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熊本 芳彦 院長、熊本 真優子 副院長の独自取材記事

くまもとクリニック

(福岡市中央区/天神南駅)

最終更新日:2021/03/08

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福岡市の中心である天神地区。その中央に位置する天神ツインビルの8階に「くまもとクリニック」はある。天神再開発に伴い、2019年に福岡ビルから移転したばかりの院内は白とオレンジを基調とし、明るく清潔感のある雰囲気だ。同院では、院長の熊本芳彦先生と副院長の熊本真優子先生が夫婦二人三脚で診療を行う。2人とも耳鼻咽喉科の医師として豊富な経験を持ち、ともに基幹病院で部長職も務めてきたベテランドクター。お互いの得意分野を生かしながら診療にあたっている。息がぴったり合った2人に、診療にかける思いなどたっぷり話を聞いた。
(取材日2020年11月14日)

勤務医として研鑽を積み、夫婦で開業

ご夫婦で開業されたきっかけを教えてください。

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【副院長】福岡ビルで長く耳鼻科のクリニックを営んでいた先生が閉業されることになり、同じ場所で開業しないかとお声がけをいただいたのがきっかけです。患者さんからのご要望もあったことから、お引き受けすることを決めました。もともと私にいただいたお話でしたが、せっかく開業するなら1人よりも2人がいいと思って「一緒にやりませんか」と院長を誘ったんです。
【院長】勤務医時代は大きな手術を数多く手がけ、仕事にやりがいを感じていました。だから開業するつもりはあまりなかったのが正直なところです。しかし、妻に声をかけられたのを機に地域医療に貢献したいという思いが芽生え、2人で開業することになりました。

実際に開業してみていかがでしたか?

【院長】地域のかかりつけ医として幅広い診療を行っているので、日々発見がありますね。開業して改めて思うのは、病院と診療所の連携が非常に大事だということ。当院に患者さんをご紹介いただくこともありますが、反対にこちらが大きな病院を紹介する機会も多いです。患者さんが安心して継続的に治療を受けられるように、周辺の基幹病院や大学病院の先生方とは密にやりとりしています。
【副院長】開業前は福岡市立こども病院に長く勤め、大きな疾患を持つ子どもの患者さんに専門的な医療を提供してきました。一方、ここでは日常的な疾患の患者さんが多く、そのギャップが目からうろこという感じです。また、患者さんと息の長い付き合いができるのも開業医ならではの喜びでしょうか。お子さんの成長を見守りながら治療できるのをうれしく思います。

どういった患者さんが多いですか?

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【院長】天神という場所柄、この周辺で働いている会社員の方々、そして飲食店関係の方などが多いです。電車1本で通えるので、久留米や小郡あたりから来院される方もたくさん来られています。大学病院時代から30年近く通ってくださる患者さんもいらっしゃいますよ。
【副院長】新生児から学童、働き盛りの20〜50代、上は90代まで幅広い年齢層の患者さんが来院されていますので、主訴はさまざまです。意外と多いのがご出張中の方です。東京にお住まいで「月に1回は仕事で来るから、福岡での主治医はここにしたい」とおっしゃる方もいらっしゃいます。院長は内科や外科、皮膚科など、あらゆる科目の先生から、私は小児科の先生からご紹介いただくことも多いですね。

得意分野が異なる2人の医師が多角的に診療

それぞれお得意とされる治療について教えてください。

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【院長】長年やってきた形成外科領域の治療でしょうか。一般耳鼻科の手術のほか、頭頸部腫瘍の治療と再建手術を多く手がけてきました。こちらでは大きな手術はやっていませんが、基本的に総合病院などと同じスタンス、クオリティーの診療を心がけています。一次診療を担うクリニックとして、頼りがいのある存在でありたいです。
【副院長】小児耳鼻咽喉科です。子どもは大人と違って「成長」という要素が加わるため、それを考えながら治療しなければなりません。また、お子さんの場合は自分の意思を伝えるのが難しいため、親御さんの意見をくみ取り、ご納得いただける治療を勧める必要があります。医学的にベストな治療とご家族が望む治療が一致するとは限りませんが、双方が納得する着地点を見つけることを大切にしています。大人の治療にはない難しさがある反面、大きなやりがいを感じます。

診療の際に心がけていることはありますか?

【院長】診断した病名をきちんと告げ、病状をしっかり説明した上で、患者さんがご納得した治療を選択できる環境を整えています。治療方法が複数考えられる場合には、自分が同じ病気になった場合にどうしたいかを考えます。自分がされたくない治療は患者さんにもやりたくないですから。ただし、最終的に決めるのは患者さんです。それぞれの治療法のメリット・デメリットをお話しして、ご本人に判断を委ねます。また、時間がかかる治療についてはゴールと現状を明確に示し、安心してもらうことを大切にしています。
【副院長】基本的には私も同じ考えです。お子さんの治療にも通じることですが、医学的にベストな治療でもご本人がそれを望まなければ無理強いできません。ライフスタイルは一人ひとり異なりますから、その方にとって最適な治療法を一緒に考えていきます。

先生のお考えになる2診体制のメリットとは?

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【院長】耳鼻科は患者数が多いので、待ち時間が長いといった意見をよく聞くことがあります。当院は一応主治医制ですが、忙しいときはお互いにカバーしあっているので、他院に比べて待ち時間は少ないと思います。
【副院長】数に忙殺されると、病気の見落としが生じやすいのが問題です。そうなると発見が遅れて重症化することもあります。ここでは、2人である程度時間も余裕をもって診ることで、見落としを防いでいっていることが大きな強みだと思います。手前味噌ですが、院長は豊富な経験と知識があるので、ちょっとした異変にも敏感に反応でき、早期発見につながったケースもあります。判断に迷ったときには相談できるのがありがたいです。

めざすのは自分が受けたいと思える治療

お互いに医師として尊敬できるところを教えてください。

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【副院長】患者さんにすごく優しいところです。患者さんに誠実に向き合い、ゆっくり話を聞いて不安を一つ一つ取り除いていくので、皆さんの満足度も高いのではないかと思います。経験値もさることながら、その緻密で正確な技術に驚かされます。家庭人として細かいのがいいのかというと、それとこれとは話が別ですが(笑)。
【院長】特に子どもの治療は、大したものだなと一目置いています。例えば耳鼻科の治療ではお子さんの耳に鼓膜チューブを挿入することがよくあるのですが、通常、全身麻酔を使用するところを局所麻酔だけでやっているのはさすがだと思っています。説明も丁寧でしっかりしていますし、患者さんに誠実に向き合っているのがみて取れます。そこの価値観が同じだから、一緒にやっていけるんでしょうね。

今後の展望をお聞かせください。

【院長】医学の進化は日進月歩でいろいろな治療法がどんどん出てきています。しかし、それが果たして安全なのか、どこまで治せるのかが明らかでないものも多い。新しいものに飛びつくのではなく、エビデンスに基づいた治療をきちんとやっていきたいですね。なるべく患者さんの負担が少なくて済むように、低コストで正確な診断、低侵襲の治療をめざします。
【副院長】見落としてはいけない病気は見落とさず、急がなければならないものは迅速に、逆にゆっくりでいいものは患者さんと相談しながら治療を進めていきたいと思います。ご本人が何に迷い、何に困っているのかをしっかりと聞き出して、それに対して適切な情報を提供できるようになるのが目標です。そのために常に勉強をして、情報のアップデートを続けていきます。

最後に、 読者へのメッセージをお願いします。

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【院長】当院は正確な診断に基づき、自分が受けたい治療を提供することをモットーとしています。必要があれば積極的に専門病院、他科を紹介しています。皆さんのお困りごとをサポートできるホームドクターでありたいと考えていますので、どうぞお気軽にお越しください。
【副院長】身体の異変や不調があっても、どの診療科を受けたらいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。気になる症状があれば、相談しにご来院いただければと思います。お子さんの耳鼻科疾患でお困りや、ご心配の親御さんはぜひ一度受診してください。

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