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石田 航 院長の独自取材記事

関内いしだ整形外科・脊椎クリニック

(横浜市中区/関内駅)

最終更新日:2020/04/01

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身近なクリニックで専門的な整形外科診療を提供することをめざし「関内いしだ整形外科・脊椎クリニック」を開設した石田航(こう)院長。大学病院や基幹病院で整形外科診療を幅広く手がけ、特に脊椎疾患を多数診てきた脊椎の専門家だ。高齢社会の中でニーズの高まる骨粗しょう症への対応も急務と考え、専門的な研鑽を積み、検査機器も導入した。「開業して終わりではなく、開業は始まりと考えて、新たな治療や幅広い分野も学び、診療に生かしたい」と意欲的な石田院長。気さくな人柄や、ざっくばらんな語り口も魅力的だ。家庭では6人の子どもの父親でもあり、患者に対しても自分の家族ならばどうするかと考えながら、親身な診療を心がける石田院長に、クリニックや診療にかける思いを聞いた。
(取材日2019年6月3日)

地域に専門的な整形外科診療を提供することをめざす

まず、開業までの経緯を教えてください。

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高校時代、陸上部で膝や腰が痛くて整体や接骨院に行っていた時期があり、体に興味を持ったことがきっかけで医師をめざし、整形外科に進みました。横浜市立大学病院に入局し、関連病院の横浜南共済病院や、大学病院で主に脊椎関係の臨床研究に取り組んでいました。脊椎はいわゆる背骨ですが、腰痛や足の痛み・しびれの原因となる椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、また頚椎の神経を圧迫する疾患などを取り扱う領域で、外傷や骨折ももちろんありますし、なかなか奥が深いと感じて研究や診療に携わっていました。その後、医療法人グループの整形外科の分院長を務めていましたが、やはり自分の思うような診療を提供したいと考えるようになり、開業に至りました。

開業にあたって、どのような点にこだわられましたか。

クリニックであってもある程度専門的な治療を行いたいと考え、デジタルエックス線やエックス線透視装置、全身型の骨密度検査機器、超音波検査機器など必要な設備を整えました。リハビリ室では、理学療法士による運動療法や物理療法を行っています。背中のゆがみの改善のための機器も導入しました。あまりクリニックでは見かけない機器だと思います。また待合室の椅子も座り心地の良い物を選び、腰痛の方用の椅子も備えるなど、快適に過ごしていただけるような環境づくりにもこだわりました。

実際に開業されて、いかがですか。

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まだ開業したばかりですが、関内エリアにお勤めの方や、お住まいのご高齢の方、そして、勤務医時代から診ていた患者さんなどが来てくださっています。勤務医時代は、重症の患者さんが多く、手術治療を中心に考えておりましたが、開業後は、もっと広い視野で全体を診ていかなければならないと改めて感じています。病院に比べると手術治療ができなくなった分、治療の幅が狭くなってしまいますが、その代わり、十分な保存治療を行い、患者さんに満足していただける治療を提供したいと思います。また、治療だけではなく患者さんが通いやすく、安心できるような雰囲気で皆さんを迎え入れることができればと思っています。

骨粗しょう症や腰痛、肩こりなどの診療に力を入れる

診療面には、どのような特徴がありますか。

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さまざまな整形外科、脊椎疾患の診療に携わってきた経験を生かして、幅広い整形外科の症状に対応することと、そして地域の皆さんが、遠くの大きな病院まで通院しなくても、身近である程度専門的な治療を受けられる体制にしていきたいと考えています。特徴的な治療として挙げられるのは、椎間板ヘルニアや狭窄症による神経症状に対して、エックス線透視装置を使用した腰のブロック注射や、超音波を使用した頸椎の神経根ブロック注射です。また、肩こりに対しては、超音波検査下で、末梢神経の緊張をゆるめるハイドロリリースも行っています。骨粗しょう症については、全身型の骨密度検査機器によって精密な検査を行っています。

骨粗しょう症診療に力を入れられているそうですね。

脊椎疾患を診療する中で、骨粗しょう症による圧迫骨折で、背中や腰が曲がり、つらい症状の患者さんを多く見てきました。いったん変形すると治療が難しいことがあり、予防の大切さを感じております。骨粗しょう症について専門的に学んできたので多様な薬の種類や投薬方法の中から、患者さんに適したものを見極めて提案していきたいと思っています。また骨粗しょう症を放置しておくと、知らない間に背骨が骨折する「いつのまにか骨折」になったり、くしゃみなどちょっとした衝撃で骨折が起こり、歩行困難や寝たきりにつながることもあります。特に女性の場合、閉経すると急激に骨量が減ってきますので、ぜひ検査を受けて、適切な予防や治療を始めていただきたいと考えています。

腰痛や肩こりには専門的な治療も行っていると聞きました。

腰痛は原因を特定するのが難しく、特に、3ヵ月以上続く腰痛は、侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛、心因性疼痛という3つの痛みが混ざっていることが多いようです。個人的には、診察や画像、ブロック注射などの治療で、かなり原因を特定できるかと思いますので、原因のわからない腰痛に悩まれている方には来ていただきたいですね。腰痛や首の痛み・肩こりについて、慢性期はあまり安静にしすぎないほうがいいと考えて、リハビリテーションにも力を入れています。また肩こりには、ハイドロリリースがお勧めですね。

先生の診療方針についてお聞かせください。

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患者さんに接するときは、自分の家族にも同じ治療をするかと常に考えながら診療にあたっています。また慢性的な症状に悩んでこられた患者さんには、どういう病態なのかを把握するためにも、生活背景を含めてじっくりお話を聞くようにしています。一方、地域に密着した整形外科には、たくさんの患者さんが来られますので、ある程度スピード感を求められます。特にお勤めの方も多いエリアですから、多忙な方にも通院しやすい工夫はしていきたいですね。クリニックとしては「安心安全で質の高い医療を提供し、あなたを元気にする」という理念を掲げています。スタッフにも、患者さんが安心できるような笑顔、質の高い対応を心がけてほしいということと、そのためにスタッフ自身も元気でいてほしいと伝えています。

開業を機に新しい治療など幅広い分野へも視野を広げる

先生のプライベートについても少しお聞かせください。

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子どもが6人いるので自宅はにぎやかです。大変ですが、子どもたちの成長を見るのは楽しみですね。開業するにあたって、妻が看護師としてチームに加わってくれました。子育てでしばらく医療の現場から離れていたので、子どもたちにとっても大きな変化となりましたが、私だけでは手がまわらない事務仕事や雑用も多く、スタッフとの橋渡し役も必要なので、助かっております。

今後の展望についてお聞かせください。

最近、整形外科では超音波機器を使った治療が注目されるなど新しい動きもあります。開業して終わりではなく、開業は始まりだというぐらいの意気込みで、良いものは積極的に取り入れていきたいと考えています。またスポーツ整形や、漢方による治療などの分野も勉強して、幅広く対応できるようにしていきたいですね。また私は勤務医時代から、症状の重い人や他のクリニックで診てもらったが改善しないという方をたくさん診てきました。どうしても現代の医学では症状が改善しないという場合もあります。そういう方にも、これ以上悪くならないように、少しでも生活の質が上がるように、何か安心材料を与えて差し上げられるような診療を行っていきたいと思っています。

最後に、読者にメッセージをお願いいたします。

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クリニックとしてめざすところは地域医療ですから、地域の皆さんの役に立たなくては意味がないと考えています。遠くの病院に行かなくても、身近で専門的な整形外科診療を受けられる体制をめざしていますので、何でも気軽にご相談ください。私は脊椎が専門ですので、腰痛や首痛はもちろん、脊柱側弯症の治療も多く行ってきました。学校の健診で側弯の指摘を受けた時など、お子さんのケガや体のこともご相談ください。大人の腰痛や首痛は民間療法も多い分野ですが、原因を見極めて効果的な治療を受けるためには、やはり専門的な医師による診療をお勧めします。また背中が曲がった、身長が縮んだという方は、いつの間にか骨折の可能性があります。特に女性は若いうちから骨粗しょう症の検査を受け、適切な予防や治療で高齢になっても元気に過ごしていただきたいと願っています。

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