や臨床に従事。医師・鍼灸師・コメディカルや大学院生・学生の育成にも携わりました。また、厚生労働省管轄のナショナルセンターである国立長寿医療研究センターの感覚器再生科の医長を2年務め、加齢に伴う眼疾患をはじめとする体の不調を予防・抑制する研究や臨床を行い、日本抗加齢医学会の評議員を務めています。

開院に至る経緯や診療方針について教えてください。

数多くの臨床や研究を行ってきましたが、これまでの経験を生かして地域の患者さんに寄り添いながら、大学病院で提供されているのと同等の医療を少しでも多くの患者さんに提供していきたいと考えるようになりました。私は京都出身なのですが、妻が枚方市長尾の出身だったこともあり、このエリアになじみがあったんです。ちょうど中村病院を中心として、長尾に医療施設や商業施設などが数年後にできることもあり、2020年4月に開院しました。クリニック名の「ルーク」とは、医師であった聖ルカの英語名で、「病に苦しまれている方に献身的な医療を行う」という信念を示しました。私の洗礼名もルカであることも理由の一つです。患者さん第一をモットーに、診療後に帰られる時には笑顔になっていただけるような診療を心がけています。

患者さんが笑顔になれるように心がけていらっしゃることは何ですか?

山田潤院長 ルーク山田眼科2

病気の時は肉体的にも苦しいですし、いろいろ思い悩むこともあると思いますが、心が暗くなると病気がさらに悪くなってしまいます。ですから、診療では患者さんの不安を払拭し、前向きな気持ちになっていただけるように、正確な情報提供を心がけています。例えば、緑内障になったら失明すると誤解されている方が多いのですが、それは緑内障の症状を自分で気づく時は末期の状態であるからであって、定期的な検査で早期発見できれば、過剰に恐れる疾患ではないと考えています。患者さんにはできる限りわかりやすい言葉で説明を尽くし、時には雑談を交えながらお話しし、「一緒に頑張っていきましょう」と伝えています。

近視から白内障手術や難病まで幅広い診療に対応

クリニックの特徴を教えてください。

山田潤院長 ルーク山田眼科3

当院ではドライアイやアレルギー結膜炎、ものもらい、白内障、緑内障、小児眼科、ぶどう膜炎、眼精疲労、色覚異常などの眼科全般の診断・治療・検査のほか、コンタクトレンズや眼鏡の処方も行っています。大学病院と同等の先進的な医療機器や治療を積極的に取り入れ、斜視・弱視、ロービジョンの検査・治療、ロービジョンの情報提供、近視矯正のオルソケラトロジー、角膜・白内障・緑内障・眼瞼下垂などの手術も行っています。このほか、アレルギーや加齢に伴って現れる症状・疾患の相談にも乗っていますので、お気軽にお問い合わせください。患者さんをできる限りお待たせしたくないので、予約での診療時間は余裕を持たせており、月・火・水曜の午前中は眼科医師である妻と二診制で対応することで、スムーズに受診できるよう体制を整えています。

こちらのエリアにはどのような患者さんや主訴が多いですか?

枚方市長尾は郊外ということもあって、お子さんと高齢の方が多い印象です。お子さんの症状で多いのは近視やものもらいですね。ものもらいは、切開したほうが良いと判断した場合は外来で処置しています。一方、高齢の方は白内障など加齢に伴う疾患が多く、白内障や緑内障は日帰りで手術を行っていますし、中村病院での入院対応もしています。成人の患者さんはコンタクトレンズの処方やドライアイの相談が増えています。また、シェーグレン症候群やベーチェット病、難治性視神経症などの特殊な疾患の方やアレルギー疾患のご相談もあります。重症の疾患の場合は、近隣だけでなく全国の専門施設と連携していますので、病状に合った適切な病院をご紹介しています。

免疫やアレルギーに関する相談も受けているんですね。

山田潤院長 ルーク山田眼科4

抗アレルギー剤は対症療法なので根本的な解決とはなりません。本来はアレルギー体質そのものを変えていくことでアレルギー治療をしたいものです。耳鼻咽喉科で行われているアレルゲン免疫療法としての減感作療法などがそれにあたります。免疫を高めることで目の病気の予防や治療法を創成する研究にも取り組んでいるので、ご希望があればがん免疫やアレルギーの治療に関するアドバイスもしています。ぜひお気軽にご相談ください。また、アレルギー以外にも加齢による目の症状などの相談も受けつけています。患者さんの症状や悩みは人それぞれですので、オーダーメイドで医療を提供したいと考えています。

ホテルのような空間で大学病院と同等の医療の提供を

天井が高くて開放感があり、高級感のある院内ですが、こだわられたところは?

山田潤院長 ルーク山田眼科5

患者さんには明るい気持ちで過ごしていただきたいとの思いから、視覚的に「医療機関」をイメージさせない居心地の良い空間にしました。待合室は26席あり、大きな窓からやわらかい光が入ります。検査スペースもゆったりとした造りで、患者さんもリラックスして居心地良く過ごしていただけるのではと思っています。眼科の検査室は暗くしないといけませんので、窓の位置は高くしてブラインドを下ろしたり、暗室は別に確保するなど、随所に工夫を施しています。また、眼底カメラによる眼底検査や蛍光眼底造影検査機器、OCT(光干渉断層計)、OCTA(光干渉断層計血管造影)、YAGレーザー、アルゴンレーザーなど、大学病院と同等の診療設備で、専門性の高い治療を提供していく環境を整えています。

先生が医師を志した動機や眼科を選ばれた理由を教えてください。

子どもの頃から数学や物理が好きだったんです。だから高校では理系に進んだのですが、学年の3分の1が医学部に進学していたので、私も自然に医学部をめざしていました。親族に内科の医師がいて、伯母から「お医者さんになったら?」と何げなく言われた言葉が頭にあったのかもしれませんね。医学部に進学した当初は内科を志望していましたが、意欲的に研究を行う姿勢に感銘を受けた眼科の教授から誘っていただいたことが眼科を選択した理由でした。大学院でも米国でも担当の教授がとても明るい方で、楽しく研究ができる環境に恵まれましたね。その時に楽しむことで2倍、3倍の力が発揮できたので、笑顔でいることの大切さを実感したんです。それが当院のモットーである「患者さんがいつも笑顔でいられるように」につながっています。

読者へのメッセージをお願いします。

山田潤院長 ルーク山田眼科6

「失明したら生きていても仕方がない」とおっしゃる方がいますが、眼科の疾患の多くは死につながる病気ではありません。必ず前を向いていけます。今は情報があふれていて病気を心配することもあるかもしれませんが、多くは定期検査と予防ケアを行うことで発症を防いだり、早期に発見したりすることが可能ですので、わからないことはなんでもご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

オルソケラトロジー/
初年度:13万2000円(片眼の場合は11万円)レンズ代含む
2年目以降:3万円(両眼・片眼同額)

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