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矢内原 純子 院長の独自取材記事

純子ウィメンズクリニック自由が丘

(目黒区/自由が丘駅)

最終更新日:2020/07/20

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婦人科診療に食事療法や運動療法も取り入れ、すべての女性が心身ともに健康でいられる社会をめざしたいと「純子ウィメンズクリニック自由が丘」を開設した矢内原純子院長。大学病院で分娩や婦人科の手術などの経験を積んだ後、妊娠・出産、さらにダイエットやフィットネスを経験。また漢方の可能性にも着目し、専門的に東洋医学も学んできた。そうした経験のすべてを生かすために、婦人科診療とフィットネスをつなぐ夢が芽生え、同じ建物内にフィットネス施設も設けた婦人科クリニックを開設したという。「女性は誰でも、いくつからでも輝けると思っています」。爽やかな笑顔と、楽しい語り口も魅力的な矢内原院長に、女性の健康への思いや、クリニックの特徴、女性と運動の関わりを聞いた。
(取材日2020年6月25日)

自らの経験も生かして“医療と運動”をつなぐ夢を実現

開業までの経緯を教えてください。

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両親が医師で多忙であったため、家族旅行にも行けず、私自身は医師にはならないと思っていました。ですが、高校2年の時に女性の産婦人科医師のドキュメンタリー番組に出ていた先生がとても輝いていて、産婦人科の道を志すようになりました。医学部卒業後は、昭和大学産婦人科に入局し、30代後半までは当直三昧の生活でしたね。その後、結婚して3人の子どもを出産し、10年間子育てに専念してから、医師として何をめざそうかと思った時のことです。行き場のない自分に気づきました。それで、まずは医師として輝いていた時の姿に戻りたいとダイエットを始めたのです。その中で筋肉の重要性に気づき、フィットネスに夢中になったことで、気持ちも体も前向きになりました。そこから、医療とフィットネスをつなぐ夢が生まれ、一つの建物の中で両方を提供できる施設を作りたいと考えるようになったのです。

その夢を実現したのが、こちらのクリニックなのですね。

そうです。私は、女性は誰でもどんな年齢からでも輝けると思っていて、すべての女性が輝いている、そんな社会をつくりたいという思いがあります。妊娠・出産年齢の女性を中心に、思春期から40~60代までの方の症状や悩みに対して、医学的診断、投薬だけで終わらせるのではなく、さらに体を動かすことにより心身ともに健康に、元気になってもらうことをめざして、この施設を作りました。特に私たちの世代は更年期障害もあり、仕事と家庭の両立、子育てや介護などさまざまな問題に直面する時期ですから、産婦人科医師として、また子育てやフィットネスなどの経験も生かして患者さんを支えていきたいです。

開業にあたってのこだわりを聞かせてください。

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私の理念の発信地として、洗練され成熟した街の1つである自由が丘で開業したいと思っていました。大学時代からなじみがあり、自宅から通うのに便利な場所ということもありました。院内は、ここに来ればゆったりと癒やされる、幸せな気持ちになれることをめざしたデザインで、プライバシーや感染症対策にも配慮した造りとなっています。2階のスタジオへの階段は、夢への階段をイメージしてやわらかいじゅうたんを敷き詰めました。スタジオには大きな天窓があり、明るくて日差しも気持ちが良いですよ。妊婦さんや産後ママの心身の健康のために、マタニティーや産後ベビーとの時間のプログラムや、パーソナルトレーニングにも力を入れています。クリニックもスタジオも「開放感があり気持ち良い」と皆さんに喜んでいただいています。

漢方やピル、思春期、更年期の相談など幅広く対応

診療方針について聞かせてください。

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月経のトラブルから、不妊、性病まで多様な患者さんが来られますので、悩まれていることをよく聞き、個々のライフスタイル、年齢、環境などに合わせた診療や食事指導、運動の取り入れ方をアドバイスしています。大学病院での経験から、クリニックの先にある手術や分娩の状況を詳しくお話しして、患者さんの疑問や不安の解決も心がけています。また、私自身ある程度高齢になってからの妊娠、双子を含めた出産、仕事と育児の両立を経験、そして、今まさに更年期世代ですから、一人の女性として母としての立場から、幅広いアドバイスができると思っています。子どもが欲しい方の思いもわかりますし、その方の気持ちになって寄り添えると思います。

漢方やピルの相談、思春期・更年期相談など診療の幅も広いですね。

漢方は自分の経験をきっかけに専門的に勉強しました。漢方の良さを知るとともに、漢方だけに固執するのではなく、西洋医学で異常がないのに痛みや不調が治らないというような場合に漢方の選択肢もお伝えして、西洋医学と東洋医学の特徴をうまく組み合わせてご提案していきたいです。またピルについては、避妊だけではない使用目的をしっかり説明し、適切な処方に取り組んでいます。思春期相談については、摂食障害やダイエット、月経の悩みなど10代の女の子が男性医師には相談しにくいこともあるかと思いますので、女性ドクターとしてしっかり対応していきます。ダイエットを機に栄養のこともよく学んだので、婦人科の診療に加えて食事療法やメンタルサポートも行います。更年期治療は、ホルモン治療、漢方やプラセンタ治療も対応しています。

女性にとっての運動の重要性は?

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筋肉と脂肪のバランスは、女性のライフスタイルに欠かせない大切なものです。無理なダイエットで無月経になったり、トラブルが起きたりすると妊娠や出産に支障がありますし、逆に肥満で不妊になることもあります。女性にとって、正しく運動を取り入れ、健康を維持することはとても重要だと考えています。20代は妊娠に向けての体づくり、30代は妊娠・出産に対応できる体づくり、40代は産後のダメージの回復、50~60代は代謝が落ちてくるのでメタボリック症候群の予防や筋肉を維持するために、そして高齢の方も健康寿命を延ばすために、できる範囲で運動をお勧めしたいのです。社会としても、少子化の中で老老介護の問題もありますから、40~60代の方には、高齢になっても元気で過ごすために、今のうちから体づくりをしてほしいと思っています。

婦人科健診も活用して、女性の笑顔をサポートしたい

先生と話していると元気をいただきますね。

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ありがとうございます。「どうしてそんなに元気なんですか」「悩みはないんですか」と患者さんにもよく言われますが、私は悩み事が起きた時に、これは1年後も私に関係するかなと考えて、関係ないなと切り替えることを心がけています。今回もコロナ禍で開業準備が予定どおりに進まなかったり、小学校が休みで息子3人もずっと家にいたり、大変でした(笑)。でも1年後もこのままではないだろうと考えて乗り切っています。当院に来られる方にも、診察や、プラスアルファのお話をすることで、元気になっていただける場所にしたいと思っています。

今後の展望を聞かせてください。

医院のコンセプトでやりたいと思ったことはマックスで入れ込んでスタートさせていますので、このまま一つ一つの取り組みを充実させていきたいです。皆さんの期待に応えられるようなクリニックにしたいと考えています。夢の第一歩を踏み出しましたので、地域の方に「ここに来てよかった」「ここに来たから元気になれた」と1階でも2階でも思ってもらいたいですね。自分の描いた理想を現実化していくことが目の前の目標です。特に、病気まではいかない不調など未病の方の悩みも解決して、笑顔に満ちあふれる毎日を過ごしていただけるよう、ライフスタイルに合わせたアドバイスを通じて女性をバックアップしてきたいです。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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婦人科は敷居が高いと考える方が多いですが、婦人科検診はあっという間の時間で済みます。実際に内診検査にかかる時間は1分程度ですし、子宮がんや卵巣がん、骨盤内の病気などいろいろなことが確認できます。そのことを皆さんに伝えて、各世代、多くの女性に気軽に婦人科を受診していただきたいですね。月経のトラブルから不妊、産後の体型維持、健康的に年齢を重ねていきたい方など、それぞれの年代に応じた目標に向かって、西洋医学、東洋医学の診断のもとで漢方やピル、ホルモン療法などの選択肢もご提示して、最適な診療をご提供したいと考えています。食事療法や運動療法も取り入れ、多様な方法で女性の笑顔のためにサポートしていく自信がありますので、ぜひ気軽に来ていただきたいです。

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