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患者の思考や悩みに寄り添い
ともにつくっていく持続可能な予防を

さん歯科こども・おとな歯科

(糟屋郡新宮町/福工大前駅)

最終更新日:2026/04/02

さん歯科こども・おとな歯科 患者の思考や悩みに寄り添い ともにつくっていく持続可能な予防を さん歯科こども・おとな歯科 患者の思考や悩みに寄り添い ともにつくっていく持続可能な予防を
  • 保険診療

トラブルが起きてから治療するのではなく、そうならないために、検査や生活の見直し、日頃のセルフケアから定期的に行うプロフェッショナルケアまで、さまざまな策を講じ歯を健康に維持を図っていく「予防歯科」。しかし、そこまでする必要があるのか疑問に思う人もいるだろう。患者の歯を守るためではあるものの、その価値や重要性を理解し実践してもらうに至るには、まだ大きな壁を感じることがあると「さん歯科こども・おとな歯科」の西田敬司院長は言う。その壁を打破すべく、同院では一人ひとりに適した方法を患者と「共創」していく予防に取り組んでいる。押しつけではない、それぞれの思考や悩みに寄り添うオーダーメイドの予防。同院が取り組む予防歯科について、歯科口腔外科分野も担う西田院長に解説してもらった。

(取材日2026年2月9日)

一人ひとりの思考や悩みに寄り添い、患者と共創していく持続可能な予防歯科をめざして

Q予防やメンテナンスに注力されている理由を教えてください。
A
さん歯科こども・おとな歯科 モニターを用いて、視覚的にもわかりやすい説明を心がける

▲モニターを用いて、視覚的にもわかりやすい説明を心がける

治療をしたからもう大丈夫と思われる方もいるでしょう。しかし、治療後はその状態維持のために定期的なメンテナンスをしなければ、ご自身では確認できない磨き残しや歯石などにより再発のリスクが高まります。歯を削るだけが治療ではなく、いかに歯を温存させられるかが私たちの大きな役割。そのため、治療ではできる限り再発リスクを軽減することに努め、治療後はメンテナンスに移行できるよう取り組んでいます。以前と比べると、虫歯になったことがないお子さんが増えてはいるものの、両極端で虫歯がある子は何本もあるというように二極化しているように感じます。そこには生活習慣や環境が大きく影響していることが考えられます。

Qとはいえ、定期的に受診する必要性が本当にあるのでしょうか。
A
さん歯科こども・おとな歯科 理解、納得をしてもらった上で、治療やメンテナンスを進めていく

▲理解、納得をしてもらった上で、治療やメンテナンスを進めていく

虫歯治療が終わったのに、「3ヵ月後に来てください」と言われた経験のある方は多いでしょう。治療したのになぜまた来ないといけないのか、何だか面倒だなと感じた方もいるかもしれません。口腔内には数百種類もの細菌が存在しています。多くの歯科で3ヵ月に1度のメンテナンスを勧められるのは、細菌の繁殖力が強まる時期や、歯垢、バイオフィルム、歯石がつき始めるのが約3ヵ月後であるのが理由。歯垢は歯磨きで落とせますが、細菌の集合体によってできる膜状のバイオフィルムや、歯垢が唾液のミネラル成分によって石灰化してできる歯石は歯磨きでは落とすことが難しいため、歯科で専門的なケアを受けることが必要なのです。

Q施術はどのような流れで行われるのですか?
A
さん歯科こども・おとな歯科 セルフケアだけでは落としきれない汚れを落とすことが大切

▲セルフケアだけでは落としきれない汚れを落とすことが大切

予防歯科には、歯科クリニックで行うプロフェッショナルケアと、歯科医師や歯科衛生士の指導に基づいた患者さんご自身が日頃から取り組むセルフケアの2つのアプローチがあります。当院のプロフェッショナルケアの流れは、まず口腔内をチェック後、歯茎の検査を実施。口腔内の状態に適したブラッシング指導、歯石取りを行った後、微粒子のパウダーで歯周病などの原因となる付着物を除去するためのエアフローという機器を用いて、歯肉縁上、歯肉辺縁といったこれまで操作が難しかった箇所の汚れも取っていきます。このような歯科クリニックでしか受けられないプロによるケアは、PMTCと呼ばれ、口腔環境の改善や維持に有用です。

Q具体的にはどのようなメリットがあるのでしょう。
A
さん歯科こども・おとな歯科 自宅での手入れも、口腔環境の維持には欠かせないと話す西田院長

▲自宅での手入れも、口腔環境の維持には欠かせないと話す西田院長

まず、口腔内の細菌の減少が望め、プラークの再付着を防ぐことに役立つため、虫歯予防や再発防止につながります。そして、歯周病菌の減少も見込めるため、歯周病や歯肉炎の症状の抑制が望めます。そのほか、口臭予防に加え、フッ素入りの研磨ペーストを用いることで歯の再石灰化を促進できますし、審美性の向上を図れるのもメリット。ただし、プロのケアだけでは口腔環境の維持は成り立ちません。日々のセルフケアも実践できてこそ、理想的な口腔環境をめざすことができます。だからといって、一方的な指導や押しつけは意味を成しませんので、当院では患者さんの声に耳を傾け、その方に合ったケアを共創していくことに取り組んでいます。

Q患者さんと共創していく上で大切にされていることはありますか?
A
さん歯科こども・おとな歯科 患者のニーズや思いを受け止めながら診療に取り組む

▲患者のニーズや思いを受け止めながら診療に取り組む

お子さんと大人でも異なってきますが、共通しているのはしっかりコミュニケーションを取ることです。一人ひとり生活環境やお悩みも異なりますので、お子さんであれば、親御さんにおやつの種類や時間、仕上げ磨きについてなどご自宅での状況をお伺いし、食育に関してアドバイスすることも。また、大人の方に関しても生活背景というのは治療計画を立てる上で重要になりますので、しっかりとヒアリングさせていただき、各患者さんに合ったオーダーメイドの予防法をともにつくり上げていくことを心がけています。その方にとってハードルが高すぎると持続しませんから、持続可能な方法をともに模索していくことが大切だと考えています。

ドクターからのメッセージ

西田 敬司院長

日頃のケアが大切であることは誰もがご存じだと思います。しかし、頭ではわかっていても、さまざまな事情で日々の生活の中に組み込むことが難しい方も多いのではないでしょうか。特に子育て世代の方は、お子さんの予防にはしっかり取り組まれる一方で、ご自身のことは後回しにしがち。時間的に余裕がない方も多いと思うので、無理なく行えることから始めるのが大事だと考えます。そのため、受診頻度も患者さんによって設定を変えています。めざすゴールは同じですが、走って行きたい方、歩いて行きたい方、あるいは急ぎたいけどゆっくりしか歩けない方。そんな一人ひとりの思考や悩みに寄り添い、皆さんの健康を支えていけたらと思っています。