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吉丸 真澄 院長の独自取材記事

吉丸女性ヘルスケアクリニック

(市川市/本八幡駅)

最終更新日:2021/10/12

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JR中央・総武線の本八幡駅南口から徒歩約2分。ビルの地下1階にある「吉丸女性ヘルスケアクリニック」は、淡い色合いの木目が基調となった穏やかな雰囲気が漂うクリニックだ。院長の吉丸真澄先生は、大規模病院で産婦人科の医師として勤務する中で感じた患者のニーズに応えたいと、「また受診したいと思ってもらえるクリニック」をめざして2020年に開業。吉丸院長をはじめ、スタッフも全員女性で優しく丁寧な対応をモットーとしている。開業から1年たった2021年には患者数の増加に伴い、2人の女性医師を迎えてニ診制を導入。月経困難症や更年期障害など、婦人科疾患の悩みに幅広く対応する吉丸院長に、治療内容や診療への思いなどを聞いた。

(再取材日2021年6月9日)

月経の悩みや更年期障害など、婦人科疾患に幅広く対応

ご経歴と開業に至った経緯をお聞かせください。

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金沢大学を卒業後、研修を経て、東京歯科大学市川総合病院の産婦人科で約10年間診療にあたりました。診療範囲はお産・がん・不妊症と幅広く、後半は女性医学にも力を入れていました。「女性医学」とは婦人科疾患にとらわれず、女性のトータルヘルスケアをめざす分野です。その後、2020年に医師としてのキャリアを積んできた市川市で開業しました。経営理念としたのは「また受診したいと思えるクリニック」。病院では「婦人科は受診しづらい」「嫌な思いをしたことがある」「内診が痛くて苦痛」といった理由から、受診が遅れて症状が進んでしまった患者さんを多く見てきました。婦人科を受診していれば進行を防げたかもしれない病気が、婦人科から足が遠のいたことで悪化につながってしまったのです。そういった方を減らすためにも、気軽に通える「また受診したいと思えるクリニック」をつくりたいと考えました。

開業してからの1年、いかがでしたか?

1年たつのがとても早かったですね。最初は患者さんが1日10人に満たないところからスタートしましたが、今ではありがたいことに予約が増え、認知度も上がってきたように感じます。本八幡駅が最寄りとなる婦人科のクリニックが今まであまりなかったため、「近くにできて良かった」という声が聞けてうれしく思います。ただ患者数の増加に伴い、希望の予約日が取れなかったり、診療の待ち時間ができてしまったりと患者さんにご不便をおかけしていたので、今年の春から2人の女性医師を迎えてニ診制を導入しました。

患者さんの訴えで多いのはどんなものでしょうか?

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婦人科疾患のお悩みに幅広く対応していますが、出血量が多かったり、生理痛がひどかったりといった生理関連のご相談が多いです。ピルのご相談もよく受けます。10~50代まで幅広い年齢の患者さんが来院されますが、40、50代では更年期障害にお悩みの方も多くいらっしゃいます。更年期の女性に対しては、DEXA法も取り入れているので骨密度検査が可能です。また、子宮頸がん、子宮体がんの検診も行っていて、市川市の検診も受けつけているため、がん検診にいらっしゃる方も増えました。これからはエイジングに着目した検診や女性アスリートに特化した外来、心や美容のご相談などにも力を入れていきたいと思っています。

早期受診が、将来の健康的な生活にもつながっていく

エイジングに着目した検診とはどういった内容なのでしょうか?

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生活習慣病を引き起こすリスクや体質を調べるための検診です。採血や尿検査に加え、運動能力テスト・脳機能テスト・骨密度と体組成の測定結果を参考に、いくつかの項目に沿って体内年齢や酸化ストレスの度合いを導き出します。データを多角的に分析することで、動脈硬化や認知機能の衰えなど、生活習慣病のリスクを調べることが目的です。その結果に基づき、医師の立場から食事や運動に関するアドバイスを行います。また、両手と両足の血圧から血管年齢が何歳相当なのかを測れる、血管年齢検査用の機器も導入しました。血管年齢が実年齢より高いと動脈硬化が進んでいると考えられるため、今後高血圧から心筋梗塞や脳梗塞といった病気になる可能性もあります。血圧を測るだけで当日結果がわかる検査のため、気軽に受けていただけると思います。

月経に関する悩みで来院される方も多いようですが、どのような治療を行っていますか?

ピルやプロゲスチン製剤、漢方薬の処方や、子宮内黄体ホルモン放出システムなどを提案しています。子宮内黄体ホルモン放出システムは、T字型の器具を子宮内に入れると最長5年間使用可能なので、薬を毎日飲めなかったり、合併症や常用薬との関係でピルが服用できなかったりする方に勧めています。「婦人科を受診するほどではないかも」とためらう方もいますが、痛みを我慢する必要はありません。特に10代だと我慢してしまう子が多いですが、10代で生理痛が強い場合、子宮内膜症の発症リスクが高いといわれています。子宮内膜症は不妊症や卵巣がんの原因にもなると考えられていますので、必要に応じて思春期のうちから医療介入することが大切です。多くの場合、婦人科での治療はその時の症状の緩和だけが目的ではなく、将来の健康的な生活にもつながります。我慢せずに受診していただきたいです。

女性アスリートに特化した外来とはどのようなものでしょうか?

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運動をしている女性を対象に、より良いパフォーマンスを発揮できるよう医学的な面からサポートしていくことを目的としています。特に中学生や高校生で、部活を頑張っている女性のケアに力を入れています。極端な食事制限で栄養バランスを崩して生理が止まってしまった場合、そのまま放置すると将来の不妊症の原因にもなりかねません。また生理と女性ホルモンと骨密度にも密接な関係があります。思春期に女性ホルモンがきちんと分泌されないと、骨密度が低いままで年齢を重ねることになってしまいやすいのです。学校やスポーツクラブでのセミナーや健康相談など、女性アスリートの健康に、医師として積極的に関わっていきたいですね。

気軽に通える「また受診したいクリニック」をめざして

先生の得意とする分野について教えてください。

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更年期障害の治療は得意とする分野です。更年期障害の治療はホルモン補充療法が中心となります。不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、当院では最初からすぐに治療を開始することはいたしません。しっかりと事前に検査を行い、問診、子宮頸がんと子宮体がんの検査、経腟超音波検査、採血の結果を診て、リスクが低いと診断した場合に、メリットとデメリットをきちんと説明した上で治療を始めます。既往歴によりホルモンの薬が使いにくい場合は、漢方なども合わせて提案しています。オリジナルの資料を用いて説明していますので、疑問があれば何でも聞いてください。

診療の際に心がけていることは?

初診は緊張されている方が多いので、リラックスして診察を受けていただけるように接し、問診の時間も長めに取っています。患者さんの多くは婦人科に抵抗があり、受診するか迷いに迷ってやっと決心がついていらっしゃったという方もいて、今まで伝えられなかったことをしっかりお聞きしたいと思っています。私が耳を傾けることで患者さんの不安が和らぎ「また受診したい」と思ってもらえたらうれしいですね。また、診察の際は患者さんが極力痛みを感じないように工夫しています。例えば、診察用の器具は慎重に選んでいますし、こまめなお声がけにも努めています。痛みを完全になくすことは難しいですが、これからどのような診察をするかを伝えることで、患者さんにできるだけ不安や抵抗感を与えないようにしています。

今後の展望、読者へのメッセージをお聞かせください。

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私含めスタッフ一同「患者さんに優しく、また受診したいと思ってもらえるクリニック」をめざしています。「このくらいの症状で受診するのはよくないかな」と思わずに、小さなことでも気軽に相談に来てくださいね。今後の展望としては、待合室を広く設計しましたので、子宮内膜症・月経困難症・更年期障害といったテーマを題材に、一般の方に向けたセミナーも行っていきたいと思っています。壁一面に大きな鏡もありますので、骨盤底筋ヨガなど体を動かすメニューも取り入れたいですね。また、SNSも活用して患者さんごとにテーマを絞って情報をお伝えできたらと考えています。このクリニックが女性の皆さんへの情報発信の場となれば、医師としてとてもうれしいことです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

エイジングに着目した検診/ベーシックコース 3万8500円・スタンダードコース 7万7000円・アドバンスドコース 11万円(税込)、血管年齢検査/1650円

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