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井上 博 院長の独自取材記事

つばさ府中駅前歯科

(府中市/府中駅)

最終更新日:2024/04/15

井上博院長 つばさ府中駅前歯科 main

京王線の府中駅を出てすぐの複合施設にある「つばさ府中駅前歯科」は2019年12月に開業。井上博院長は、歯科医師として30年以上のキャリアを持つベテランながら、穏やかで飾らない人柄で、誠実に患者と向き合う地域のかかりつけ歯科だ。一般歯科、小児歯科、矯正歯科、歯科口腔外科をはじめ、患者の求めるニーズに対応できるよう幅広い診療を提供する。また、同院に加え、武蔵野台駅、中河原駅でも分院を展開し、患者の利便性の向上につなげているという。「地域の皆さんが生涯自分の歯で食事をし、笑顔でいられるように」。その理念のもと、患者のメリットを第一に考え、思いをくみ取る診療に専念する井上院長に、さまざまな話を聞いた。

(取材日2024年3月12日)

聞くこと主体の問診で患者の思いをくむことを追求

こちらを開業するまでの経緯を教えてください。

井上博院長 つばさ府中駅前歯科1

はい。大学卒業後は甲府や八王子の歯科医院に勤務し、29歳の時に一度、実家のある山梨県で開業しました。親や親戚から継いだのではなく、自分で一から作った歯科医院です。その後そこを閉院して、 37歳の時に府中駅から3つ目の武蔵野台駅近くに、つばさデンタルクリニックをオープンしたんです。さらに、47歳の時に中河原駅高架下でつばさファミリー歯科クリニックを開業し、53歳だった2019年に、府中駅前の施設内という立地で当院を始めました。「つばさ」という名前は、私の息子の名前からつけたんですよ。

同じ府中市内で、3つの歯科医院を構えていらっしゃるのですね。

そうなんです。これは、患者さんの利便性を上げるという意味でメリットが大きいと思っています。例えば、診察と治療は当院で行い、CTでの撮影が必要な患者さんには機器がある分院で検査を受けていただくなど、近い距離にある他の2つの院と連携することが可能です。また、平日の休診日をずらしているため、連絡先のフリーダイヤルを共通にして、急に歯が痛くなったり、詰め物が取れてしまったりした場合は、その日に開いている所で応急処置ができる体制を整えています。当院だけでなく2つの分院ともに京王線沿いで、それぞれ最寄りの駅から歩いて近いので、それほど不便ではないかなと思っています。加えて、他の院と診療に用いる材料なども共通化でき、コスト削減にもつなげています。

どのような層の患者さんが多くいらしていますか?

井上博院長 つばさ府中駅前歯科2

近隣にお住まいの方はもちろんですが、以前診ていた歯科医院から続けて通ってくださっている方がとても多いのです。片道数時間かけて、千葉や山梨からわざわざ通ってくださる患者さんも少なくありません。年齢層は幅広く、家族皆さんで来ていただている場合や、新規では20代以降の方も多くいらっしゃっています。特に矯正歯科については、セカンドオピニオンとしていらしていただくケースも増えてきていますね。

予防を重視し、先進設備を用いた治療を提供

こちらの歯科医院の診療理念を教えてください。

井上博院長 つばさ府中駅前歯科3

地域の皆さんが「生涯自分の歯で食事をし、笑顔でいられるようにサポートしていきたい」というのが当院の願いであり、診療理念です。どんなに素晴らしい治療を施した歯であっても、生まれ持ったご自身の歯に勝るものはありません。一度削ってしまった歯は元に戻すことはできないですし、削れば削るほど歯の寿命は短くなるといわれています。そのため、当院ではむやみに削ったり、抜いたりすることなく、なるべく歯を残すための治療を行っています。そして、治療をしたらそれで終わりではなく、治療後のメンテナンスや、さらに治療が必要にならないような予防も重視し、しっかりサポートさせていただきます。自覚症状がなくても虫歯や歯周病にかかっている場合がありますので、歯科医院で定期的な検診を受け、予防していくことは、ご自身の歯を守るために大切なことです。

治療のためにどのような設備を導入されていますか?

精度の高いかぶせ物を早く作るために、CAD/CAMと呼ばれるシステムを導入しています。まず3Dスキャナーで患者さんの口腔内のデータを取り込み、コンピューター上で患者さんの歯並びを再現しながら、かぶせ物の設計と製作ができるものです。これまでのように型を採り、技工所に依頼して作る金属のかぶせ物と違い、当院でスピーディーに作ることができるので、最短でその日のうちに完成させることも可能です。これにより、作製期間を短縮することにつながりました。また、レーザー治療器もあり、歯周病や口内炎の治療など、さまざまな場面で使用しています。切開が必要な治療において、メスを使用する従来の方法よりも痛みが少なく、治りやすいことも期待できるものです。

院長は診療において、どのようなことを心がけていますか?

井上博院長 つばさ府中駅前歯科4

患者さんの話をよく聞いて、その方が何を求めているかをくみ取ることです。そのため当院のカウンセリングでは、患者さんの話に真摯に耳を傾け「聞く」こと、つまり「問診」を大切にしています。患者さんがお口について気になっていること、不安に感じることを先にお話しいただき、その上でどのような治療プランが最適となりそうか、メリットやデメリットの両面にふれながら、見解をお伝えします。歯科医師の視点からその方に合った治療を見極め、説明した上で、患者さん自らも理解して治療に進んでいただけるよう、コミュニケーションを欠かしません。患者さんには、どんな些細なことでも気兼ねなくお話しいただきたいと思っています。

患者のメリットを第一に考えた治療で、恩返しがしたい

患者さんのメリットを追求されている印象を受けます。

井上博院長 つばさ府中駅前歯科5

そうですね。例えば、CAD/CAMシステムも、わざわざ遠方から来てくださる患者さんに、型を採るためだけに足を運んでいただくのはとても心苦しいので、通院回数を減らすことにもなると考えて思い切って導入しました。そもそも、この場所に開院したのも、特急が停まる府中駅なら、遠方の患者さんにとって少しでも通いやすくなるのではないかという思いがあったからです。また、もう一つ、私自身が家族と暮らす地元の府中に、もっと恩返しをしていきたいという思いもありました。今後も患者さんのためになることがあれば積極的に取り入れ、バージョンアップを重ねながら、さらに患者さんのお役に立っていけたらうれしいです。

お忙しいかと思いますが、趣味などに割く時間はございますか?

最近、ピアノを習い始めました。私も年を重ねてきて、何か新たなコミュニティーができたらいいなという思いで、レッスンに通っています。これまではクラシックを多く練習してきましたが、近頃はボサノバにもトライしているのです。リラックスにもつながっており、楽しんでいます。

最後に、読者の方々へメッセージをお願いします。

井上博院長 つばさ府中駅前歯科6

お口や歯のことをトータルに診られる歯科医院として、これまで以上に患者さんと向き合い、心のつながりを大切にしながら一歩ずつ誠実に歩んでいきたいと思っています。もともと私はそんなに口が達者なほうではないので、患者さんに何かを押しつけるようなことは苦手です。患者さんの話に誠実に耳を傾け、うそはつかずに、ただ真面目にやってきました。今の自分があるのも、これまで出会ってきた患者さんたちのおかげです。さらに、歯科医院が変わるたびに「先生じゃないと」と、私を追いかけて来てくれる患者さんがいてくださることが、大きな励みにつながっています。歯や口のことで何か気になっていることがあれば、お気軽にご相談ください。お待ちしています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯列矯正/60万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/60万円~、セラミック(1本)/6万円~、インプラント(1本)/30万円~、スポーツ用マウスピース/3000円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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