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森武 美帆 先生、恩田 美湖 先生の独自取材記事

あおいクリニック

(港区/御成門駅)

最終更新日:2021/10/12

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小学校からの同級生で、ともに医療を志し大学病院の糖尿病内科で診療に携わってきた恩田美湖先生と森武美帆先生。大学病院と連携して、現役世代の患者に「第一線で活躍しつづけていくための必要な医療を提供したい」と糖尿病や生活習慣病診療を専門とする「あおいクリニック」を開業し、二人三脚でクリニック運営に取り組む。国民病ともいわれる糖尿病や、多くの現役世代が悩む生活習慣病の診療に、しなやかに、かつ果敢に挑む両先生に取材した。

(取材日2021年5月17日)

現役世代を支える糖尿病・生活習慣病の専門クリニック

こちらは、糖尿病や生活習慣病を専門とするクリニックだそうですね。

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【恩田先生】私たちは予防医学への興味から糖尿病を専攻し、東京慈恵会医科大学の糖尿病・代謝・内分泌内科で診療に従事してきました。年々進歩する糖尿病治療に対応して新しい薬剤や医療機器も積極的に取り入れ、経済面や利便性も重視した続けやすい医療を提供したいと考えています。
【森武先生】糖尿病の専門家として、患者さんに、現在の状況や必要な治療、リスクなどをきちんと説明して理解していただいた上で、将来を見据えた治療を提案すること、個々の患者さんやご家族の生活を尊重し、実現可能な形での生活習慣のアドバイスを行いたいと思っています。糖尿病だけでなく、高血圧、脂質異常症、高尿酸血症などの生活習慣病に関しても血管リスクを考慮して包括的な治療をご提案できればと思います。

先生方のプロフィールを教えてください。

【恩田先生】医師である両親の影響もあり、自然と志すようになりました。公衆衛生や予防医学に興味があったこと、生活に即した診療科ならば、妊娠や出産を含めた自身の生活経験も糧になると考えて、糖尿病内科を選びました。そして大学院で1型糖尿病の疫学研究に携わって以来、1型糖尿病に関する研究や診療はライフワークと考えるようになりました。現在も慈恵医大で1型糖尿病の外来を担当させていただいています。
【森武先生】私も幼少期から医療を志していたのですが、創薬は多くの人を助けられると考えて薬学部に進みました。しかし実習などを通じて直接患者さんと向き合う診療に携わりたいという気持ちが強くなり、大分大学医学部に編入しました。卒業後は東京に戻り、健康寿命の延伸に関わる予防医学に興味を持ち、糖尿病内科を選びました。

この地に開業したきっかけについても伺えますか。

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【恩田先生】医療と子育てと、どちらも手を抜かず取り組むためには、大学病院という大きなシステムの中より、開業したほうが柔軟に働けるのではないかと思いました。そして、このエリアは総合病院は多いのですが、専門のクリニックがほとんどないために症状が落ち着いた方も大学病院への通院を続ける現状がありました。もし近くに連携できるクリニックがあれば、患者さんも治療を継続しやすく、大学病院にとってもメリットがあると考えていたところ、病診連携しやすい場所に出会えたので開業を決めました。

病診連携はどのような形で行っていますか。

【森武先生】クリニックではできない検査や他科の専門的治療が必要な場合は、大学病院とも密に連携して診療を行っています。私たちも週1回ずつ東京慈恵会医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科での外来診療を続けていることもあり、病診連携はスムーズに行えていると思います。

患者が生涯にわたり第一線で活躍するための医療を提供

クリニック名の由来を教えてください。

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【恩田先生】専門性の高いクリニックにしたいと考えました。その一方で、クリニックの名称に「糖尿病」は入れないということも決めていました。これまで病名への偏見で嫌な思いをしたことのある患者さんがたくさんいらしたからです。「あおい」という名前は、私たちの母校、雙葉学園の由来である「フタバアオイ」と、国際糖尿病連合が推進する糖尿病対策のシンボルマーク(ブルーサークル)に因んでいます。クリニックのロゴマークもフタバアオイとブルーサークルをイメージして作りました。

開業の際にこだわったのはどのような点ですか。

【森武先生】糖尿病や生活習慣病は、クリニックでも病院に匹敵する専門的な医療を提供できる領域ですので、持続血糖測定器やインスリンポンプなど先進的な糖尿病診療に対応できる環境を整えることを心がけました。CSII、SAP、CGMなど、糖尿病治療・検査関連の日本で使用できる先進デバイスはすべて使用できる体制を整えています。糖尿病療養指導について専門的な知識を持った看護師も常駐しており、医療・看護の両面から糖尿病治療に取り組んでおります。働いている方も通院しやすいクリニックをめざして、インターネットやアプリを活用したシステムも取り入れています。また、コロナ禍での開業であったこともあり、クリニック内の感染予防対策には力を入れております。

診療方針について聞かせてください。

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【恩田先生】1型糖尿病、2型糖尿病は成因は大きく異なるものの、ともに血管へ大きなダメージを与えるリスクが高い疾患であり、合併症予防が大切です。今だけでなく、5年10年20年後と、生涯、第一線で活躍するためには何が必要かという視点を大切にしています。将来を見据えながら、患者さんのライフステージに応じた診療を提供することを心がけています。
【森武先生】医師になった当初は、医療の正しい知識を患者さんに伝えて同じ方向を向いてもらおうと必死になりがちでしたが、患者さんを理解して寄り添うという視点が足りなかったかもしれないと反省して、まずは、お話をしっかり聞くことを心がけるようになりました。その中から、症状が改善しない原因がわかることもあります。その意味でも、個々の患者さんとじっくり向き合えるクリニックでこそできる診療があるのではないかと考えています。

まさに二人三脚ですが、意見が食い違うことはないのですか。

【森武先生】長い付き合いで好きなことを言い合えますし、何をどう感じるかもお互いわかるので、意見が違っても話しているうちに解決しますね。
【恩田先生】私のほうが何事も突っ走り、森武先生は冷静に止めてくれるタイプ。バランスが取れているかなと思います。性格は違っても、ずっと一緒に育ってきたので思考回路が似ています。めざす方向が一致しているという安心感も、本音が言い合える理由だと思っています。

病気があるからこそ健康に。一病息災をめざしてほしい

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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【森武先生】一人ひとりの患者さんにしっかり向き合い、新しい医療情報や知識をアップデートしながら、適切な治療を提供したいと考えています。糖尿病や脂質異常症、高血圧症などの生活習慣病は、毎年健康診断で指摘されていても自覚症状がないため受診せず、知らない間に合併症を進行させてしまうことがあります。何も症状がないうちにぜひご受診いただければと思います。

恩田先生もお願いします。

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【恩田先生】開業して、患者さんとの距離が近くなり、1型糖尿病も、2型糖尿病や生活習慣病も生活のすべてがコントロールに影響することをより強く感じるようになりました。意外なことがコントロールに影響を与えている可能性もありますので、些細なことでも相談できる関係が築けるといいなと思います。毎回の診察が、単に検査をして処方箋を受け取る場ではなく、患者さんがご自身の疾患と向き合っていくための糧となる知識や発見、モチベーションを得られる場でありたいと思います。「定期的に受診していたから、別の病気も早期発見できた」「健康により気をつけられるようになった」など、一病息災を実感していただけるようなクリニックをめざします。

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