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堀田 美穂 院長の独自取材記事

あおば皮膚科・形成外科武蔵小杉

(川崎市中原区/武蔵小杉駅)

最終更新日:2021/10/12

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タワーマンション群やショッピングモールが立ち並び、若いファミリー層に人気の武蔵小杉。駅前ショッピングビル2階に構える「あおば皮膚科・形成外科武蔵小杉」は、一般皮膚科から自費中心の美容皮膚科まで、患者の多様なニーズに応えるクリニックだ。診療にあたるのは、3児のママでもある堀田美穂院長。大学病院や美容クリニックで培った多彩な経験を生かし、幅広く皮膚の相談に乗ってくれる。開院から1年とまだ新しいクリニックでありながら、充実した設備を駆使しつつ、近隣の病院からの紹介患者の治療も行う堀田先生。診療で大切にしていることや得意とするニキビ治療の進め方、自身の子育て経験が診療に生かされたエピソードなど、じっくり話を聞いた。

(取材日2020年12月10日)

患者とじっくり対話を重ね、潜在的な悩みも引き出す

はじめに、こちらのクリニックのコンセプトについてお聞かせいただけますか?

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当院は東京・立川にある「立川皮膚科クリニック」の分院という位置づけで、2019年10月に開院しました。充実した設備のもと「小さな病院」として皮膚科領域の多様な症例に対応していくという同院の理念を受けて、保険診療の一般皮膚科から形成外科、自費診療中心の美容皮膚科まで幅広く対応しています。私自身、大学病院とその関連病院で10年以上にわたって皮膚科の医師として経験を積んだ後、保険外診療でも幅広い経験を積みたいと思い、3年ほど美容クリニックにも勤務していました。大学病院では手術も数多く行いましたし、美容皮膚科の医師としても新しいケアの方法や機器類に多く接してきました。そうした経験を、地域の一人でも多くの患者さんに還元していきたいと思っています。

どういったお悩みの患者さんが多くいらっしゃいますか?

地域柄若い患者さんが多いのですが、ニキビにお悩みの中高生や20代、エイジングケアを希望される方まで、男女問わず年齢層も幅広いですね。美容というと、女性のものというイメージが強いかもしれませんが、男性でも美容に対する意識の高い方が増えているようで、男性も徐々に増えている印象です。また当院は用途に応じてさまざまなレーザー機器を導入しています。とりわけ血管腫の治療などに用いるダイレーザーは、地域でも導入拠点がまだ多くないため、近隣の病院からの紹介で乳児の血管腫の治療にも、たびたび対応させていただいています。

診療をする上で心がけていることはありますか?

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とにかく患者さんのお話をよく聞くことと、疑問に思ったことは何でも尋ねていただけるような関係性を築くことを特に大切にしています。訴えに対しては一つ一つ診断をつけた上で、治療をすることで1年後にどの程度の改善が見込まれるかといったところまで、長いスパンでの見通しをお伝えするようにしています。また来院された患者さんの中には、診療の過程で主訴とは別のお悩みを相談されるケースがたいへん多くなっています。皮膚に関しては前々から気がかりを持ちつつも、相談する機会がなかったのかもしれません。じっくりお話を聞くことで、患者さんのそうした潜在的な悩みも引き出し、トータルでサポートしていければと思っています。

自費診療も併用しながら行なうニキビケア

ニキビに対してはどういったケアが受けられますか?

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ニキビに対する治療方法は、私たちの世代が思春期で悩んでいた時代と比べるとはるかに改善され、保険適用のものでもお勧めできるお薬がたくさん出てきています。基本的には保険診療の中で、その方の症状に合うお薬を使っていきますが、ピーリングなど、自費診療でのニキビのケアも可能です。中高生の思春期ニキビから成人の方まで、保険診療と自費診療を必要に応じて組み合わせ、「保険プラスアルファ」を提供することによって、ニキビの悩みを解決していきたいと考えています。

勤務医時代には、フットケアにも注力されていたそうですね。

巻き爪のほか、爪の角が皮膚組織に食い込んで炎症を起こす陥入爪など多くの症例の診療にあたってきました。巻き爪治療の経験をもとに、企業と協力してケアに用いるクリップを開発した経験もあります。巻き爪はつらい痛みに加えて歩行に支障を来したり、アスリートにとっては成績に悪影響が出てしまう場合もあります。テープなどを使ったセルフケアの手法もありますが、それだけでは限界がありますので、生活面に支障が出る前に早い段階で受診されることをお勧めします。爪に関連した痛みがあると、つい短く切りすぎてしまう傾向にありますが、こうした深爪も陥入爪の引き金になります。他方、高齢になって厚く硬くなってしまった爪が切りづらく放置してしまうといったことも、爪の変形などトラブルのもとです。爪の適切なケアについてもアドバイスできますので、お気軽にご相談ください。

医師としてやりがいを感じるのはどんな時ですか?

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皮膚のトラブルは直接命に関わることはありませんが、見た目に大きく影響するため、自信をなくしたり、心の重石になってしまうことも多くあります。そうした方が治療を通じて再び笑顔を取り戻され、前向きに明るい表情を見せていただくようになると、医師としても大きな喜びを感じますね。当院では挙式や進学、就職など患者さんの人生のさまざまな節目を念頭に、そこまでに治療を終えたいといったタイムリミットを設定しての治療もお引き受けしています。患者さんにとって身近な皮膚科クリニックとして、最大限お手伝いさせていただければと思います。

地域で信頼される皮膚科クリニックをめざして

若い世代の多いエリアだけに、美容皮膚科のニーズも高そうですね。

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小さいお子さんを連れていらっしゃるママ世代の患者さんのほか、年を重ねても美しくありたいとご高齢になってもしみやしわなどのケアに積極的に取り組まれる方も多くいらっしゃいます。当院ではエステティシャンでもある専任スタッフによる無料カウンセリングを実施していますから、美容皮膚科で受けるケアが初めてで不安だという方にとっても、気持ちを楽にしていただけたらと思います。来院していきなり何か施術をしなくてはいけないということはなく、患者さんのお悩みに応じてどのようなケアが適しているか、費用はどれくらいか、期間やダウンタイムの有無など、あらかじめ十分な情報をお伝えすることで、より多くの方が安心して利用しやすいよう環境を整えていきたいと思っています。

プライベートでは3児のお母さんだそうですね。ご自身の子育て経験が診療に生かされることも多いのでは?

小学生を筆頭に3人の息子がいます。子どもと過ごす時間を通して医師としても学ぶところが多く、特にこれまで何げなく親御さんにお願いしてきた「お薬を2回塗る」ということが、こんなにも大変なことだと気づくことができたのは収穫でした。親として子育ての大変さを実感しているからこそ、「頑張っていますね」の言葉が自然と出てきますし、自分の経験から少しでもやりやすいセルフケアの方法をお伝えすることもできるようになりました。何より、子どもの肌トラブルや思いがけないけがが親にとってどれほど心配なものか実感したことで、以前にも増して患者さんの心に寄り添う診療ができるようになったのではないかと感じているところです。

最後に読者に向けて、一言メッセージをお願いします。

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開院から1年の間に、本当にたくさんの患者さんが来てくださり、クリニックとして地域に貢献できていると実感できたことが、私にとって何よりの励みになっています。皮膚科は「症状が良くなったらそれで終わり」ではありません。治療が一段落した後も、また同じ症状を繰り返さないように日ごろから予防し、いい状態を保っていくという意識がとても大切です。これからも患者さんのさまざまなニーズにお応えできる治療を展開していきたいと思っていますので、ぜひ一度足を運んでいただけたらと思います。一般皮膚科から美容皮膚科まで、「肌のことならここ!」と地域の皆さまから信頼していただけるようなクリニックをめざしていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ほくろ除去/8800円~、巻き爪・陥入爪の治療/7700円、しみのケア/3300円~、しわのケア/3万7400円、ピーリング3300円

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