小澤 慶之 院長の独自取材記事
おざわファミリー歯科
(大田区/御嶽山駅)
最終更新日:2025/02/18

東急池上線・御嶽山駅から徒歩2分の便利な場所にある「おざわファミリー歯科」。地域に根差し、家族みんなで通えるアットホームな雰囲気のクリニックだ。院長の小澤慶之先生は、自身の歯科治療の経験を糧に、歯科医師を志した経歴を持つ歯科医師。毎日の診療で大切にしていることは「丁寧に治療内容を説明し、患者さんにしっかりと理解してもらうこと。説明と同意、これなくして治療はできません」とほほ笑む。クリニックでは「再発させない歯科治療」をモットーに、治療はもちろん、予防ケアにも力を入れる。子どもから大人まで、家族みんなの「健口(けんこう)」をサポートできればと意気込む小澤院長。歯科医師をめざした経緯や、診療で心がけていることなど、ユーモアを交えて楽しく語ってくれた。
(取材日2023年5月23日)
自身の体験から「優しい歯科医師」をめざす
クリニック名に込めた思いを教えてください。

当院の周囲は住宅地でファミリー層が多い土地柄ということもあり、ご家族みんな、老若男女に来ていただけるとうれしいなと思って名づけました。開院の際、相談に乗ってくれた先輩のクリニックの名前にあやかったというのもあります。「家族みんなで、お口を健やかに」、「歯を一生守るためのケアを私たちと一緒に始めませんか?」と呼びかけています。患者さんは、お子さんとそのご両親世代の方が多いでしょうか。おかげさまで、開院以来、毎日楽しく仕事をさせてもらっています。
歯科医師を志したきっかけがあったのでしょうか。
自分の治療経験が大きなきっかけとなりました。私自身、歯があまり強くなかったんですよね。小学生から高校生くらいまで、歯科治療を受ける機会が多くありました。当時は予防歯科という意識もなく、クリニックには虫歯になってから行っていました。永久歯が一部欠如していたこともあり、高校生の時に入れ歯を作ったこともあります。その頃私が受けていた治療は痛みを感じやすく、先生も怖かった印象です(笑)。治療を受けながら「自分なら、もっと上手にできるかも」と、中学生くらいの時には思っていました。そんな自身の体験から自然と、歯科医師になりたいという気持ちが芽生えたように思います。
そのような経験があって、歯学部に入られたのですね。

実は、歯学部に入る前、文系の大学に進学したんです。大学受験の時に、親に歯学部に進みたいと相談したら、駄目だと断られて。それでも、やはり歯科医師になりたいという強い思いがあり、大学卒業後に一念発起して、歯学部を受験しました。歯学部での学びは「そういえば、あの時そうだったな」と、自身の治療体験を思い返すことも多かったですね。当時を振り返ることが治療や患者さんの立場を理解する上で、とても参考になりました。子どもの頃は治療がつらくて、さぼったこともありましたが、身をもって歯の健康、治療の大切さを痛感したことは、今の診療に役立っていると感じます。
患者の理解のために、丁寧な説明を
診療ではどんなことを大切にしていますか?

患者さんの話をよく聞くこと、そして今のお口の状態や、治療の内容について、丁寧な説明を心がけています。患者さんと情報を共有して、わからないことがあればとことん説明します。具体的には、エックス線写真と口腔内写真を撮って、タブレット型端末を使用し、目で見てわかりやすくお話しします。治療の際にも随時お口の写真を撮り、経過をしっかりとお見せします。小さなお子さんには治療内容を記録したノートを提供しています。これは歯科用の母子手帳のようなもので、毎回の診察記録には、乳歯と永久歯の歯列、質問を書き込む欄などあり、診療記録をまとめて管理することができます。1人で通える年齢のお子さんには、治療の写真をプリントアウトして、説明を書き添えた手紙を親御さんに渡していただきます。
子どもを持つ家族にとっては安心ですね。治療の励みにもなります。
患者さんに治療を理解してもらうことが、信頼関係を築くことにつながります。説明を尽くして同意を得る、それなくして治療はできません。私たちは治療することで対価を頂いているので、適当なことをしてはいけない。当たり前のことなんですが、常に心に留めています。治療や予防ケアは、患者さんに、自分の口の状態に興味を持ってもらうことから始まります。ご自身のお口の状態を知ることで歯科治療へのモチベーションを上げ、家族そろって楽しく継続できるよう、スタッフが全力でサポートいたします。わからないこと、知りたいことにも誠実にお答えします。私たちと一緒に口腔内ケアに取り組んでいけるよう、呼びかけていきたいですね。
虫歯治療を中心に、幅広いご要望に対応されています。

私の強みは歯の根管治療、つまり歯の神経に関わる部分と、歯周病です。根管治療では、虫歯菌に感染した根っこを取り除き、管の中を殺菌・消毒し、弾性のあるゴム素材を詰めて密閉することで無菌に近い状態にします。 以前なら抜歯するしか方法がなかったようなケースでも、根管治療により歯を残せる可能性が期待できるようになってきています。当院では、ニッケルチタンファイルという専用の器具を使用し、ラバーダム防湿を行って、再発させないことを第一に考えた根管治療を行っています。専門分野では、口腔外科と矯正歯科の先生が在籍しています。矯正歯科では定期的な無料相談会を設けており、当院ではワイヤー矯正やマウスピース型装置を用いた矯正に対応しています。それぞれの強みを持つ歯科医師と提携して、さまざまな治療を提供していけるよう取り組んでいます。
家族みんなの「健口」をめざし、タッグを組む
先生の趣味やリフレッシュ方法について教えてください。

音楽やダンスが好きです。ヒップホップが好きな歯科医師なんて、珍しいのでは?と言われますが、いますよ。けれど、私ほど好きな人はいないかもしれませんね(笑)。ダンスは高校生から30歳半ばくらいまでやっていました。今は忙しくてできていませんが、自分も体を動かしたいのと、息子にもやらせたくて。いつか親子でダンスをやりたいと思っています。普段は自転車通勤をしていて、毎日片道9キロを通っています。帰り道では途中にある公園の鉄棒で懸垂をして気持ちを切り替えて、自宅に帰るのが日課です。
今後の目標を教えてください。
「再発させない歯科治療」をモットーに、治療はもちろん、その後の予防ケアに至るまで、高いレベルの治療を提供できるよう心がけています。そして、お口の健康を守るためには、毎日のセルフケアと定期的な歯科医院でのプロケア、両方が必須であることをお伝えしたいですね。歯磨きは「患者さんでもできる歯科治療」です。おかげさまで、定期的に通院してくださる患者さんもずいぶん増えました。これからも私たちとタッグを組んで、健康な口、すなわち「健口(けんこう」を守っていきましょう。
読者へのメッセージをお願いします。

アットホームな雰囲気で、お子さんから大人まで、リラックスして治療に通えるクリニックです。治療でわからないことがあったら、とことん説明するので、なんでも遠慮なく聞いてください。私たちの治療スタイルに共感してもらえたら、うれしいです。今後はマイクロスコープも導入したので、より一層精度の高い治療を提供できるよう尽力いたしますので、ぜひお越しください。これからも地域に根差し、皆さまに親しみを感じていただけるクリニックになれたらと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とはワイヤー矯正/75万円、マウスピース型装置を用いた矯正(部分)/50万5000円+処置費用、マウスピース型装置を用いた矯正(全体)/93万5000円+処置費用、インプラント治療/38万5000円~44万円