ヒアリングと精密な診査診断が肝
理想の歯並びをめざす矯正治療
みくりや歯科・矯正歯科
(大阪市天王寺区/桃谷駅)
最終更新日:2025/01/16


- 自由診療
「美と健康を追求する矯正は、人生を変える可能性のある治療なんです」と白い歯を輝かせて話すのは、「みくりや歯科」の御厨祐司院長。院長いわく、歯並びは顔の印象を決めるポイントであり、Eラインと呼ばれる横顔の美しさにも関連するため、「きれいになりたい」と矯正治療を検討する人も多いそうだ。実は院長もその一人で、自身の矯正経験からその得た魅力を多くの人に伝えるべく精力的に治療に取り組んでいる。「きれいになりたい」と一口に言っても、理想は一人ひとり異なることから、同院では問診と検査を重視。「何に悩んでいるのか」「どんな口元になりたいのか」など患者のニーズを踏まえ、その人にとってベストの歯並びと、その実現に向けた治療法の提案に努めているという。今回は、同院での矯正の流れや院長のこだわりについて話を聞いた。
(取材日2023年9月27日)
目次
歯並びは顔の印象を決める大事なポイントだからこそ、「なりたい口元」にこだわり理想を追求
- Q歯並びに関してどんな相談で来る方が多いのですか?
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A
▲「気になる症状があれば気軽に相談を」と語る院長
当院の患者さんの約4分の1が矯正治療を受けていますが、相談内容は口ゴボや出っ歯、ガタガタの歯並び、笑った時に歯茎が見えるいわゆる「ガミースマイル」など、さまざまですね。「口ゴボ」とは横から見た時に口元が盛り上がり、鼻と顎を結んでできるEラインが崩れた状態のこと。見た目はもちろんですが、前歯でしっかり噛むことができないので奥歯に負担がかかり、虫歯や歯周病のリスクが高くなる恐れもあるんですよ。きちんと噛めるようにして歯を長持ちさせるためにも、治療が必要な場合が多いので気になったらご相談いただきたいですね。また最近は、他院での治療を受けた方がセカンドオピニオンでお越しになることもあります。
- Q患者さんに「理想の歯並び」をヒアリングすると伺いました。
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A
▲イメージを共有し、一人ひとりに寄り添った治療計画を立てる
矯正治療は、噛み合わせや歯並びを整えて健康なお口づくりにつなげるだけでなく、患者さんの考える美しさを実現するためのツールでもあると思うんです。だからこそ、憧れの芸能人など、「こんな口元になりたい」という具体的なイメージを共有してもらうことが欠かせません。当然、理想の歯並びは一人ひとり違うので、その方の考える「美しさ」を聞いた上で治療計画に生かすことが、僕のこだわりです。また、これは自分の矯正経験からですが、満足のいく口元になれば、自然と自分の歯をもっと大切にしようと思えるはず。そのためにも患者さんの要望に応えられるよう、日頃から勉強会に参加して知識・技術のアップデートを心がけています。
- Q理想を実現するためにどうやって治療計画を立てるのでしょうか?
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A
▲精密な検査をもとに、しっかりとシミュレーションを行う
理想の歯並びを考える上で重要なのが骨格。歯は上下の顎の骨の上に並んでいるので、矯正で動かせる範囲も限られます。その中で患者さんの希望をかなえるにはどうしたらいいかを考えていくんです。だからこそ、しっかりとシミュレーションすることが大事。ここが甘いと、思うように歯が動かなかったり逆に動かしすぎてしまったりすることも。当院ではお口の検査と併せて骨格の分析も行い、そこから導き出されるその方に合った歯並びや噛み合わせを考えます。それをベースに、患者さんの理想を踏まえてどういうふうに骨の上に歯を並べるかを検討していくという流れですね。ですから、患者さんのめざすゴールによって治療の過程や方法も異なります。
- Q患者さんの考える「理想」をもとに矯正方法を決めるのですね。
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A
▲患者の症状やライフスタイルに合わせた治療を提案
手段ありきではなく、理想に近づけるために歯をどう動かすかを考えて選ぶべきだと思います。最近はマウスピース型装置を用いた矯正を受ける人が増えていますが、誰にでも向いているわけではないんですよ。前歯だけがガタガタしている場合は適していますが、全体的に歯並びが悪く歯の移動量が多い場合はワイヤー式矯正のほうがいいですね。また矯正は期間が長いので、痛みに弱い方は比較的痛みが少ないとされるマウスピース型装置を用いた矯正、装置の取り外しが面倒な人はワイヤー式矯正など、その方の特性や生活スタイルも踏まえて提案しています。歯科医院を選ぶ際は、こうした矯正の選択肢が用意されているかも参考にしてほしいですね。
- Q具体的な矯正治療の流れについて教えてください。
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A
▲患者の笑顔と理想の口元の実現のため尽力する同院
虫歯や歯周病などがあれば先に治療をしてから、検査を行います。当院ではエックス線写真やCT画像、顔とお口の中の写真を22枚程度撮影するほか、歯の型採りもします。しっかり診断するためには、最低限これくらいは必要なんです。これらをもとに診査診断し、患者さんの理想も踏まえてその方に合った治療法を検討し、治療計画を立てていきます。この内容は患者さんにも時間をかけてお伝えし、納得いただいてから治療を開始。矯正中は多少の痛みも伴いますから、診察のたびに理想に近づいているかを確認しながらやる気を引き出し、最後は「やってよかった!」と笑顔になっていただけるような関わりを大事にしています。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた矯正/45万円~、ワイヤー矯正/100万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。