駅直結で両眼同時手術も可能
日帰り白内障手術
アイクリニック南町田
(町田市/南町田グランベリーパーク駅)
最終更新日:2025/11/13
- 保険診療
加齢などの影響で目の中にある水晶体が濁り、視界がぼやけたり、かすんだり、まぶしい光に対して敏感になるなどの症状が現れる病気が「白内障」だ。薬で治すことは難しく、手術が必要となる。「アイクリニック南町田」では、難易度の高い症例を含む数多くの白内障手術を行ってきた2人の日本眼科学会眼科専門医が、日帰り白内障手術を担当。両眼同時手術にも対応しており、運転免許証の更新を控えている人や、何度も通院の時間が取りにくい人からの相談も多い。両眼同時手術の直後は両目ともぼんやりとした状態となることが懸念されるが、同院は南町田グランベリーパーク駅直結。また家族が送迎する場合にはショッピングモールの駐車場を利用できる。今回は小川俊院長に、同院での白内障手術の流れについて詳しく教えてもらった。
(取材日2025年10月15日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Q白内障になるとどのような症状が出るのでしょうか?
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A
白内障が進むと、視界がぼやけたり、かすんだり、まぶしい光に対して敏感になるなどの症状が現れます。「数字や文字が判別しにくくなった」「晴れた日や夜間の運転でまぶしさを感じる」などと訴える患者さんが多いですね。カメラに例えるとわかりやすいのですが、目の中にある「水晶体」は、いわばカメラのレンズにあたる組織。加齢などの影響で水晶体内のタンパク質が酸化して変化し、濁った状態が白内障です。眼鏡やコンタクトレンズの度数が合わなくなるなどの変化がありますが、度数を変えても水晶体自体が濁っているためあまり状況の改善は見込めません。白内障を薬で治すことは難しく、視力回復をめざすためには手術が必要です。
- Qこちらのクリニックでの白内障手術の特徴を教えてください。
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A
隔週で各々月2回、火曜日に私が、木曜日には基幹病院で部長として長年執刀経験を積んだ医師が、白内障手術を担当します。私は白内障や網膜疾患を専門としてきましたし、木曜担当の医師も数々の眼科手術に携わってきたスペシャリストです。安心してお任せください。術前に患者さんの生活環境の具体的なイメージを聞き取り、「どの距離で快適に見たいか」などのご希望を丁寧に確認します。当院では単焦点レンズを取り扱っており、乱視矯正用のレンズや両眼同時手術の選択も可能です。空き状況によりますが1ヵ月程度先のご案内が可能ですので、運転免許証の更新を控えてお急ぎの方もご相談ください。術後は私が経過をしっかりとフォローします。
- Q両眼同時手術のメリットや注意点はありますか?
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A
左右の見え方のバランス調整を早期にめざせる点が、大きなメリットです。術後の視力差による生活の不便さが少なく、特に強度近視の方にお勧めです。通院の回数が少なく済むことも両眼同時手術の良さですね。一方で両眼に合併症が生じるリスクや、レンズ選択の微調整ができないなど注意点もあります。また、白内障の進行度合いによっては水晶体が硬くなり手術時間や術後の炎症のリスクにも影響するため、両眼同時手術が可能かどうかは慎重な検討が必要。事前に十分な説明を行い、最適な選択を提案できるよう心がけています。両眼同時手術の当日は公共交通機関でなく、タクシーか付き添いの方の運転でまっすぐご帰宅いただくようお願いしています。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1目の一般検査と問診
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検査では瞳孔を開くための目薬を使い、水晶体の濁りや白内障の進行度合い、他に眼疾患がないかを確認する。問診ではいつから・どのような症状を感じているかが確認され、日常生活の状況なども踏まえて手術が必要か判断される。 白内障の進行はQOL(生活の質)を損ね、転倒や認知症進行などのリスクもあるため、手術を行うタイミングの見極めが大切だ。
- 2血液検査と手術に関する説明
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血糖値などを確認するために、日を改めて血液検査が行われる。例えば血糖値や血圧の値が極端に悪い場合には、先にそちらの治療を行う必要があるため内科を紹介されるケースもある。検査を終えたら、看護師から手術や前後に使用する目薬、コンタクトレンズの使用制限などについて説明を受ける。
- 3術前検査・説明と眼内レンズの選択
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数日後に来院して血液検査の結果説明を受け、問題がなければ目の術前検査に進む。眼球の長さや角膜のゆがみ、細胞の状態まで詳しく検査を行い、その結果をもとに濁った水晶体と置き換える眼内レンズを決定。遠く・中間・近くのどの距離感を裸眼で見たいかの希望も確認される。同院では単焦点レンズを取り扱っており、乱視矯正用のレンズや両眼同時手術の選択も可能だ。
- 4日帰り白内障手術
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自宅で散瞳薬を点眼してから来院し、受付を済ませて手術を待つ。標準的な手術の所要時間は片目で5~10分程度。白内障の進行が進んでいる場合や、水晶体を支える組織や目の状態によっては手術操作が追加され、時間を要することもある。手術では点眼麻酔を使用し、痛みを強く感じる場合には局所麻酔を追加するなど、痛みに配慮しながら行われる。手術後、問題がなければ保護用の眼鏡をつけて帰宅する。
- 5経過観察のため定期通院
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手術翌日、3~4日後、1週間後、その後は医師の指定どおりの間隔で定期検査を受診する。首から下のシャワー浴は翌日から、洗顔や洗髪は1週間後から可能。術後1週間は保護用の眼鏡もしくは眼帯が必要となるが、事務作業であれば手術翌日から仕事に戻ることもできる。また眼内レンズが固定されるまで2~3週間ほどかかるので、眼鏡の作り替えをしたい場合はそれ以降が望ましい。早めに必要な場合は医師に相談を。

