芦屋駅に隣接する「加藤心療内科」は、2019年に開院したばかりのクリニックだ。家に寄り添って立つ木のシンボルマークが象徴しているとおり、家庭的な雰囲気の中でリラックスして診療が受けられるよう配慮が行き届いている。兵庫医科大学卒業後、精神科病院で経験を重ね、2つの病院の病院長も務めた加藤力敬（かとう・よしたか）院長。患者のより良い予後を追求し、行政や福祉従事者との連携を進めてきた実績を生かして、同院でも地域に根差した診療をめざす。ストレス社会の中で不安や悩みを抱えながら過ごしている若い世代が気軽に受診できるように、そして患者や家族も地域でサポートできるように働きかけている。若い頃は患者に共感し過ぎたこともあったと話す院長。診療に対する思いを詳しく聞いた。

（取材日2019年8月20日）