全国のドクター14,080人の想いを取材
クリニック・病院 156,444件の情報を掲載(2025年10月10日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 新宿区
  4. 早稲田駅
  5. ともデンタルクリニック
  6. 大場 奉子 院長

大場 奉子 院長の独自取材記事

ともデンタルクリニック

(新宿区/早稲田駅)

最終更新日:2025/08/29

大場奉子院長 ともデンタルクリニック main

早稲田通りの西早稲田交差点そばにある「ともデンタルクリニック」は開業以来、アットホームな雰囲気で地域のファミリー層や学生たちから親しまれている。「身近な町のクリニックとして気軽に通えて、また来たいなと思ってもらえる歯科医院をめざしています」と優しい笑顔で話すのは大場奉子(ともこ)院長。診療では虫歯や歯周病などの一般歯科、小児歯科、予防歯科、さらに親知らずの抜歯までさまざまなニーズに対応。また、子どもの不正咬合にも注力するため、2025年4月から大学院に通い小児矯正の臨床・研究を行う予定という大場院長に、歯科医療への思いなどについて聞いた。

(取材日2025年1月24日)

気軽に通えて、また来たいと思ってもらえる歯科医院に

最近ではどのような患者さんが多く来院していますか。

大場奉子院長 ともデンタルクリニック1

以前と変わらず地域に暮らす皆さんや学生さんが多くいらしています。当院はどなたでも気軽に通える「町のクリニック」で、患者さんに「また来たいな」と選んでもらえる歯科医院をめざしています。開業以来、地域の方々にとって少しは親しみのある歯科医院になっているのかなと感じています。当院に通っているお子さんが通りがかりに院中をのぞいて声をかけてくれたり、お子さんの来院をきっかけにご家族で来ていただいたりしています。近所に通う学生さんも多く、学校を卒業後、数年たってからまた戻って来られる方もいます。定期検診で通っている方も多く、皆さん歯の健康に対して深く考えられていると思います。

歯科医師や歯科衛生士などスタッフは全員女性なんですね。

当院は私含め3人の女性の歯科医師がそれぞれオールマイティーに診療しています。うち1人の歯科医師は診療経験も長く、私も頼りにしています。もう1人の歯科医師は私の大学時代の同期で、部活も同じバドミントン部。歯周病と根幹治療のほか、お子さんの治療も得意です。当院ではこのような一般的な治療のほか、親知らずの抜歯まで行っています。口腔外科を専門とする歯科医師も不定期で来ていて、よほどの難症例でない限り、院内で抜歯をしています。大学病院などに行かずに済むことが多いので患者さんの負担も軽くなるのではないかと思います。どの歯科医師もできるだけ患者さんの性格まで把握して、その方に合った接し方、説明のやり方を工夫しています。3人の歯科衛生士はベテランぞろい。患者さんの治療履歴などもしっかり把握していて、スタッフ全員で情報共有しながら診療しています。

診療の際、心がけていることはどんなことですか。

大場奉子院長 ともデンタルクリニック2

患者さんができるだけ恐怖心を抱かないように配慮しています。痛みや怖さを感じるともう受診したくないと思ってしまいますから、「また来よう」と思っていただけるよう努めています。治療に入る前には、その方のお口の状態や治療の選択肢について丁寧に説明して、十分ご理解いただくようにしています。中でも口腔内カメラや手鏡で、治療前、治療中、治療後と各段階ごとにご自身の口の中の様子を見てもらうことは大切ですね。虫歯治療の際は虫歯を染め出すための薬を使うのですが、初期の虫歯などが指で削れるほどやわらかくなっているのを見せることで、痛みはなくても虫歯が進んでいることが患者さんご自身で納得でき、治療に積極的に向き合えるようになると思います。また、治療中は常にお声がけして、患者さんとのコミュニケーションを大切にしています。

小児の不正咬合を治したいと大学院通学を決心

大学院で小児矯正についての臨床研究も始められると聞きました。

大場奉子院長 ともデンタルクリニック3

はい。この4月から大学院に通って小児歯科や小児矯正について学ぶ予定です。大学の専攻で小児歯科学を選んだのですが、その後すぐに歯周病を専門とする歯科医院に勤めたので、このタイミングでもう一度、小児歯科と小児矯正を勉強したいと思っています。反対咬合(受け口)は、大人になってから矯正しようとすると大変ですので、なるべく早い段階で正しい咬合に治してあげたいなと思ったんです。大学院で外の新しい風にふれられることもとても楽しみです。

その小児の診療ではどんなことを大切にしていますか。

初診のお子さんは診察室でいきなり顔を合わせるのではなく、私から待合室に行ってご本人に名前を聞いたり少し雑談をしたりするなど、お子さんと触れ合う時間を持つようにしています。そうやって少し気持ちが落ち着いてから、「じゃあ行こうか」と2人で一緒に診察室に移動するようにしています。検診で来られたお子さんには、フッ素塗布に加えて、当院では虫歯予防のため奥歯の溝を歯科用樹脂で覆うシーラントも定期的に行っています。乳幼児医療証や子ども医療証があればこれらの処置は医療費助成の対象になります。

こちらでは口内炎の治療にも対応しているそうですね。

大場奉子院長 ともデンタルクリニック4

はい。当院では新たに歯科用レーザー機器を導入して、口内炎の治療を行っています。口内炎は、痛みがあると食事も思うようにとれず生活の質の低下につながります。レーザー治療は、1~2回の照射で痛みの軽減が期待できます。口内炎を繰り返す場合、合わないかぶせ物や入れ歯などが原因であることも考えられますので、口腔内をチェックして不具合があれば適切な治療につなげられます。また、歯科用レーザーは歯周病治療にも有用で、随時活用していこうと考えています。

そのほかクリニックの特色を教えて下さい。

当院は早稲田大学の契約医療機関になっていますので、在学生が学生証と保険証を持参して受診されると、当院で治療費をお支払いいただいた後、大学側から医療費が給付されます。対象は保険診療のみですが、ご自身が負担した額から一定の金額を差し引いた額が給付されますので、その制度を利用して通院する学生さんも多いですね。最近では、歯をきれいにしたいと相談に来られる学生さんも増えてきています。また、開業当初から感染症対策を重視しています。治療機器の滅菌や口腔外バキュームの使用、定期的な換気など歯科医院としてやるべきと考えることは徹底して行っています。

症状のない時から定期検診で良い状態を維持

先生が歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

大場奉子院長 ともデンタルクリニック5

父は歯科で用いる材料を扱う会社に勤め、母は薬剤師として活躍していましたから、「何か手に職をつけて仕事をしたい」と考えたときに、自然と歯科医師に興味を持ったのでしょう。鶴見大学歯学部入学後は小児歯科学を専攻し、卒業後は歯周病専門の先生が経営されていたクリニックで副院長も務めました。それまで自分で開業する意識はまったくありませんでしたが、この場所が空いているとご紹介があって、自分の今後を改めて考えることになりました。私の弟も歯科医師で、当時すでに開業していたので相談したところ、「せっかくのチャンスだからやってみたら」と励まされて開業を決めたんです。自分の得意分野を生かすというより、地域の皆さんの役に立つ歯科医院でありたいと考え、ずっと診療を続けています。

プライベートの時間はどのように過ごしていますか。趣味などはありますか。

趣味は運動とヨガです。もともと中学生から大学生までバドミントン部に所属して、大学生時代には主将も務めたこともあって、実は性格的にはバリバリの体育会系なんです。当院の歯科医師や歯科衛生士と同じチームという感覚で診療できるのも、そんな経験からかもしれませんね。今は筋力トレーニングにすっかりはまっていて毎日ジムに通っています。おかげで今は50㎏のバーベルスクワットができます。腹筋も割れていますし、実は細マッチョなんですよ(笑)。今後はヨガのインストラクターの資格も取りたいなと考えています。大学院に行って勉強もしたいですし、やりたいことがいっぱいです。

最後にメッセージをお願いいたします。

大場奉子院長 ともデンタルクリニック6

当院はアットホームな歯科医院で、患者さんたちに「また来たいな」と思っていただけるよう診療をしています。歯科医院は痛くなったら行く所と思っている方も多いと思いますが、痛みなどの症状が出た時にはかなり進行している場合がほとんどです。そうなる前に、数ヵ月に1度は定期的に検診を受けていただくことをお勧めします。当院では一人ひとりに合わせたブラッシング方法やフロスの使い方など丁寧にお話ししていますので、何も症状がなくても一度相談に来てください。

Access