歯を守る選択肢として
無菌的処置や診断にこだわる精密な根管治療
大島歯科クリニック
(柏市/柏駅)
最終更新日:2023/11/15
- 自由診療
虫歯(う蝕)が進行して菌が歯髄まで達してしまった場合に、神経や根の治療を行うのが根管治療だ。しかし、根管治療を行った後に痛みなどの症状が再発し、再度治療が必要になった経験をした人もいるのではないだろうか。根管治療において重要なのは「ラバーダムを使用した無菌的処置、用いる材料の質、マイクロスコープを活用した精密な治療、適切な診断などの工程を丁寧に実施すること」と話すのは、根管治療に力を入れる「大島歯科クリニック」の大島光慶副院長。やり直しのない根管治療を行い、患者の大切な歯を残すサポートがしたいと考える大島副院長に、根管治療において重要なことや歯科医院選びのポイントについて詳しく聞かせてもらった。
(取材日2023年10月24日)
目次
無菌的処置などによる精密な根管治療で、再治療リスクの低下を図る。歯の健康を生涯サポート
- Q根管治療が必要になるのはどのようなケースですか。
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A
基本的には虫歯菌が歯髄に達している場合です。歯髄に達する虫歯は痛みを感じることが多いので、無症状というケースは少なく、当院にもほとんどの方が痛みを訴えて来院なさいます。しかし、歯周病ですでに歯がぐらついている方に根管治療を行っても、治療後にその歯が抜けてしまう可能性があります。そのため、歯周病、かぶせ物を装着できるか、噛み合わせなどさまざまな要素を考慮した上で、根管治療が最適かどうかを慎重に診断する必要があります。当院では一般的な症例だけでなく難症例についても対応が可能です。過去に別の歯科医院で根管治療を受けたけれど改善されなかったという方も、相談しに来られています。
- Q根管治療で再治療が発生してしまう理由は何でしょうか。
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A
根管治療をしても、痛みが続いたり、時間たってから再発し、再治療に至ったりするケースは少なくないというのが現状です。その原因の一つとして、多くの方が選択する保険診療では、時間や手段が限られてしまうため無菌的処置を徹底できないことです。精密な治療を行う上で重要なポイントはいくつかありますが、まずはラバーダムを使用して無菌的処置を行うことです。あとは使用する材料の質、十分な時間をかけてマイクロスコープを活用した治療を行うことなどが挙げられます。これらを徹底するために当院では自由診療での根管治療をご提案しますが、十分な説明をした上で、受けるか受けないかは患者さん自身に選択していただきます。
- Qこちらのクリニックの根管治療の特徴を聞かせてください。
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A
根管治療の分野ではレベルの高いPESCJに所属し根管治療を専門的に学び技術を磨きました。ラバーダムやマイクロスコープを用いた治療を行うことに加え、再治療を回避するための術前診断も重視しています。歯痛を感じる場合は虫歯や歯周病、歯ぎしりなどさまざまな原因が考えられます。それを見極め本当に根の治療が必要か、必要ならどんな治療が妥当かを診断することが重要です。口腔内外の診査、必要に応じてエックス線やCT撮影、問診も丁寧に行います。虫歯が神経にまで達していると、症状は上にあるのに下に痛みを感じる関連痛などが起こり、痛みの特定が難しくなるケースもあるため、それらも視野に入れ綿密な診断を行います。
- Q根管治療にかかる期間はどのくらいでしょう。
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A
根管治療は時間がかかると考えている方は多いかもしれません。根管治療のために何ヵ月もの間、何度も歯科医院に通った経験がある方もいるのではないでしょうか。当院では、1回の治療に必要十分な時間をとった上で、ラバーダムやマイクロスコープを使った精密な治療を実践します。そのため、適切な事前診断や根管治療前の土台作りができれば、1~2回の治療で完結させることも可能です。治療のやり直しがなければ治療中の感染リスクを軽減できますし、短期間で症状の改善につながれば患者さんが痛みに悩まされる期間も短くて済みますよね。
- Q根管治療を受けるメリットを教えてください。
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A
人生100年時代といわれる中で、自分の歯をできるだけ長く残すための選択肢になるということでしょう。そのためにも、根管治療が必要な場合、再治療が発生しないよう質の高い根管治療を受けていただきたいですね。ラバーダムを使用して感染に配慮している歯科医院や、治療前に事前診断をしっかり実践している歯科医院を選ぶと安心ではないでしょうか。根管治療は外科的処置が必要になることもありますが、私は口腔外科出身で外科的スキルも身につけていますので、安心してご相談いただければと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とは根管治療/11万円〜