頭痛、めまい、しびれ、頭のケガ
身近な脳神経外科の受診を
コスギコモンズクリニック
(川崎市中原区/武蔵小杉駅)
最終更新日:2023/08/08


- 保険診療
今まで感じたことのない頭痛や、めまい、しびれのある時。あるいは市販の頭痛薬では改善が見込めない片頭痛に悩まされる時。大きな病院の脳神経外科を受診するのは、やはりハードルが高い。そこで知っておきたいのが、頭や神経の症状を診てもらえる身近な脳神経外科クリニックだ。武蔵小杉駅近くの「コスギコモンズクリニック」は、脳神経外科、内科、呼吸器内科の専門家が在籍し、CTも備える。高木誠院長は「すぐにCT検査を行える体制を整えているので、脳卒中など重篤な病気が潜んでないかを見極めることができます」と話す。また、脳の手術後のフォローや、脳卒中の再発を防ぐための生活習慣病管理、子どもの顔面や頭部の外傷などにも対応する。そこで頭や神経の症状を気軽に相談できるクリニックでの脳神経外科診療について、高木院長に聞いた。
(取材日2023年7月18日)
目次
頭痛やめまい、慢性の片頭痛、頭部の外傷。脳や神経の症状を気軽に相談できる、身近で専門的な脳神経外科
- Qどんな症状の時に脳神経外科を受診すると良いのでしょうか。
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A
▲東急東横線武蔵小杉駅から徒歩5分ほど
頭痛やめまい、体のしびれやまひなどが起きた場合、慢性の頭痛に悩んでいる場合、顔面や頭部の外傷、物忘れが気になる場合などですね。頭痛には、脳腫瘍や脳出血があって起こる「二次性頭痛」と、片頭痛、緊張性頭痛、群発頭痛など頭の中に異常のない「一次性頭痛」があります。脳腫瘍や脳出血などが原因の場合は命に関わりますので、すぐに治療が必要となります。また、めまいやしびれ、まひも、脳腫瘍や脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの脳卒中が原因のこともあるので脳神経外科を受診したほうが安心でしょう。顔面や頭部の外傷、転倒などで頭を打った場合も、脳内の出血や脳挫傷などがないかどうか、検査を受けることが勧められます。
- Q では、受診した場合の治療の流れを教えてください。
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A
▲専門の医師が対応を行う
まず、診察をして必要な場合はCT検査を行い、脳出血や脳腫瘍など重篤な病気がないかを確認します。当院には3人の日本脳神経外科学会脳神経外科専門医が在籍していますので、精密な診断を行い、脳に異常がある場合は速やかに専門的な病院に紹介し、それ以外の場合も治療の道筋をつけるようにしています。内耳性のめまいと診断できれば、耳鼻咽喉科に紹介します。また、体調が悪いと内科を受診された方を診察して、脳や神経の問題が疑われる場合にはCT検査を行い、脳神経外科の医師の診療を受けていただきますし、逆に脳神経外科を受診して、頭には問題がなく内科的な病気が疑われる場合は、私が診療する連携体制も整えています。
- Q頭痛に関しても、専門的な治療を行っているそうですね。
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A
▲それぞれの専門を治療に生かして診断を行っていく
一次性頭痛には片頭痛や緊張型頭痛、群発頭痛などがあり、頭痛の種類や原因を見極め、個人に合う薬を見つけることが必要です。また最近は、片頭痛に対して予防的な治療が行われるようになり、月に1回外来で注射するタイプの予防薬も使えるようになりました。専門的な治療ですが、当院には脳神経外科の医師と、日本内科学会総合内科専門医の私が在籍しており、連携して対応しますのでご安心ください。今までの治療ではどうしても生活に支障を来たしてしまうというような方にお勧めです。頭痛の種類や原因を見極めずに鎮痛薬を飲み続けていると、薬物乱用頭痛につながる恐れもありますので、頭痛で悩まれている方はご相談いただきたいですね。
- Q脳卒中など、重大な病気が見つかった際の対応を教えてください。
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A
▲CTの検査は、枠が空いて入れば当日の予約も可能
聖マリアンナ医科大学東横病院などと連携体制が取れていますので、重篤な病気が見つかった際は、すぐにご紹介することができます。また病院で脳疾患の手術などを受けた後の術後フォロー、脳疾患の再発を防ぐための動脈硬化・生活習慣病の管理は、脳神経外科と内科が連携する当院の得意とするところです。認知症と診断した場合も専門的な施設をご紹介します。また小さな外傷でも頭蓋内出血や脳挫傷などが発生する場合がありますので、外傷の場合もCT検査を行い、問題があれば専門的な施設にご紹介します。特に高齢の方は、軽い頭部外傷後、しばらくしてから頭の中に血腫がたまる慢性硬膜下血腫という病気もあるので注意深く診療しています。
- Q子どもの頭のケガや頭痛も診てもらえるのですね。
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A
▲気軽に受診して欲しいと語る高木院長
このエリアは子ども人口の多いところですから、小児から中高生まで「転倒して頭を打った」などの頭部外傷患者さんがよく来られます。当院は脳神経外科の医師に加え、私や内科の医師も救急医療の経験があり、外傷の治療にも慣れていますし、その場で必要であると判断したら、CT検査を行い、適切な処置につなげられるよう努めています。また、お子さんが頭痛やめまいを訴える場合も、一度、脳神経外科で診療を受けて原因を見極めることをお勧めします。お子さんから高齢の方まで、いつもと違う頭痛やめまい、しびれを感じた時、そして顔面や頭部の外傷の際には、ぜひ脳神経外科での専門的な診療を受けていただきたいですね。