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里村 厚司 院長の独自取材記事

さとむら内科クリニック

(さいたま市浦和区/南浦和駅)

最終更新日:2019/10/17

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2019年9月、南浦和駅と武蔵浦和駅のほぼ中間にあたる場所のビル2階に「さとむら内科クリニック」がオープンした。総合内科、腎臓、透析、循環器、感染症、リウマチ、臨床検査といった専門性を磨いてきた里村厚司院長は、日本大学医学部に約25年間在籍。臨床から学生の教育、研究に携わってきた内科のエキスパートだ。大学での経験を生かしながら地域に密着した医療の実現をめざし、昼間忙しい患者でも通いやすいように平日は夜8時まで診療。旅行を趣味として、クリニックのキャラクターデザインや待合室のインテリアにも家族のアイデアを取り入れるなど、家族思いの一面も見せる院長に、いろいろと話を聞いてみた。
(取材日2019年9月26日)

家族のアイデアも取り入れてくつろげるような雰囲気に

まず、この場所で開院した理由からお聞かせください。

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僕自身埼玉県出身でもあり、県内で場所を探していて、ここを見つけました。自分が現在住んでいるのは川口市ですが、浦和高校出身で浦和には知人も多くこの辺りにはなじみがありました。またこの近辺は内科のクリニックが少ないことも選んだ理由の1つです。患者さんは近隣の方が中心になるだろうと思っていましたが、インターネットで見つけたと桶川市辺りから来られた方もいらっしゃいます。平日は夜8時までと、土日も診療しているので、昼間仕事をしている方が7時以降や休日にいらっしゃることも多いですね。現在は私が一人で診ていますが、将来患者さんが増えたらドクターを増やしたいと思い、そのために診察室を2つ作りました。スタッフは僕の他に常勤の看護師と事務員、アルバイトがそれぞれ2人ずつと、看護師の資格を持っている妻が手伝ってくれています。

院内の設計や医療機器でこだわったところはありますか?

ビルの中にあるので暗くならないように、入り口をガラス張りにしました。天井が高いので上部にモニタを取りつけ、待っている患者さんの人数が表示されるようにしています。医療機器に関しては、血液検査や尿検査の機器の選択にはこだわりました。ヒューマンエラーを防ぐために電子カルテのシステムを導入し、受付から検査、支払までバーコード入力で処理するようにしました。クレジットカードや電子マネーでの支払にも対応しています。開業医は、毎日の診療が終わってからの会計処理が意外と大変だと聞いていましたが、システム化したことでそういった手間もかからず、計算間違いなどもほとんどないため助かっています。

クリニックのキャラクターロゴはお嬢さんの原案だとお聞きしました。

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そういったことが好きな下の娘に「何か考えてよ」と言ったら考えてくれたので、それにプロの方に手を入れてもらって作りました。聴診器が「さとむら」の頭文字の「S」になっているんです。入り口のドアに描いてあるのを、通りがかった小さいお子さんが興味深そうに見ていたりしますね。白を基調に壁を緑色、椅子をオレンジ色にしたのも妻と娘たちのアイデアです。僕が選んでいたら、たぶん落ち着いた暗めな色にしていたと思いますが、できてみたら明るくて良い雰囲気になりました。待合室もけっこう広いので、ゆったりとくつろいだ感覚でお待ちいただけるのではないかと思います。

地域の総合的な診療窓口となることが使命

診療の内容や方針について特徴はありますか?

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専門分野は、消化器とがんを除く内科全般です。消化管の内視鏡検査は扱っていませんが、CTスキャンを導入したことがひとつの特色になると思っています。CTを含めたエックス線検査や、血液と尿などの一般的な検査は、その日のうちに結果が出せるようにしています。糖尿病のHbA1cや血糖値、コレステロールや尿酸値なども含めて、診断に必要な検査結果は早くわかったほうが良いですからね。大きな病院のように検査の1ヵ月後に結果を聞かされても、何となくピンと来ないこともあるでしょう。逆に結果を急がないものは外部検査にするなど、そのときの状況に合わせて使い分けるようにしています。

総合内科をはじめとして、いろいろと専門性を追求してきたそうですね。

医師としてそれぞれの分野に深く携わってきた結果ですね。その中でも最も深く関わってきたのが腎臓です。もともと在籍していた日本大学医学部内科学講座内科2部門というところが、循環器、腎臓、透析などを専門にしていました。大学病院以外では腎臓の患者が少なかったことから、循環器、透析、腎臓と関連が深いリウマチといった専門性について研鑽を積みました。ただ、当院としてはそういった専門性に特化するのではなく、一般内科として地域の総合診療の窓口となることが使命だと感じています。そのために他の医療機関とも連携し、適切な医療の実現をめざしていきたいですね。

大学ではどのようなお仕事をされていたのでしょうか?

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臨床、教育、研究ですね。研究に関しては、透析を受けている患者さんの自然免疫について長く研究し、学会で論文を発表したりしていました。現在も日本大学医学部の兼任講師なので、年に数回は講義をしています。医師になってから約25年になりますが、その中で15年ぐらいは大学の腎臓内科に在籍し、その後10年ほどは臨床検査科に勤め、その後このクリニックを開業ということで、現在はまた新たな気持ちで仕事をしています。保険診療のことや医師会のことなど、わからないこともたくさんあり、そちらも勉強しないといけない状態です。そういった面については、大学を卒業したばかりの新人の先生と同じですね(笑)。

患者にしっかりと寄り添えるクリニックにしたい

医師をめざしたきっかけはありますか?

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中学生の頃、腰が痛くて診てもらったことがあったんですが、そのときの経験であまり医者にかかりたくないと思うようになってしまいました。それなら自分が医師になるしかないと考えたのが、きっかけの1つです。それからは、医師になって自分の医院を持つことと、教師になり大学で教えることの2つを目標として勉強してきましたが、結果的にどちらもかなう形になりました。と言っても、自分ではただやりたいことをやってきただけなんですけどね。開業に関しては、自分が50歳を過ぎたこともあり、今やらないともう無理かもしれないと思い、一念発起しました。

休日は何をして過ごしていますか?

残念ながら現在はまったく時間がないんです。開業した後2ヵ月ほどしてから初めて、クリニックに一度も来ない日があったぐらいです。趣味は旅行で、開業前は年2回ぐらいは家族と海外などにも出かけていました。もともと家族で面白いことをするのが好きで、流氷を見に行ったり、ジンベイザメを間近に見られるツアーに行ったりと、ちょっと変わった旅行を企画して、家族もそれを楽しみにしてくれていました。今のところまとまった休みを取るのは難しい状況ですが、仕事が少し落ち着いたら、温泉ぐらいは行きたいですね(笑)。

今後の展望やクリニックとしての目標をお聞かせください。

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患者さんにしっかりと寄り添い、地域の皆さんから「ここに来れば安心だよ」と言われるようなクリニックにしたいですね。患者さんの希望をできるだけかなえられるように努力しながら、専門家としての立場から有用なサジェスチョンを行い、お互いに納得できるような治療をしていきたいと思います。そのために大学病院時代からの心がけとして、患者さんのお話によく耳を傾け、最後に必ず「何か聞きたいことや聞き忘れたことはありませんか?」とお尋ねするようにしています。患者さんとしては、そのときは特に聞くことがなくても「疑問があったら聞いてもいいんだな」と安心感を持っていただけるようです。そういったやり取りを通じて患者さんから信頼が得られると、自然と医師に任せてくれることも増え、診療もスムーズに進められると思っています。そのためにも、初診の段階からコミュニケーションをしっかり取ることが大事だと思っています。

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