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吉村 怜 院長の独自取材記事

医療法人怜和会 かしい駅前内科・脳神経クリニック

(福岡市東区/西鉄香椎駅)

最終更新日:2021/10/12

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西鉄香椎駅より徒歩3分、国道3号線沿いというアクセスしやすい場所にクリニックを構える「かしい駅前内科・脳神経クリニック」。脳神経疾患への専門的な治療のみならず、脳ドックを含めた予防医学にも取り組む同院の吉村怜(さとし)院長は、福岡県内の基幹病院で幅広い臨床経験を積み、国内外で神経難病の研究を行ってきた。「脳神経内科医師こそがもっと予防医学に積極的に介入し、地域住民の健康をサポートしていく必要がある」と熱く話す吉村院長に、同院開業の経緯や診療への想いについて聞いた。

(取材日2020年9月5日)

国内外での研究と、豊富な臨床経験をもとに開業

医師をめざしたきっかけ、脳神経内科を専門に選ばれたきっかけを教えてください。

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中学・高校生の時に将来の進路を考えるにあたって、人を助けることのできる医療系の仕事に就きたいと思っていました。そして、医学は学んだことをそのまま人助けに役立てることができる学問だと思い、医師を志すようになりました。そして医学部生として講義を受けて、脳神経内科に興味を持ったのです。患者さんの愁訴や問診の内容、神経学的診察と各種検査を組み合わせ、どのような疾患・病態であるのか論理的に診断、そして治療に結びつける一連の診療に、学問的な面白さを感じました。また、当時は現在に比べて、脳神経内科はまだまだ発展途上の分野でもあったので、一生をかけて取り組むやりがいのある分野だと思い専攻しました。

研究や実務経験を積まれる中で、海外留学もされたとか。

脳神経内科医師として4年間の臨床経験を経た後に、大学院で多発性硬化症の研究を始めました。多発性硬化症とは、中枢神経内で炎症を起こし、神経細胞の突起を覆う髄鞘(ずいしょう)が壊されてしまうことで、多様な神経症状が再発と寛解を繰り返す難病です。若い人に発症し長期間病気と闘わなくてはならない疾患なので、特に罹患率が高い欧米で活発に研究が取り組まれています。研究成果発表の経験を積む中で、より深い学びと新たな経験を得たいという想いから海外留学への希望が湧いてきました。幸運にも海外留学奨学金を取れたことから2015年10月~2018年3月までアメリカのトマス・ジェファーソン大学神経内科に留学をさせていただきました。研究は本当に大変でしたが、アメリカの意志や主張をはっきり発信する風土、多様な文化、より良い生活を追求する周りの人々にとても刺激を受けました。

アメリカへの留学が、先生の考え方の素地をつくったのですね。

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そうですね。実際にアメリカ留学の中で研究課題に取り組み一定の成果を出したことは、私にとって自信にもなり、一つの区切りでもありました。その後日本に帰ってきてからは、多発性硬化症の研究・臨床に特化する道も検討はしたのですが、将来自分が本当にやりたいことを考えるにあたって、社会的に要請されていることを『わが道』にしたいと思ったのです。これからはその脳神経内科の専門性を生かして、より一般的な病気に携わりたい。そして一人でも多くの人の健康寿命に貢献したいという考えが強くなりました。その自分がめざす医療を実践するためには、開業医でしかできないと判断し、クリニック開業を決意しました。

脳神経内科の観点から、健康寿命の延伸に取り組む

このエリアで開業をされた理由は?

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九州大学病院や福岡東医療センターで勤務医として働いていた際に、このエリア周辺に脳神経内科のクリニックが少ない現状を知っていました。また、基幹病院でも脳神経内科を専門とする医師はまだまだ少なく、患者さんの認知度も低いと思ったため、このエリアでより身近に受診できるかかりつけ医になることができればと思ったのもあります。脳梗塞、パーキンソン病、てんかんのような脳神経内科の疾患について専門的な治療を行うのはもちろん、脳神経内科の見地をもとにした予防医学にも積極的に取り組み、このエリアに住まれている皆さまの健康寿命の延伸に貢献できたらと思っています。

「健康寿命の延伸」が先生の中でキーワードになっているんですね。

実際に脳卒中になられた患者さんを多く診てきたのですが、その程度によっては半身不随や寝たきりなどの状態になってしまう方も数多くいらっしゃいます。もしも病気として発症する前にMRIなどで検査を行い、発症の兆候をつかむことができれば、事前の対応や予防ができたはずなんです。また、近頃では認知症も生活習慣病と深く関係があるといわれており、これも予防のための一手を打つことができます。このように、予防のために検査をきちんと行い、適切な治療を行うことでより健康に過ごせる期間を延ばすことができると思っています。そのためにも、正しい知識と行動、早い時期から検査を活用して健康管理をしていくことが重要です。その一環として当院では脳ドックも積極的に行っています。

病気の予防について今後もさまざまな取り組みに挑戦されるそうですね。

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現在準備を少しずつ進めているのが、スポーツクラブとの連携です。病気の兆候をつかむ検査だけでなく、身体能力の維持と向上こそが、加齢による衰えをできる限り防ぐために必要です。年齢を重ねても日々健康的に過ごすためには、骨格筋の力と量をきちんと維持することが重要となります。そのためにも、脳ドックや健康診断などの医療的介入だけでなく、運動面のサポートが必要なのです。そこで、スポーツクラブと連携をすることで、生活習慣病の治療が必要な患者さんに適切な運動量の助言を医師とインストラクターから行うことができると考えました。また、既に持病を抱えていらっしゃる患者さんであれば、運動量の上限について医療的見地をもとにお伝えすることができるため、患者さんは安心して必要な運動を行うことができると思います。このような取り組みが早く実現できるように、近隣のスポーツクラブと連携の仕方について協議をしているところです。

もっと身近な相談ができる脳神経内科をめざして

設備面の特徴について教えてください。

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脳神経内科の検査においてMRIはとても重要です。当院では1.5テスラMRIを導入し、鮮明な脳や血管の画像を得られるように環境を整えています。ホームページからMRI検査の予約をとることもできますので、脳ドックとしてもご活用いただきたいです。また、脳波計や超音波診断装置、心電図、レントゲンなど一通りの検査機器を備えており、健康診断にも対応しています。さらに、当院ではリハビリテーション施設も完備しており、パーキンソン病を始めとした神経難病のリハビリテーションにも力を入れていています。その他、頭痛、肩こり、腰痛、不眠、便秘などにアプローチする電位治療器を導入していますので、ぜひ利用いただきたいですね。

お話を伺う中で、脳神経内科は身近な健康と深くつながる分野なのだと気づかされました。

脳神経内科と聞くと少しハードルが高く感じるかもしれませんが、脳や神経は全身と深く関わるものでもあるので、日々の健康に直結してくる分野なのです。個人的には、脳神経まで診れる内科医師、すなわち脳神経内科の医師こそがもっと予防医学にアプローチしていかなければならないと思っています。半身不随や寝たきりになる前に、健康的に過ごせる期間をもっと延ばすためにも体全身をきちんと見つめ直しましょう。日常的な運動、生活習慣の改善に向き合うサポートを脳神経内科の観点から幅広く行うことが可能です。これらの予防や生活習慣の改善にもっと力を入れていくためにも、スポーツクラブとの連携を実現し、その他新たな取り組みの実践へ進めていきたいと思っています。

最後に読者の方へメッセージをお願いします。

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健康は、人にとって一番の宝だと思います。そして、健康でいられることだけではなく、元気に過ごせるということも重要です。日々のパフォーマンスを上げられると、より活力のある毎日を過ごせるでしょうし、免疫力も自然と向上するでしょう。そのためには、食生活や運動習慣をきちんと見直すことが大切です。また、自分の状態や病気のことについて知る姿勢も重要だと思います。例えば、以前は対症療法が主だった片頭痛も、予防するための方法が現在では知られるようになってきており、実際に当院で診療も行っています。頭痛、物忘れ、しびれ、めまいなどのちょっとした悩みであっても、その原因を知ろうという思いと行動があるだけでも、改善につながるはずです。そのためにも、当院ではどんな些細な悩みや症状であっても丁寧に診察を行っておりますので、安心してお越しいただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

脳ドック/2万2000円~(コースによって金額が異なります)

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