ニキビ治療は将来への投資
無理なく続けられる方法の選択を
美容皮膚科・皮膚科 天神みきクリニック
(福岡市中央区/西鉄福岡(天神)駅)
最終更新日:2025/04/23


- 自由診療
ニキビは、尋常性ざ瘡という名のれっきとした皮膚疾患。治療経験のある人が増えてきた一方で、治療途中で脱落してニキビ痕や赤みが残る人、繰り返すニキビに悩まされる人もまだまだ多い。「ニキビの治療は早いほど高い効果が期待できます。諦めず、将来への投資だと思ってまずは相談してほしい」と話す、女性専用の皮膚科・美容皮膚科「天神みきクリニック」の河野美己院長。ニキビ治療に注力し、保険診療から自費診療までさまざまな選択肢を用意。「無理せず自分のライフスタイルの中で続けられる方法を選ぶことが大切」と力を込める。患者第一の柔軟な対応を心がけているのも同院の魅力の一つ。今回、河野院長にニキビ診療の今を聞いた。
(取材日2025年3月11日)
目次
ニキビ治療成功の鍵は、正しい知識と素直な実践。保険診療・自費診療で幅広い選択肢を用意
- Qニキビやニキビ痕へのお悩みに幅広く対応されているそうですね。
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A
▲しっかりと話を聞き、一人ひとりに合わせた対応を行う
はい。実は、ニキビとニキビ痕では治療方法が違います。ニキビが次々と新しくできる「活動期」の方は、保険診療の内服薬や外用薬・自費診療の内服薬や外用薬も使用し、ニキビのコントロールを行い、3ヵ月を目安に新生ニキビを減らすことをめざします。スキンケアがニキビの原因となっていることもあるので、お肌に合ったスキンケア指導を行います。次に、新生ニキビがある程度落ち着き、ニキビ痕の赤みや色素沈着が目立つ「沈着期」の方、肌に凹凸が残る「瘢痕(はんこん)期」に対しては、各種レーザーなどを用いた自費診療によるケアが有用です。その過程で一時的にニキビが悪化することもありますが、フォローしますのでご安心ください。
- Qニキビの治療経験がある人が増えているそうですね。
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A
▲日本皮膚科学会皮膚科専門医の院長
皮膚科での治療経験がある方はかなり多くなっていると思います。ですが初めて当院に来院された患者さんにお話を伺うと、以前治療を受けたことはあるけれど、処方された薬で赤くなったり、カサカサしたので嫌になり外用をやめてしまった、それから市販薬を使ってきたけれど、やっぱりニキビが出て困る、という方がたくさんいらっしゃいます。薬の外用方法の説明が不足していたり、そもそも外用薬だけではニキビのコントロールが難しかったりしますので、患者さんのお話をよく聞いて、一人ひとりに合った治療方法を考えています。
- Qこちらで行っているニキビ痕へのケアについて教えてください。
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A
▲施術前に診察を行い、その時の肌の状態に合わせた方法を提供
一番は、方法も価格帯もバリエーションが豊富ということでしょうか。当院のニキビ痕へのアプローチメニューは10種類以上。各種レーザーやピーリング、外用薬などさまざまな選択肢を用意していますが、大事なのは、患者さんご自身のライフスタイルの中で無理なく続けられる方法を選んでいただくことです。当院には同じ方法で決まった回数繰り返すコースの設定はなく、毎回医師が診察して、今の肌の状態に合った方法を臨機応変に提供していますが、ニキビ痕へのケアの場合は、3~5回は通っていただきたいですね。学生さんにも本気でニキビ痕治療をお考えの方にも十分応えていきたいですね。
- Qすぐに改善するというわけではないのですね。
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A
▲ケア方法や薬の塗り方の指導にも力を入れている
そうですね。ニキビ痕のケアは、1ヵ月ごとに5回ほどを目安に行う場合が多いです。また、ニキビ痕になったら早めにケアを始めるのも大事です。20代で治療を始めたほうが治療の有用性が見込めます。30代、40代の方も、治療回数はかかりますが、肌はきちんと変わることが望めます。今はニキビ治療やニキビ痕のケア方法がどんどん進化し、情報もあふれています。患者さんの中には、SNSなどで人気の機器を指定し診療を希望される方もいらっしゃいますが、本当にそこまで費用をかける必要があるのか首をかしげたくなることも。ご自分の肌の状態を医師にきちんと診断してもらい、ご自身に本当に必要な治療を選択していただきたいと思います。
- Q薬の塗り方やスキンケアについて教えてください。
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A
▲一人で悩まず、まずは気軽に相談してみてほしいと院長
外用薬の使い方は、私や看護師、薬局で薬剤師さんが指導していると思うのですが、適切に使用できない方もいます。ニキビ治療薬は塗ると赤くなることが多く、事前に副作用を聞いても、実際に起こると嫌になりやめてしまう方も。使い方の工夫をお伝えしますので、上手に使えるようになってほしいです。また、お肌の土台を作るのにスキンケアは重要です。自分に合ったスキンケアへ変えるだけでもいいでしょう。患者さんのお肌の状態・お使いのスキンケア用品を考慮し、スキンケアのアドバイスをします。薬の塗り方も、素直にアドバイスを聞いていただける方は肌の早期の改善が図れる傾向にあるので、ぜひチャレンジいただきたいです。
自由診療費用の目安
自由診療とは・内服薬によるニキビ治療/1万9800円〜 ・外用薬によるニキビ治療/2200円〜 ・レーザーによるニキビ痕のケア(1ショット)/2200円〜 ・ピーリングによるニキビ痕のケア/1万6500円〜 ・外用薬によるニキビ痕のケア/1980円〜 ・赤ら顔のケア(1ショット)/2200円〜