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吉丸 真澄 院長の独自取材記事

吉丸女性ヘルスケアクリニック

(市川市/本八幡駅)

最終更新日:2020/07/08

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JR中央・総武線の本八幡駅から徒歩2分ほどの場所にある「吉丸女性ヘルスケアクリニック」。医師もスタッフも全員が女性で、優しく丁寧な対応をモットーとしている。院長の吉丸真澄先生は金沢大学を卒業後、大学病院や大規模病院で産婦人科全般に携わってきた。「また受診したいと思ってもらえるクリニック」をめざして2020年に開業。婦人科疾患の治療だけではなく、生活習慣病などさまざまな病気の予防にも取り組んでいる。「婦人科での治療はその時の症状の緩和だけが目的ではなく、将来の健康的な生活にもつながっていくんです」と話す吉丸先生に、女性アスリートに特化した外来や、丁寧な事前検査後に行う更年期障害のホルモン補充療法など力を入れている診療について話を聞いた。
(取材日2020年6月24日)

「また受診したい」と思えるクリニックをめざして開業

医師をめざした理由と、これまでのご経歴をお聞かせください。

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医師をめざしたのは、テレビの影響が大きかったのかもしれません。医療系のドキュメンタリー番組などを見るうちに、医師という職業に魅力を感じるようになりました。産婦人科を選んだ理由の一つは、私自身が女性だからです。痛みやつらさをわかり合える部分もありますし、患者さんも相談しやすいのではないかと思いました。2009年からの約10年間は、東京歯科大学市川総合病院の産婦人科で診療にあたりました。診療範囲はお産・がん・不妊症と幅広く、後半は女性医学にも力を入れていました。「女性医学」とは婦人科疾患にとらわれず、女性のトータルヘルスケアをめざす分野です。その後、2020年に医師としてのキャリアを積んできた市川市で開業しました。

なぜ開業を選ばれたのですか?

気軽に通える「また受診したい」と思えるクリニックをつくりたかったんです。大規模病院では他院からのご紹介で来る患者さんが多かったのですが、いらした時には症状がかなり進んでいるケースを何度も目にしてきました。中には命にかかわるほどの症状もあったんです。すぐに受診しなかった理由を聞くと、「婦人科は受診しづらい」「嫌な思いをしたことがある」「内診が痛くて苦痛」などの答えが返ってきました。きちんと婦人科を受診していれば進行を防げたかもしれない病気が、婦人科から足が遠のいたがために悪化につながってしまったんですね。ならば受診しやすいクリニックがあれば、もっと皆さんの健康に貢献できるかもしれない。そう思ったのが開業のきっかけです。

どのような診療に対応されているのでしょうか?

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婦人科疾患のお悩みに幅広く対応しています。10代の方では生理不順や生理痛のご相談が多いですね。成人の患者さんではがん検診、月経困難症などに対するピルのご相談、40~50代では更年期障害にお悩みの方も多いです。主に更年期の女性に対しては、DEXA法も取り入れているので骨密度検査が可能です。また、治療方法は患者さんの症状や体質に合わせて提案します。例えば更年期障害ではホルモン補充療法が中心になりますが、薬の選択肢はとても多いんです。経過や副作用など状態を確認しながら、その方に合った処方を見つけていきます。既往歴によりホルモンの薬が使いにくい場合は、漢方なども合わせて提案しています。また、これからはエイジングに着目した検診や女性アスリートに特化した外来、心や美容のご相談などにも力を入れていきたいと思っています。

早期受診が、将来の健康的な生活にもつながっていく

エイジングに着目した検診とはどのような内容なのでしょうか?

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生活習慣病を引き起こすリスクや体質を調べるための検診です。採血や尿検査に加え、運動能力テスト・脳機能テスト・骨密度と体組成の測定結果を参考に、いくつかの項目に沿って体内年齢や酸化ストレスの度合いを導き出します。データを多角的に分析することで、動脈硬化や認知機能の衰えなど、生活習慣病のリスクを調べることが目的です。その結果に基づき、医師の立場から食事や運動に関するアドバイスを行います。2020年7月より開始する予定ですが、ゆくゆくは管理栄養士による栄養指導も取り入れていく予定です。

女性アスリートに特化した外来についても教えてください。

運動をしているすべての女性を対象に、最大のパフォーマンスを発揮できるよう医学的な面からサポートしていくことを目的としています。特に中学生や高校生で、部活を頑張っている女性のケアに力を入れています。極端な食事制限で栄養バランスを崩し生理が止まってしまった場合、そのまま放置すると将来の不妊症の原因にもなりかねません。また生理と女性ホルモンと骨密度にも密接な関係があります。思春期に女性ホルモンがきちんと分泌されないと、骨密度が低いままで年齢を重ねることになってしまいやすいんです。女性医学の分野では、女性アスリートのケアは重要なトピックです。学校やスポーツクラブでのセミナーや健康相談など、女性アスリートの健康に、医師として積極的に関わっていきたいですね。

10代の女性にも婦人科の早期受診を勧められているそうですが、なぜでしょうか?

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早いうちに適切な治療を受けることが、将来のリスクにもかかわってくるんです。例えば10代で生理痛の強い方は、子宮内膜症の発症リスクが高いともいわれています。子宮内膜症は不妊症や卵巣がんのリスクにもなるといわれますので、必要に応じて思春期のうちにピルなどを活用しながら医療介入することが大切です。ですが10代の女性が自ら婦人科を受診するのは抵抗があるという場合も多いですよね。「生理痛は我慢するもの」とお考えの親御さんもいらっしゃるでしょう。婦人科での治療はその時の症状の緩和だけが目的ではなく、将来の健康的な生活にもつながっていくんです。早期受診の重要性や将来への影響を知ってもらうためにも、クリニックの内外で情報を発信する機会を増やしていきたいと考えています。

診療のみならず、女性への情報発信の場でありたい

診療の際に心がけていることはありますか?

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患者さんの話をしっかり聞けるよう、特に初診の患者さんでは問診の時間を長めに取っています。というのも、患者さんの多くは「いくつもの婦人科を受診したが、納得のいく治療を受けられなかった」「婦人科に抵抗があり、これまで一度も受診できなかった」など、婦人科での受診に対して何かしらのお悩みをお持ちだからです。当院がめざすのは、優しく親しみやすいクリニックです。私が耳を傾けることで患者さんの不安が和らぎ「また受診したい」と思ってもらえたらうれしいですね。診察の際は患者さんが極力痛みを感じないように工夫しています。例えば、診察用の器具は慎重に選んでいますし、こまめなお声がけにも努めています。痛みを完全になくすことは難しいのですが、これからどのような診察をするかを伝えることで、患者さんにできるだけ不安や抵抗感を感じさせないようにしています。

ホルモン補充療法について教えてください。

更年期障害の治療はホルモン補充療法が中心となります。不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、当院では最初からすぐに治療を開始することはいたしません。しっかりと事前に検査を行います。問診・子宮頸がんと子宮体がんの検査・経腟超音波検査・採血の結果を診て、リスクが低いと診断した場合に、メリットとデメリットをきちんと説明したうえで治療を始めます。オリジナルの資料を用いて説明していますので疑問があれば何でも聞いてください。

最後に読者へメッセージをお願いします。

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私含めスタッフ一同「患者さんに優しく、また受診したいと思ってもらえるクリニック」をめざしています。より快適に過ごしてもらえるよう、ご来院時のアンケートも実施しています。何でもお聞かせくださいね。待合室は広く設計し、大きいモニターを設置しました。通常時は診察の待合室として使っていますが、一般の方に向けたセミナーもこの場所で行う予定です。子宮内膜症・月経困難症・更年期障害といった身近なテーマを題材に、皆さんに婦人科の病気について知ってほしいと思っています。壁一面に大きな鏡もありますので、骨盤底ヨガなど体を動かすメニューも取り入れていきたいですね。このクリニックが女性の皆さんへの情報発信の場となれば、医師としてとてもうれしいことです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

エイジングに着目した検診/ベーシックコース 3万5000円・スタンダードコース 7万円・アドバンスドコース 10万円(税別)

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