古川 智基 院長、呉 祐太郎 先生、後藤 健太 先生の独自取材記事
和光市デンタルオフィス インプラント・矯正ステーション
(和光市/和光市駅)
最終更新日:2021/10/22

2020年4月、和光市駅直結の商業ビル3階に開業した「和光市デンタルオフィス インプラント・矯正ステーション」。虫歯や歯周病など一般歯科の保険診療をベースとして、インプラント・矯正・ホワイトニング・デンタルエステと幅広く取り組む歯科医院だ。古川智基院長をはじめ4人の常勤歯科医師は、そのすべての診療に対応しているという。同院のコンセプトは丁寧なカウンセリングとわかりやすい説明、そして10年、20年先を見越した治療。今回の取材では、古川院長を中心に、患者と歯科医師、互いが治療して良かったと思えるような治療を心がけているという呉祐太郎先生、「患者さんの笑顔を見ることがうれしい」と話す後藤健太先生の3人に、歯科医師という職業に対する思いなどさまざまな話を聞いた。
(取材日2021年10月1日)
一般歯科を中心に幅広く対応する総合歯科ステーション
こちらの特徴を教えてください。

【古川院長】当院を一言で表すと「総合歯科ステーション」です。虫歯や歯周病など一般歯科の保険診療をベースとして、インプラント・矯正・ホワイトニング・デンタルエステなど幅広く取り扱っています。4人いる常勤の歯科医師は、診療をオールマイティーにこなします。一般歯科だけでなくインプラントと矯正までも同じ歯科医師が担当できるのも当院の強みですね。なお矯正分野では、全体の2~3割にあたる難症例については矯正を専門とする歯科医師が治療にあたります。なお、女性の歯科医師も在籍しております。
【後藤先生】感染症対策にも力を入れています。共用部はこまめに消毒し、院内の空気は換気システムで清潔に保たれています。患者さんには来院時の手指消毒と合わせ、治療前に消毒液でのうがいをお願いしています。診察室は一つ一つパーティションで区切られた半個室空間となっており、口腔外バキュームも設置しています。
こちらではどういったコンセプトで診療にあたられているのでしょうか?
【古川院長】丁寧なカウンセリングとわかりやすい説明、そして10年、20年先を見越した治療を大事にしています。専門用語を並べても患者さんに伝わらなくては意味がありません。歯科医療とは無関係の方、例えば私の両親にも伝わるような言葉選びを心がけています。
【呉先生】せっかく治療してもそれが短期間で取れたり壊れたりしてしまったら患者さんにとっても良くありませんし、私も残念な気持ちになってしまいます。お互いが「治療して良かった」と思えるよう、メンテナンスも含めた前向きな治療計画を提案するようにしています。これが「10年、20年先を見越した治療」です。
駅直結で通いやすい立地ですね。

【古川院長】通院回数が多い歯科では「通いやすさ」は重要なポイントです。歯科治療が1回で終わることはほとんどなく、矯正ならば多くは2~3年の期間を要しますし、小児矯正ならばそれ以上です。駅から離れた郊外の歯科医院に通い始める場合は要注意。そこはお子さんが高校生や大学生、社会人になってからストレスなく一人でも通えるところでしょうか。これは皆さんが見落としがちな部分ですが、歯科を選ぶ際にはぜひチェックしてくださいね。少し離れた学校や職場に通ったとしても、電車利用ならば駅は必ず通る場所。和光市駅直結の当院とは長いお付き合いができるかと思います。
責任とやりがいのある「歯科医師」という職業
先生はなぜ歯科医師をめざしたのですか?

【古川院長】子どもの頃の私にとって、内容もわからないままに治療を進める「歯医者さん」は正直怖い場所でした。この時の思い出が、今の私の「わかりやすい説明をする」という心がけにつながっていますし、「そんな歯医者さんのイメージを変えたい」という気持ちから歯科医師を志すことにしました。患者さんの気持ちに寄り添って丁寧な治療を確実に行えば、歯を長く良い状態に保つことに貢献できますし、患者さんと何より厚い信頼関係で結ばれます。とてもやりがいを感じますね。
【呉先生】私の父は歯科医師でしたが、父は私に歯科医師という職業を勧めたことはありません。しかし私は自然と歯科医師の道を選んでいました。やはり実家に通院してくれている患者さんの姿を見て、この仕事が誰かの役に立っているということを肌で感じていたからかもしれません。今では父と治療や保険制度に対して議論を交わすこともあり、父もなんだかうれしそうです。
後藤先生はいかがでしょうか?
【後藤先生】食べること、笑顔になること。これらは楽しい人生に欠かせないものです。それをサポートできる歯科医師という職業に魅力を感じ、夢をかなえました。これには私の幼少期の思い出が影響しています。私には弟がいるのですが、彼は命に関わる重い病気にかかっていました。私が小学生の頃、まだ幼い弟は生死の境目にいたのです。子ども心にもショックを受け、命の重さを感じました。人生について考えるようになり、出した結論が「人生は楽しむためにある」というものです。弟を救ってくれた「医療」に私も携わることになり、自分の仕事が結果として表れるこの職業にやりがいを感じています。
責任感を持って診療にあたっているのですね。

【古川院長】これだけ多くの歯科医院がある中で、当院を選んでくれた患者さんを絶対後悔させたくないですね。通院の最後には「先生を信じて良かった」と言っていただけることが私の何よりの喜びです。お仕事をされている方は時には「この仕事は私でなくてもよいのでは」とネガティブな気分になることもあるでしょう。もちろん私たちにもそういう日はありますが、患者さんから「ありがとう」と言われると「その患者さんにとって自分は唯一無二の存在なのだ、私の仕事が評価してもらえたのだ」とうれしくて身が引き締まります。最近では、引越し後も当院に1時間かけて通院してくれる患者さんもいるくらいです。本当にありがたいことです。患者さんが当院や歯科医師を気に入ってくださり、どこでも受診可能な定期検診でさえも「先生に会いに来たよ」と当院で受けてもらえるような、そんな「総合歯科ステーション」でありたいと思っています。
10年、20年先を見越したデンタルケアを実施
保険診療と自費診療についてどのようにお考えですか?

【古川院長】当院では一貫して「必要で十分な治療」を大切にしているため、保険診療と自費診療、どちらもケースバイケースで選択すべきとお答えしています。例えば、浅い虫歯に対して保険診療内のプラスチックの詰め物をしたとしても、それが将来経年劣化した際に神経などに悪影響がないのなら、それで必要十分だと思っています。ですが、将来的に歯の神経を除去したり、歯自体を失うリスクが高い場合は、信頼のおける高品質で低劣化な詰め物を自費診療で選択するほうが好ましいでしょう。自費診療は初期費用はかかるものの、長期的な視点でみれば良好な結果が得られやすく生涯コストでは経済的なことが多いのです。
審美歯科のメニューも用意されているのですね。
【古川院長】かつて歯科医院は「歯が痛くなったら行く」というネガティブなイメージを持たれやすい場所でした。これからの歯科医院は「歯が痛くなったら行く場所」から「何もなくても診てもらう場所」に変わらなくてはなりません。近年は虫歯の数は年々減っていますが、予防のために歯科医院に行くという意識はまだまだ根づいていないように思います。当院でホワイトニングなどを取り扱っているのは、歯に興味を持つきっかけにしてほしいから。院内のデザインも「通院」と身構えるようなものではなく、まるで美容室のような入りやすい雰囲気を大切にしました。健康な方も前向きな気持ちでケアを受けに来るような、美容室のように日常に溶け込む場所。それが私たちのめざすデンタルオフィスのかたちです。
最後に読者へメッセージをお願いします。

【古川院長】現代社会は情報であふれかえっています。その中から正しい情報をピックアップし、正確に理解するのは至難の業です。医療はその代表格といえるでしょう。私たちは歯科医療について何年間も学び、常に医療の現場に身を置いていますので、困った時には信頼できるかかりつけ医に直接相談してもらった方がいいと思いますよ。
【呉先生】当院は「完全担当医・担当歯科衛生士制」かつ「駅直結で曜日問わず毎日夜9時」まで診療しています。最近は和光市駅前の他院からセカンドオピニオンで転院されてくる患者さんも非常に多いです。歯や口のお悩みがあればお気軽にご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/27万5000円~、矯正/22万円~、ホワイトニング/8800円~