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小沢 公詞 院長の独自取材記事

長岡京アゼリア歯科

(長岡京市/長岡天神駅)

最終更新日:2021/10/12

小沢公詞院長 長岡京アゼリア歯科 main

「長岡京アゼリア歯科」へは、阪急京都線・長岡天神駅から徒歩約3分。クリニックはアゼリア通りに面したビルの1階にあり、提携駐車場も確保されている。院長の小沢公詞(まさし)先生のモットーは、自分の大切な人にしてあげたいと思える治療を患者に提供すること。時間をかけてカウンセリングと検査を行い、その患者に必要と思える治療プランを提案する。保険診療に限定したり、自費診療ばかりを勧めたりせず、その患者のことを考えた提案をするのが小沢先生の流儀だ。それぞれのプランについては費用や治療期間についてもきちんと説明し、患者が選択した治療には全力を尽くす。小沢院長にクリニックの診療ポリシーや得意とする歯周病治療などについて話を聞いた。

(取材日2020年3月16日)

大切な人にもできる治療を提供する

どんな方が受診されますか?

小沢公詞院長 長岡京アゼリア歯科1

「開業から年数のたっていない歯科クリニックは、院長と同年代の患者さんが多い」ともいわれるように、30代、40代の患者さんが中心です。30代の親御さんの方はまだお子さんも小さく、ご自身のお口の中のことに時間やお金をかけるのが難しいという方が多いですね。40代以降の患者さんになると、歯を長持ちさせるめの治療、将来の自分への自己投資的なケアに興味をもつ方が増えてきます。

診療スタンスについて教えてください。

自分の家族や身内が治療を受けるならどうするか、というのが一つの判断基準となっています。例えば、歯の詰め物ができあがってから、患者さんに「ちょっとしみるのですが……」といわれて、様子を見るか、詰め物を入れてしまうか、迷ったことがあります。その時、自分の家族や身内ならどうするかを考えてみると、答えは当然、入れずに様子を見るということになりました。その結果、通院回数が増えて患者さんの負担になる部分もあるのですが、より良い治療を提供するために、きちんと説明して納得していただきました。

時間をかけてカウンセリングされるそうですね。

小沢公詞院長 長岡京アゼリア歯科2

応急処置や歯石の掃除を希望される患者さん以外は、初回から治療することはあまりありません。歯科に何を求めておられるのかは、患者さんごとに異なるので、その気持ちに寄り添えるように、しっかりとお話しすることが大切と考えています。当院の場合、初回は60分の時間枠を設定して、20〜30分をカウンセリングに、残りを検査にあてます。その結果、虫歯が見つかれば、虫歯の状態や治療法などについてお話しします。2回目は、検査結果に基づいた治療計画を提案し、費用や治療期間も含めて説明します。それ以降も必要に応じてカウンセリングの機会を設けます。治療がある程度進んでから説明する「後出し」は絶対にないようにしています。

治療方法の選択は患者さんの意志を優先されるのですか。

完璧な治療法はなく、それぞれにメリット、デメリットがあると思っています。ですから、治療法については保険、自費に関わらず、公正に説明します。断りなく保険治療をする、あるいは自費治療ばかり勧めるといったことは、患者さんの選択の権利を奪っているように思います。すべて説明した上で、患者さんがどの治療法を選ばれた場合でも、一生懸命に治療にあたるようにしています。

人の役に立てる仕事をめざして

歯科医師を志した理由を教えてください。

小沢公詞院長 長岡京アゼリア歯科3

もともと医療系の仕事に就きたいと思っていました。困っている人の力になりたいという気持ちがあり、人に「ありがとう」と感謝してもらえる、良い仕事だと考えていました。物作りも好きだったので、企業で技術系の仕事をやっても良かったのですが、人の役に立つということが実感できる仕事はやはり医療系だと考えたのです。当初は医学部をめざしていたのですが、最終的には地元の大学の歯学部に進みました。

卒業後は大阪のクリニックに勤務されました。

最終学年の時に父が亡くなって、大学院への進学を断念しました。それで、就職しなければと大学の事務局で求人案内を見ていた時に、ある勉強会の講師をされている先生のクリニックが目に止まったのです。医局のOBの先生に「このクリニックはどうでしょう?」と尋ねてみると、「絶対にそこに行きなさい」「行かないと後悔するよ」と言われて、履歴書を持って面接に行きました。他にもたくさん就職希望者が来ていたと思うのですが、僕が採用されたのは、OBの先生の後押しがあったからだろうなと、今になって思います。

どのようなクリニックだったのですか?

小沢公詞院長 長岡京アゼリア歯科4

歯周病やインプラント治療に強く、包括的な治療を実践しているクリニックでした。患者さんに本当に必要な治療を保険、自費の分け隔てなく提案して、患者さんの意志で治療プランを選択してもらうというスタンスで、1本の歯の詰め物(インレー)、かぶせ物(クラウン)の作製から、口腔全体を診る治療まで幅広く経験できました。専門性の高いこともやっていたのですが、初めて勤めたクリニックでしたし、そうした特徴を知って就職したわけではなかったので、自然とそのクリニックの治療が僕のスタンダードになりました。このクリニックでは、謙虚な姿勢で学ばせていただくなど、社会人としての基本をしっかり教えていただきました。勤め始めてすぐの歓迎会で、「学生気分が抜けていない」と院長に怒られたのも良い思い出です。今、もしもあの頃に戻れるなら、あの時の自分にドロップキックを入れたいですね(笑)。

包括的治療を目標に勉強を続ける

歯周病の治療に力を入れておられます。

小沢公詞院長 長岡京アゼリア歯科5

ずっと歯周病の治療に携わってきたので、歯周病治療は好きで、得意な部分でもあります。治療やケアをすることで、腫れや出血が見られた歯肉が引き締まり、きれいになっていく様子や、ぐらついていた歯が安定していくのを見るのは、歯科医師にとって快感なんですよ。歯はいったん削ると絶対に元には戻せませんが、歯肉は自己修復力がある程度ありますから、治療によってその力をうまく引き出せればと思っています。また、どんな治療をするにしても、土台となる歯肉の状態が整っていないと、「沼地に御殿を建てる」というような治療になってしまいます。当院では歯周病の治療、ケアの際には、衛生面に配慮して機能水を使用しています。また、当院はかかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所の施設基準を満たしており、保険診療内でも月に一度のメンテナンスが可能です。

こちらでは虫歯リスク検査を行っているそうですね。どんな内容ですか?

唾液の質を調べる検査、口臭の有無や程度を調べる検査、さらに歯周病菌の状態を確認できる位相差顕微鏡による検査を行って、患者さんの歯を失うリスクを判断して、予防に役立てています。予防なので健康保険の適用にはなりませんが、3割前後の患者さんが利用されます。しっかりと検査してほしいという方や、大変な治療を受けたことがありもう歯を失いたくないという方が多いですね。

今後の目標を聞かせてください。

矯正治療をしっかり勉強したいと考えています。歯周病を的確にコントロールするためには、矯正治療も重要なのです。実は、僕には欲張りなところがあって、自分の担当する患者さんについては、全部自分が診たいと思っています。それなら、矯正専門の先生にお任せするよりも、自分でできるようになったほうが良いと思ったので、今後は小児矯正から始めようと考えています。歯科治療は早いスピードで変化、進化しているので、勉強しないと流れに置いていかれます。矯正のみならず、どんな症例でも自信を持って患者さんたちを導いていくために、困難な症例はスタディーグループなどの場においてドクター間でディスカッションを行うなど、知識を深め、常に医療技術をアップデートし、さらにより良い治療を提供していきたいと思います。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

小沢公詞院長 長岡京アゼリア歯科6

年齢を重ねても歯がたくさん残っている方は元気だということを、往診を経験して改めて実感しました。口腔内を良い状態に保っておくと、自分の歯で何でも食べられるでしょう。自費診療に抵抗感を覚える方もおられると思いますが、クリニックは儲けるために自費診療をお勧めしているわけではなく、大切な歯を長く良い状態を保つことにつながると考えて提案しています。将来の自分へ投資と考えて、一度検討してみても良いのではないでしょうか。とはいっても、経済的な理由などで選べないことも当然理解していますので、保険診療でも自費診療でも丁寧にやってくださる先生を見つけ、相談されることをお勧めします。当院に来てくださったら保険自費問わず全力で治療しますのでお気軽にお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/45万円、虫歯リスク検査/8800円

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