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石本 勝彦 院長の独自取材記事

いしもと整形外科リハビリクリニック

(明石市/大久保駅)

最終更新日:2025/02/17

石本勝彦院長 いしもと整形外科リハビリクリニック main

地域の人々が、安心して治療を受け続けられる場所でありたい――。そんな思いで2018年に開業したのが「いしもと整形外科リハビリクリニック」。院長を務める石本勝彦先生は、日本専門医機構認定整形外科専門医の資格を持ち、人工関節置換術など数多くの関節手術に携わってきたエキスパートだ。同院ではリハビリテーションにも注力し、1日も早く患者が元の生活を取り戻せるよう日々尽力している。「ご納得いただいた上で治療を受けていただけるよう、患者さまとのコミュニケーションを大切にしています」と石本院長。たとえ急な受診であってもできる限り対応したいと意気込む石本院長に、同院の診療の特徴と患者への思いについて詳しく聞いた。

(取材日2025年1月18日)

明石エリアの人々が、安心して受診し続けられる場所へ

開業の経緯を教えてください。

石本勝彦院長 いしもと整形外科リハビリクリニック1

根本にあるのは、貴重な時間を使って来院される患者さまに、より安心して治療を受けられる環境を提供したいという想いです。兵庫県立リハビリテーション中央病院に勤務して以来、人工関節置換術などの関節疾患の手術や、患者さまの負担を軽減するための低侵襲な手術に取り組んできました。しかし、病院では外来担当医が変わることも多く、「先生が変わってしまうと不安」という声をいただくようになりました。私自身、何度も足を運んで通院される姿を見てきたからこそ、できる限り負担を防ぎたい、治療経過まで一貫して担当し治療への納得感や安心感を提供したい、と開院する決意をしました。現在は、日常の合間にも通院していただきやすいよう20時まで診療を行っています。また、診療方針もスムーズに決定できるようオープンMRIを導入し、不安を持つ患者さまでも、可能な限り即日検査を行い、安心して帰っていただける環境を整えています。

クリニックにはどんな患者さんが来ていますか?

地域のお子さまからご高齢の方までさまざま来院いただいています。駐車場があるため、遠方から車で来られる患者さまも多いですね。症状として多いのは腰の痛みです。腰痛は整形外科でも頻度の高い症状の一つです。また、肩関節周囲炎、いわゆる四十肩や五十肩と呼ばれている症状の中には、「腱板」という肩の筋肉が損傷しているケースもあります。こうした損傷は触診で確認できますので、経過を見ても痛みが治まらない場合にはぜひ一度診察を受けていただきたいですね。さらに、症状が長引いていたり、手足のしびれを伴う場合には、MRI検査などの精密検査が必要です。歩行時の痛みやスポーツ中に痛みが出る場合についても、エックス線やMRIによる検査を行うことで、原因をしっかりと特定し、適切な治療を進めていきます。さまざまな症状に対応できる体制を整えておりますので、気になることがあれば気軽にご相談ください。

リハビリテーションにも力を入れているのですね。

石本勝彦院長 いしもと整形外科リハビリクリニック2

当院のリハビリテーションでは、肩の痛みや動かしにくさ、手足のしびれ、首や腰の痛み、けがによる動作の制限など、さまざまな症状の改善を図るためのサポートをしています。また、手術後や、体を動かすと痛みが走る、歩きにくい、物を落としやすいといった日常の不便を解消するためのリハビリテーションも行っていますね。理学療法士が4人おり、非常に主体的に働いてくれていて、病気やけがで生じた障害の回復や改善を図ることはもちろん、患者さまの残された機能を最大限発揮できるようにサポートもしています。また、リハビリテーション機器も各種取りそろえ、現在送迎にも対応した通所リハビリテーションを併設しており、より幅広い患者さまのニーズにお応えできる体制を整えています。患者さまが元の生活を取り戻すお手伝いをすることが、私たちの使命だと思っています。

患者の目を見て、声に耳を傾ける。意思疎通を大切に

先生が診療で大切にしていることを教えてください。

石本勝彦院長 いしもと整形外科リハビリクリニック3

私が最も大切にしているのは、患者さまとのコミュニケーション。ただ検査をして薬を出すだけで終わらせるのではなく、患者さまの目を見て、訴えをきちんと把握し、診断内容や治療方針をしっかり説明することを心がけています。淡々と流れるような診察ではなく、たとえお時間をいただくことになったとしても、一人ひとりを丁寧に診るクリニックでありたいと思っています。

スムーズな受診のための工夫はありますか?

私は急な飛び込みの受診であっても、基本的にお断りせず、できる限り患者さまを診るようにしています。そのため、多少お待ちいただくことがあるのは事実ですが、少しでも多くの患者さまに対応したいという思いがあります。ただし、待ち時間が長くならないような工夫も取り入れています。具体的には、MRIを導入することで検査をスムーズに行える体制を整えたり、予約システムを導入して患者さま自身が予約状況を確認できたりするようにしています。これにより、診療の効率化と患者さまの利便性向上を両立させることをめざしています。柔軟で安心できる診療を提供できるよう、これからも努力を続けていきたいと思います。

機器についても教えてください。

石本勝彦院長 いしもと整形外科リハビリクリニック4

当院では、先進のオープン型MRIを導入しています。これはエックス線の一般撮影では判別しづらい骨折や骨のダメージ、靱帯などの軟部組織の状態を詳しく確認することが可能です。また、オープン型の設計により閉塞感が少なく、閉所が苦手な患者さまでも安心して検査を受けていただけます。さらに、MRI特有の騒音も軽減されており、不快感やストレスを感じにくい環境を整えています。MRI検査は被ばくの心配がないため、特に安全性を重視したい方に適しています。加えて、高齢化社会に伴い重要性が増している骨粗しょう症の治療に対応するため、DXA法も導入しています。また、開院時より足底筋膜炎に使用する体外衝撃波治療器を導入しております。これらの機器を活用することで、患者さまの負担を軽減しつつ、より精密で効果的となるような治療を提供することをめざしています。

患者の社会復帰をめざし、スタッフ一丸でサポート

地域連携も密にされているとお伺いしました。

石本勝彦院長 いしもと整形外科リハビリクリニック5

手術が必要な場合には、私が信頼している専門の医師をご紹介しています。地域には「肩だったらこの先生」といったように、それぞれの分野で専門性の高い信頼できる医師がいます。私が自信を持って患者さまを紹介できるネットワークがあることは大きなメリットです。また、手術後に患者さまが当クリニックに戻られた際には、紹介元の先生と密に連携しながら予後管理を行い、安心して治療を続けていただける環境を整えています。

どんなスタッフさんがいますか?

経験豊富な理学療法士が4人在籍しております。患者さまと密に関わる理学療法士の視点から、患者さまの経過や診療方針についてなど、綿密に意見を取り交わしています。患者さまの経過を認識しているからこそ、家でもできるトレーニング方法を考えていたり、積極的に患者さまとコミュニケーションを取っている姿勢に頼もしさを感じています。スタッフは、高齢の患者さまのリハビリからスポーツ分野まで、それぞれの状況に柔軟に対応し、当院に備える機器を最大限活用して患者さまをサポートしてくれています。患者さまのほうから、「理学療法士さんを頼りに頑張っている」といった、診療に前向きな感想をいただくこともあります。また、隣接するデイケアセンターでは、介護保険の方もご利用いただけるとともに、患者さま一人ひとりに合った専門スタッフがプログラムされ、有用なトレーニングを行っていただく環境を整えております。

最後に、患者さんへのメッセージをお願いします。

石本勝彦院長 いしもと整形外科リハビリクリニック6

私たちは、患者さまができるだけ早く症状から解放され、社会復帰できるようサポートすることをめざしています。治療は決して押しつけるものではなく、患者さまの立場に立ち、寄り添いながら進めるもの。そう想いを同じくして、働いてくれているスタッフと一緒にこれからも地域に貢献したいと思います。スタッフ一同、温かく寄り添いながらサポートし、患者さまの健康と笑顔を守るために全力を尽くしていますので、どうぞお気軽にご相談ください。

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