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宮田 直輝 院長の独自取材記事

宮田胃腸内科皮膚科クリニック

(新宿区/大久保駅)

最終更新日:2024/12/12

宮田直輝院長 宮田胃腸内科皮膚科クリニック main

大久保駅より徒歩1分、新大久保駅から3分の好立地にある「宮田胃腸内科皮膚科クリニック」。宮田直輝院長は消化器内科と内視鏡治療を専門としつつ、日本内科学会総合内科専門医の資格を持ち、さらに皮膚科、漢方内科など幅広い科目に対応している。実家が留学生たちのホームステイ先だったという院長は、幼少時から他国の人々と交流があり、自身も台湾の医科大学を卒業し、アメリカのテキサス大学に留学した経験がある。その時に身をもって実感した外国人にとっての「言葉の壁」に対応するため、日本で外国人患者が気軽に診察できるクリニックを開きたいと国際色豊かなこの場所に開業した。情報が交差する現代社会に「西洋と東洋の両方の観点から正しい医療を伝えたい」と話す宮田院長に詳しい話を聞いた。

(取材日2024年6月25日/情報更新日2024年11月26日)

言葉の壁を越えて医療の提供をめざす

多様な国の方が来院されていますね。

宮田直輝院長 宮田胃腸内科皮膚科クリニック1

当院には韓国、中国、中東の方をはじめとして20~30ヵ国から外国人の患者さんが来院されます。在日の外国人コミュニティーからクチコミで来てくれることが多いですが、近年ではインバウンドで海外旅行者がホテルの紹介で来院するケースも多いです。たとえ日本語を学んでいる方であっても、体調の細かいニュアンスを語るのは難しいものです。私も海外に留学していた経験があるので、そのつらさはよくわかります。そこで「言葉の壁」を超えた診療を提供できればと思って、国際色豊かなこの土地に開業しました。私は英語と中華圏の言葉、少しのタイ語を話すことができるので、大抵の場合はそれで詳しいお話を聞くことができます。しかし珍しい国からいらっしゃった方や、中東でも特殊な言葉を話す国の方ですと、会話が困難になってしまうこともあります。そうした場合はインターネットの翻訳アプリケーションを駆使して患者さんとやりとりをしています。

幼少期からの経験が現在につながっておられるとか。

実家が中華圏からの留学生たちのホームステイ先になっていて、小さい頃から海外の方と接する機会が多くありました。また家系に医師が多い環境で、私の父は無医村の診療所に勤めていました。村の人に頼りにされている姿を見ていて「人の助けになるようなことをしたい」と思っていたんです。その2つの経験が現在につながっていると思います。そういった背景から、西洋医学だけではなく東洋医学にも自然と関心があったんです。ちなみに父は台湾人で、25年ほど前からこの地域で歯科医院を開業しています。

それで台湾の大学に進学されたのですね。

宮田直輝院長 宮田胃腸内科皮膚科クリニック2

授業が英語、中国語教育であり、東洋医学にも興味があったので台湾にある台北医学大学への進学を決めました。英語と中国語を身につけておけば海外でも通用しますし、日本人以外の患者さんも診療できますからね。在学中は専門を選択せずに全科を勉強し、卒業後に日本の医師免許を取得してから慶應義塾大学病院で初期研修に入り、最終的に内視鏡治療を専門とする消化器内科を選択しました。その後は日本鋼管病院、アメリカのテキサス大学サウスウエスタンメディカルセンター留学、国際医療福祉大学三田病院などで研鑽を積み、長峰整形外科の副院長を経てクリニックを開業しました。

ここに来れば解決する安心のクリニックをめざして

たくさんの診療科目を標榜されていますね。

宮田直輝院長 宮田胃腸内科皮膚科クリニック3

「ここに来れば大抵のことは解決する」というクリニックをめざしています。一ヵ所でほとんど解決できるようにすれば、外国の方や地域にお住まいのご高齢の方々の負担が軽減されると考えています。私は日本内科学会総合内科専門医の資格を取得しており、局所ではなく科目を跨いで全身で診る診察を心がけています。検査機器も充実しており、胃内視鏡や大腸内視鏡、心電図や超音波を使用した検査やエックス線による骨密度検査、視覚検査やアレルギー検査も行っています。また内科や消化器内科のほかにも皮膚科、漢方内科なども受診することができます。難病の可能性が高い場合でも、近隣の大久保病院、東京山手メディカルセンター、国立国際医療研究センター病院、東京医科大学病院などと連携しているためスムーズなご案内が可能です。こちらで予約を入れておけば先方ですぐに検査や診療を受けられるシステムも取り入れています。

患者さんの主訴はどんなものが多いのでしょうか?

私の専門が消化器内科なので、やはり胃痛・腹痛の診療と内視鏡検査が多いですね。特に外国の方で内視鏡検査を求めて来院する若年層の患者さんが増えています。海外ではインターネットを通して意識が高まっているようです。当院では経口と経鼻両方の胃内視鏡を用意していますが、最近では経鼻用の内視鏡を口から入れる検査法がより苦痛が少ないということで主流になっています。内視鏡検査については胃、大腸ともに、数多くの検査を手がけてきました。またヘリコバクターピロリ菌検査も行っています。内視鏡では非常勤で専門の医師も3人おり受け入れ体制を整えています。皮膚科診療では、湿疹やじんましん、ニキビ、粉瘤などの相談が多くあります。美容皮膚科にも力を入れており、イボ、しみ、ほくろは専門の台湾出身の先生に診療を担当してもらっています。

診療の中で重視していることはなんでしょうか。

宮田直輝院長 宮田胃腸内科皮膚科クリニック4

来院される患者さんは、誰もが解決してほしい問題を抱えているものです。その気持ちや思いをきちんとくみ取ってあげられるよう丁寧にお話を伺うことで、誰もが通いやすいクリニックを実現することを重視しています。また、局所的な診察ではなく、多角的な視点で診ることも大事にしています。大学病院勤務時代、それぞれの科にはスペシャリストがいるものの科目同士がつながっていないという点に問題を感じ、日本内科学会総合内科専門医の資格を取得しました。ですから患者さんの訴えを西洋医学の観点から総合的に診察することができます。また、西洋の視点だけではなく、東洋医学の視点でも診察をしています。

西洋と東洋の観点から正しい医療を伝えたい

漢方にもたいへんお詳しい先生だとお聞きしました。

宮田直輝院長 宮田胃腸内科皮膚科クリニック5

東洋医学に関しては台湾の大学で学び、日本でも10年以上前から講習を受け、漢方に関しては3年ほど前から本格的な勉強に取り組んできました。特に現代病は不定愁訴や原因がはっきりしないものが数多くあります。そこで役立つのが東洋医学ではないかと考え、漢方内科を取り入れました。当院では症状への対処として西洋薬を処方しつつ、根元的な部分へのアプローチとして漢方薬を処方します。漢方はその活用法があまり浸透していませんが、日本人の体質に合った薬だと私は考えています。患者さんにご説明の上で西洋薬に加えて漢方薬を処方しています。保険診療の範囲で処方できる漢方薬も多数用意しています。

動画での情報発信も行っておられるとか。

実は動画配信サイトでの発信を始めており、現在ではチャンネルの登録者が15万人を超えています。現在は海外の方に向けた日本語の紹介などをしていますが、これからは西洋と東洋の双方の視点を取り入れた医療について、情報発信をしていきたいです。日本の方では漢方は効かないのではないかというイメージを持つ人も多いのですが、私はそれは思い込みによる部分が大きいと考えています。例えば葛根湯なら風邪の時に飲むものと受け入れている方も多いですから、そのほかの漢方にももちろん期待できる効果があるわけです。少しづつでも偏見に頼らない正しい知識が浸透すれば、より健康的でストレスのない生活に近づくのではないかと思っています。

今後の展望について聞かせてください。

宮田直輝院長 宮田胃腸内科皮膚科クリニック6

地域住民の皆さんと外国の方を対象に、より幅広く、かつ専門性の高い医療を届けたいと考えています。今後はさらに幅広い診療を実現したいと考えています。女性医師の増員も予定しているため、より幅広く対応できるようになると思います。今後は二診制にすることで一般診療と並行してより多くの検査も行えるようにするため、内視鏡検査もさらに受けやすくなるはずです。もちろん診療体制を拡充したとしても、医療の質は落とさないことが大前提です。誰もが安心して受診できるクリニックとして、これからも地域の方々の力になっていけたらうれしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

イボの切除/1万1000円~(税込)
ほくろの切除/1万1000円~(税込)
しみのケア/1万1000円~(税込)
胃がん検診(胃内視鏡)/1万8000円(税込)
大腸がん検診(大腸内視鏡)/2万5000円(税込)
胃・大腸がん検診(胃・大腸内視鏡)/3万3000円(税込)

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