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竹中 丈二 院長の独自取材記事

たけなか眼科

(広島市安佐南区/下祇園駅)

最終更新日:2021/10/12

竹中丈二院長 たけなか眼科 main

JR可部線の下祗園駅から徒歩約15分。祇園クリニックビルの3階に、「たけなか眼科」はある。近隣にはショッピングモールや大学などがあることから、若い世代の患者が多く通うクリニックだ。目のかゆみ、見えにくさ、できものといった一般的な眼科疾患はもちろん、院長が専門とする硝子体手術や緑内障、白内障の治療、子どもの弱視など幅広い診療内容に対応している。誠実で穏やかな人柄が印象的な竹中丈二院長に、開業までの経緯や得意とする治療について、さまざまに話を聞いた。

(取材日2020年12月23日)

生活の中の目の悩みから手術まで、幅広く診療を行う

まず、先生のご経歴や開業までの経緯についてお聞かせいただけますか?

竹中丈二院長 たけなか眼科1

広島大学医学部の学生だった頃、研修でいろいろな科を回ったのですが、その中でも特に目の手術というものに惹かれて眼科の医師になることを決めました。卒業後は勤務医として広島大学病院をはじめ、庄原赤十字病院や県立広島病院、東邦大学医療センター佐倉病院といった大きな病院に勤務をして経験を積むことができました。そのような中で、より治療に専念していきたいという思いが強くなり、開業を決意したというわけです。大学病院にいると、治療以外の部分でやらなくてはいけない部分がどうしても多くなってしまいます。それよりも患者さんと接している時間をより多く持ちたいという思いがあったのです。

こちらのクリニックの患者層について教えてください。

竹中丈二院長 たけなか眼科2

子どもから高齢の方まで幅広い年齢の方が通われていますが、この地域はショッピングモールや大学などがあってファミリー層も多く住んでいるということもあり、どちらかというと若い世代の方が多いですね。患者さんの主訴としては、目のかゆみやかすみ、できものといった生活の中で困る目の悩みをはじめ、コンタクトレンズの処方、3歳児健診や学校の眼科検診などで問題を指摘されて来院されるケースが多いと思います。

クリニックのコンセプトや、診療の際に大切にしていることはありますか?

「専門的な手術が身近なところで受けられる」ということをクリニックのコンセプトに掲げています。特に硝子体の手術というのは、広島県内でも対応可能な施設はまだそれほど多くはないため、他からの紹介で来院される患者さんもいらっしゃいます。また、診療の際に大切にしていることは、患者さんへの言葉がけです。これは私だけでなく、スタッフにも共通認識として心がけてもらっています。専門用語ではなくわかりやすい言葉を使うことはもちろん、写真などの資料を使いながら説明をすることで、患者さんが安心して治療を受けていただけるように心がけています。特に眼科の手術では、恐怖心を持ってしまう患者さんも多いので、具体的な手術の方法をお伝えすることはもちろん、どのくらいの時間がかかるのかなどを丁寧に説明して、不安をできる限り取り除くようにしています。

生活の質の向上につながる硝子体手術に注力

先生は硝子体の手術をご専門にしているそうですね。

竹中丈二院長 たけなか眼科3

勤務医として最も長く務めた広島大学病院では、網膜硝子体グループのチーフとして、硝子体手術を数多く行ってきました。硝子体の手術というのは、わかりやすく言うと目の奥のほうの手術のことを指します。代表的な病気としては、網膜に膜が張り、視力が下がる黄斑前膜や、網膜が剥がれてしまう網膜剥離、失明原因の上位に入る糖尿病網膜症などに対する手術のことで、当院ではこれらの手術を日帰りで受けていただくことが可能です。私がこの硝子体手術に注力しているのは、手術を受けていただくことで、患者さんの生活の質の改善につなげていける可能性が高い点に魅力を感じているからです。もちろん、これらの手術を行うためには専門的な設備が整っているだけでなく、医師側の技術も必要で、専門的にしっかりと学んでいることが大切です。そのため、私自身は硝子体手術を得意とする先生方の勉強会に参加するなど、知識と技術のアップデートを今も続けています。

こちらのクリニックでは白内障手術も行っていると伺いました。

竹中丈二院長 たけなか眼科4

白内障というのは、目の中の水晶体が濁ってしまうことで視力低下を引き起こす病気のことで、当院では初期の白内障から進行した難易度の高い白内障手術まで対応しています。一般的な手術の流れとしては、点眼などで目の麻酔をした後、水晶体の濁りを取り除き、代わりに人工のレンズを目の中に入れるというものです。手術といっても通常は10分程度で終わるため、日帰りで手術を受けていただくことができます。ただし、両目の手術を行う場合は一度にはできないため、1週間程度の間隔を空けていただいています。

緑内障についても詳しく説明していただけますか?

緑内障というのは、眼圧が高くなることによって視神経に異常が起こり、視野が狭くなっていく病気のことで、現在日本人の失明原因の第1位に挙げられています。40代以上の日本人の20人に1人が緑内障であると推定されていて、決して珍しい病気というわけではありませんが、初期の段階では自覚症状がないため、その8割が緑内障であることに気がついていないともいわれています。緑内障は進行すると視野が失われてしまい、最後には失明の可能性もあります。一度失われてしまった視野は回復させることはできないため、早期に発見して治療を開始することがとても重要なのです。当院ではOCTという機器を導入し、ごく早期の緑内障を診断していくことができるようになりました。40歳以上の方でこれまで眼底検査を受けたことがないという方は、緑内障がないかを調べるためにもぜひ一度、眼科を受診していただきたいと思います。

幼児期の視力検査によって弱視の早期発見をめざす

院内の設備や医療機器でこだわった点はありますか?

竹中丈二院長 たけなか眼科5

まず、患者さんがほっと和むことができる雰囲気にしたいという思いがありました。院内はすべてバリアフリーになっていますので、車いすやベビーカーでの来院もしやすいと思います。設備面では、広島県内の施設ではまだ導入している医療機関が少ないと思われる、広角眼底カメラを導入しています。通常の眼底カメラよりも広い範囲での撮影ができるため、網膜の症状をより精密に把握することができるようになりました。また、視覚スクリーニングを行う機器も導入していて、小さなお子さんの視力検査などの際に役立てています。

先生は、子どもの弱視の早期発見にも力を入れていると伺いました。

竹中丈二院長 たけなか眼科6

弱視の怖いところは、治療のスタートが遅れると、治療が難しくなるという点です。視力というのは1歳半頃が発達のピークで、10歳頃を過ぎると発達しなくなってしまうため、そこから弱視の治療を始めても視力は上がらないことが多いのです。斜視などは親が見てもある程度判断することが可能ですが、乱視や強い遠視、左右の度数が大きく異なるといったケースは、眼科で調べないとわからないため、弱視を早期に発見して治療を始めるためには1〜3歳頃に目の検査をすることが重要になります。これまでは小さなお子さんは視力検査を嫌がるため、乱視や遠視を測定するのが難しいといわれていたのですが、当院で導入している視覚スクリーニング機器を使えば、写真を撮るような感じで行うことができ、小さなお子さんでもほとんどの子が測定可能です。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

これからも、私自身も知識と技術のアップデートを行いながら、多くの方に良い医療を提供していきたいと思っています。一般的な眼科診療はもちろんのこと、お子さんの目の検診から、白内障手術や目の奥の硝子体手術まで幅広く、丁寧に行っております。目のことで気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

多焦点眼内レンズを使用する白内障手術:多焦点眼内レンズを使用する白内障手術は選定療養となっており、別途でレンズ費用をご負担いただきます。レンズ費用はレンズの種類によって25万円〜27万円です。

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