竹内 雅哉 院長の独自取材記事
みやび歯科
(高松市/岡本駅)
最終更新日:2021/10/12

琴電琴平線の岡本駅から徒歩15分。高松市の郊外に位置し、周辺には田んぼが多く、のどかな景色が広がる「みやび歯科」。院長の竹内雅哉先生の地元でもあるが、地域住民はもちろん、先生の誠実な人柄に惹かれて通院する患者も多いそうだ。先進的な設備はもちろん、車を止めやすい広々とした駐車場に、車いすやベビーカーでも安心なバリアフリーの院内、キッズルームに託児サービスまで整えており、とことん患者の立場に立って、通いやすい歯科医院をめざしてきた。患者に対して「歯科医療を通じて生涯の健康のサポートをしたい」という熱い思いを持つ竹内院長。ゆっくりとした丁寧な口調が安心感を与える。そんな竹内院長に、開業に至るまでの経緯や歯科医師としての志について話を聞いた。
(取材日2021年7月30日)
幼い頃から歯科医師を志し縁のある土地で開業
先生の経歴や歯科医師を志した理由を教えてください。

私は高松市で生まれ育ち、大学は徳島大学歯学部を卒業しました。大学を卒業後は歯科医院に勤務したり、香川大学医学部歯科口腔外科医員として口腔外科で外来の手術、がんの入院患者さんのフォローアップなどを行ったりしてきました。もともと、小さい頃から医師か歯科医師をめざしていたんです。親族に医師がいたというような環境ではなく、一般家庭で育ったのですが、同じ塾に通っている友達の中に親が医師や歯科医師の家庭が多く、憧れを持ちました。
この場所に開業を決めたのはなぜですか?
本来、開業するなら高松市内のほうが、以前の勤務先で担当してきた患者さんとのつながりも保ちやすいのですが、父の実家が綾歌郡綾川町にあるため、高松と綾川の中間地点が良いと判断しました。この地域にも親戚が多く、縁があったのです。ここは高松市の郊外ですが、高速道路の高松道のインターチェンジと高松空港を結ぶ幹線道路が通っていますし、アクセスも良いですよね。周辺には田畑が広がっていて、もともと売りに出されていた土地ではなかったのですが、これから発展が望めそうな場所だと感じたので、交渉して購入しました。経営センスのない私の代わりに、会社員歴の長い父がいろいろとアドバイスしてくれました。
設備について教えてください。

設備は新型のものを一通り導入しています。例えば、インプラント治療や根管治療などの治療をより的確に行えるように、歯や顎の骨の状態を3Dの立体で撮影できる歯科用CTと、2Dの平面で撮影するデジタルパノラマエックス線、矯正歯科専用の頭部エックス線の3役を1台でこなす装置を導入しています。精密な診査や診断に役立てています。ほかにも、治療中の飛沫を吸う口腔外バキューム(口腔外吸引装置)はすべてのユニットに取りつけていますし、使い捨てのできない治療器具は、「クラスB」という高水準の滅菌器でしっかり滅菌処置を行っています。新型コロナウイルス感染症が流行し始める以前から、当然、衛生管理には細心の注意を払ってきました。患者さんにはいつも清潔な状態で、安心して治療を受けていただけるように努めています。
施設面でのこだわりはありますか?
当院は特定の年齢層を対象にした歯科医院ではなく、幅広い年代の方が利用しやすいように、完全バリアフリーに注力しています。駐車場で車を降りてから診察室まで、車いすでもゆったりと安全に進めるような設計になっていますし、土足で診察が受けられます。駐車場も18台止められますが、一台一台の駐車スペースをできるだけ広くとって、どなたでも駐車しやすいようにしました。また院内にはお子さんが遊べるキッズルームを設け、さらに非常勤ではありますが、専属の保育士も在籍しています。この託児サービスに関しては予約が必要ですが別途料金は不要ですので、患者さんには治療とともに利用していただいています。
生涯にわたる歯科医療を通じて全身の健康をサポート
どのような患者さんが来院されますか?

1歳児など小さなお子さんからご高齢の方まで、年齢層は本当に幅広いですね。開業時は、田畑が広がるのどかな場所なので、患者さんもご高齢の方が多そうだと思っていたのですが、実際には、想定以上に働き世代の若い方にも多く通っていただいています。特に土曜の午後は、若い方の予約で埋まります。平日昼間はほかの地域で勤めていても、土日でお休みになってから、土曜の午後も診察している当院を選んでくださるのでしょう。また、患者さんは知人の紹介などで来てくださる方も多く、地域も円座町、檀紙町、香川町、牟礼町、坂出市など広がっています。以前の勤務先で担当していた患者さんが遠方からわざわざ足を運んでくださることもあって、とてもありがたいですね。こういう時、真摯に患者さんに向き合ってきて良かったと思います。
主訴はどのようなものが多いのですか?
特にご高齢の患者さんに多いのは、硬い豆や煎餅で歯が欠けたり義歯が割れたりすることですね。歯がもろくなってきても、どうしても硬い食べ物が好きで、やわらかいものだけでは満足できないということもあり、歯科治療で求められるレベルが非常に高くなっていると感じています。今の時代を反映しているのでしょう。なるべくお好きなものを召し上がっていただけるよう、むやみに歯を削ったり抜いたりすることなく、先進の医療機器を使ってご自身の歯をできる限り残す治療に努めています。
子どもから高齢者までさまざまな患者の希望に寄り添って診察されているのですね。

そうですね、当院のポリシーとして、お子さんからご高齢の方まで、生涯にわたってのお口の健康管理を任せたいと思えるかかりつけ医をめざしています。歯科医療を通じて、患者さんの全身の健康をサポートしていきたいというテーマを強く持っています。
他院との連携についてはいかがでしょう。
以前、私自身も勤務先では訪問診療をしていた経験もあるのですが、今は開業している知人が専門的に行っていることもあり、患者さんの利益につながりそうであれば、ご紹介することもあります。同じ歯科医師の中でも専門性が細かく分かれているので、歯科医師同士、お互いに尊重し合って、患者さんに一番メリットが出るような方法をとることを優先しています。
末永く患者の歯の健康を見守っていきたい
特に印象に残っている患者さんはいますか?

以前の勤務先で担当してから10年以上の長いお付き合いの患者さんがおり、開業してからも、遠方にもかかわらず通ってくださっています。長年通っていただけると、自分が以前に施した治療がその後どう変化しているかを確認しながら診ることができます。こうやって患者さんと長くお付き合いできるのはとてもうれしいですね。
休日は何をされていますか? 趣味やリフレッシュ方法などあればお聞かせください。
特にこれといった趣味はないのですが、昔から、1980~90年代に製造された車「ネオクラシックカー」は好きなんです。基本的にアナログな人間なので、電子制御化されていないマニュアル車を好んで、いろいろな車を乗り継いできました。でも休日は一人ドライブというわけにはいかず、子どもも2人いますので家族サービスですね。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

特に当院で重視しているのは、予防歯科です。定期検診を受け、クリーニングなど虫歯や歯周病を防ぐために口腔内を定期的に管理することが、全身の健康につながっていきます。患者さんのお口の健康を長い目で見守り、末永くお付き合いしたいと思っています。少しでも気になることがあればぜひご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/39万8200円〜