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中西 律子 院長の独自取材記事

はなまる耳鼻咽喉科

(堺市南区/泉ヶ丘駅)

最終更新日:2025/04/24

中西律子院長 はなまる耳鼻咽喉科 main

泉ヶ丘駅から徒歩6分、クリニックモールの1階に位置する「はなまる耳鼻咽喉科」は耳鼻咽喉科を標榜するクリニック。院長の中西律子先生は2002年に関西医科大学医学部を卒業後、同大学の耳鼻咽喉科教室へ入局。その後、複数の総合病院やクリニックで研鑽を積み、診療科にとらわれない幅広い知識を身に着けたほか、日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医の資格も取得。2015年に同クリニックを開業した。同クリニックの理念は「コミュニケーションの取れるクリニック」。患者との対話を大切にし、患者が相談しやすい環境づくりに徹する。今回は中西院長に開業に至るまでの歩みや診療で特に心がけていること、今後の展望などについて話を聞いた。

(取材日2023年8月31日)

幅広い経験を積んで開業へ

先生はなぜ耳鼻咽喉科の医師をめざしたのでしょうか。

中西律子院長 はなまる耳鼻咽喉科1

実は医師になった当初は「全部やってみたい」という気持ちで、診療科を選ぶのに苦労しました。そんな時、お世話になっていた教授が「耳鼻咽喉科なら内科的な診療も外科的な診療もできるよ」とアドバイスしてくださり、「幅広い診療をしてみたい」と思っている私にピッタリだなと思い、この道に進むことにしました。はじめは母校の耳鼻咽喉科教室で勉強していたのですが、当時は医師の働き方改革の過渡期でもあり、十分な経験を積めなかったんですね。そこで八尾徳洲会総合病院という総合病院の初期研修に入り直して、そこで耳鼻咽喉科の医師としてだけではなく、幅広い診療科の診療に携わらせていただきました。2年程度だったのですが、救急科外来や当直などにも携わらせていただき、医師として働ける喜びを噛みしめていましたね。当時幅広い診療を経験させていただいたことで、今も耳鼻咽喉科に関係ないご相談に乗れるので「やって良かった」と思っています。

そこから耳鼻咽喉科専門医を取得するまでの経緯はいかがですか。

初期研修を終えたあと、「やっぱり何か専門がほしいな」と思い、耳鼻咽喉科の経験が積める神奈川県の総合病院で診療を行うことにしました。同院では手術の経験なども積めて、やりたいことができるようになり楽しかったですね。在籍中になんとか耳鼻咽喉科専門医も取得できたので、自信につながりました。また私生活では結婚、妊娠がありまして、妊娠に伴って地元に近い八尾徳洲会総合病院に戻ってくることになりました。しかし同院には耳鼻咽喉科がなかったので、妊娠中から出産後にかけて私が耳鼻咽喉科を開設することになったんです。妊娠、出産と新しい診療科の開設でとても慌ただしい日々でしたが、自分のために診療科をつくる許可をいただけたのはうれしかったですね。その後2人目の妊娠などもあって同院では非常勤として働くようになるのですが、同時に手術に力を入れるクリニックでも勤務でき、経験を積むことができました。

開業のきっかけになるような出来事はありましたか。

中西律子院長 はなまる耳鼻咽喉科2

2人目の出産後、また八尾徳洲会総合病院の常勤に戻って診療を続けていたのですが、非常勤時代にお世話になっていたクリニックの先輩や同僚の先生方が次々開業し始め、自分自身も開業を意識するようになりました。たまたま自身の地元でもあるこの地に良い場所を見つけることもできたので、2015年に開業しました。

コミュニケーションの取れるクリニックをめざして

現在の患者層や主訴について教えてください。

中西律子院長 はなまる耳鼻咽喉科3

患者層はとても幅広く、赤ちゃんから高齢の方までさまざまな方がいらっしゃいますね。地域的にもこの周辺は新しい建物が多く建っており、若い方から高齢の方まで幅広い年齢層の方がお住まいなんです。少子高齢化が叫ばれてはいますが、当クリニックには妊婦さんや赤ちゃんも数多くいらっしゃいますよ。患者さんの主訴としては、感染症関連でお越しになる方が多いですね。そのほか「耳の聞こえが悪い」「鼻水が止まらない」など一般的な耳鼻咽喉科の症状でお越しになる方も少なくありません。

当クリニックの診療の特徴は何ですか。

設備的にはCTの検査機器があることが特徴の1つだと思っています。ウェブサイトをご覧になって受診される方の多くは「CTを撮ってほしい」とおっしゃいますので、やはり画像で見て、自身の状況を明確にしたいという希望を持つ方は少なくないのだと思います。開業当初はCTを入れるかどうか少し悩みましたが、これまで診療してきた医療機関にはすべてCTがあったことと、先輩に「自分の診療の軸をブレさせないほうがいい」とアドバイスを頂いたことから、CT導入を決意しました。CT検査は「副鼻腔炎と診断されていたが実は違った」などといった適切な診断につなげるためにも有用なので、活用していきたいと思っています。また、病気がはっきりとわかれば患者さんもスッキリした気持ちで帰れるでしょう。

診療にあたって大切にしていることを教えてください。

中西律子院長 はなまる耳鼻咽喉科4

一番は患者さんとのコミュニケーションですね。開業当初から「コミュニケーションの取れるクリニック」を志しており、子どもの患者さんに対してもしっかり話をして対等な関係性を築くようにしています。スタッフも明るくてホスピタリティーのある方ばかりなので、自然と話しやすく、相談しやすい雰囲気になっていてありがたいです。あとは丁寧な処置でしょうか。例えば「鼻吸い」などの耳鼻咽喉科的処置も痛みに配慮して行うことはもちろん、丁寧にしっかり取ってあげることで、中耳炎の予防などにつなげたいと思っています。大人でも子どもでも「鼻を吸ってほしい」といってお越しになる方はいらっしゃるので、患者さんのお役に立ちたいですね。

日々の診療に真摯に取り組む

そもそも先生はなぜ医師になろうと思ったのですか。

中西律子院長 はなまる耳鼻咽喉科5

母の影響が大きいですね。昔から母に「自立した女性になりなさい」と言われて育ち、自立とはどんなことか、何をすれば良いのか頭を抱えていました。小学校4年生くらいのときに母に「自立するにはどうしたらいいのか?」と相談したところ「医師か弁護士になると良い」と言われたので、そこから医師という職業に興味を持つようになりましたね。もともと、どちらかといえば理科や数学など理系の科目が得意だったこともあり、中学校3年生のときには「医師になろう」と考えていました。大学入試では1年浪人をし、そのときは「獣医師でもいいかな」などと少し迷ったのですが、母から「実は自分も医師になりたかった」と打ち明けられ、やはり医師をめざそうと改めて思い直しました。母とは今も良好な関係を築いており、子育てなどさまざまなところでサポートしてもらっていますね。

今後の展望についてお聞かせください。

開業当初から掲げている個人的な目標は「堺一の女医になる」でした(笑)。何を持って一番なのかはわかりませんが、今でもその志を持って、日々の診療を真面目にコツコツと頑張っています。具体的には、日々の地道な取り組みによって患者さんからも「耳鼻咽喉科といえばここ」と思っていただけるような、選んでいただけるクリニックをめざしていきたいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願い致します。

中西律子院長 はなまる耳鼻咽喉科6

当院は相談しやすいクリニックをめざしていますので、気になる症状などがあれば耳鼻咽喉科などの診療科にとらわれず、どんなことでも気軽にご相談いただけたらうれしいです。「どの診療科に行けば良いかわからない」などのお悩みも気軽にご相談ください。また当院では病状に応じて漢方薬の処方を行うこともできます。漢方薬には幅広い作用があり、主訴だけでなくそれ以外の部分にも有用な場合があるなど、奥深さが魅力です。些細なお悩み事でも力になれる可能性はありますので、ぜひご相談ください。

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