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村上 成史 院長の独自取材記事

M.O.デンタルクリニック 検見川浜

(千葉市美浜区/検見川浜駅)

最終更新日:2020/04/01

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入口のドアを開けた途端、オレンジのさわやかな香りにほっと心が癒やされる。JR京葉線の検見川浜駅前にある「M.O.デンタルクリニック 検見川浜」は、院長の村上成史先生のそうしたこまやかな配慮が随所に見られるクリニックだ。「口は健康の入口」であることを念頭に、治療のみならず、患者の姿勢や呼吸法、食事の際の癖にも目を向けたアプローチで、将来を見据えた口腔環境づくりをアドバイス。開業から半年ながら、地域に住む高齢者を中心に、幼児やその母親世代などかかりつけで来院する患者も多いという。やわらかな語り口が印象的な村上院長に、診療時に心がけていることや、院名やロゴマークに込めた思い、同院がめざす将来像などについて、じっくりと話を聞いた。
(取材日2019年5月9日)

10年、20年先を見据えた治療計画を提案

開業から半年だそうですが、どういったご相談の患者さんが多く来られていますか?

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美浜区は高齢者が非常に多い地域ですから、当院の患者さんもおのずとご高齢の方が中心になっていますね。ここはもともとマツダ歯科医院という別のクリニックで、私がそこを引き継ぐ形で開業し、患者さんもそのまま引き継がせていただきました。ご高齢の方が中心というと、義歯の治療が多いと思われるかもしれませんが、中には85歳を越えてもご自身の歯をすべて健康に維持している方もいらっしゃるんですよ。加えて、私と同世代の子育て中のお母さん世代の方、そのお子さんといった具合に、ファミリーでかかりつけにしてくださる患者さんも増えてきました。

この場所に開業されたのはなぜですか?

私はこの近くにある東京歯科大学の卒業生なので、18歳の時からずっとこのエリアに住んでいます。出身は静岡県なのですが、振り返ればもう、地元よりこちらのほうが長くなりました。私の故郷も海沿いの街なので、海が近いこの美浜区の穏やかな雰囲気が地元にどことなく似ていて、とても気に入っています。学生時代からなじみのある住み慣れた地域ですし、「このエリアで開業したい」という思いはずっと持っていました。ご縁が重なってこの場所に開業でき、本当にうれしく思っています。

患者さんと接する上で心がけていることはありますか?

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独立してクリニックを開業したからには、来てくださった方は一生にわたって面倒を見させていただくというくらいの気概をもって治療をしないといけないと思っています。例えば、この先1、2年しかもたないような治療は絶対に選択したくありません。「とりあえず」でなく、常に5年、10年、20年先まで見越した治療計画を立てさせていただいて、その間のメンテナンスを通して健康な歯をいかにして維持していくかということに力を注いでいます。一方で、駄目になってしまったものはどうするか。高齢になってから治療することに伴うリスクも当然あります。そうしたリスクを回避するような治療計画をもとに、患者さんにとって最善の方法をカウンセリングで一緒に考えていきます。

治療前のコミュニケーションを大切に

姿勢に着目したアドバイスにも力を入れているそうですね。

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私は、歯を失う原因というのはケア不足だけではないと考えています。ご自身が無意識のうちに続けている正しくない姿勢や呼吸といった生活習慣、あるいは食事の際の癖などによって少しずつ噛み合わせが乱れることにつながっていきます。例えば、肩甲骨が前に倒れこんでいるような姿勢になっていると、食いしばりが習慣化し、それによって歯に不要な負担をかけやすくなってしまいます。姿勢や呼吸などの癖が長年の習慣として身についてしまうと、ご本人はそれが正常ではないということになかなか気づくことができません。ですから、そこをこちらで指摘して正しい噛み合わせに導くことによって、健康的な口腔環境をめざしていきます。

具体的にはどのようなアドバイスをされるのですか?

患者さんの全身を観察して、体の軸がどちらか片方に傾いていたり、頬杖や口呼吸といった正しくない生活習慣をご指摘し、意識的に修正していってもらいます。まずはご自身で意識していただくことが第一歩ですからね。また、噛む時の力やスピードも大切。強い力や必要以上のスピードで噛むことを止め、顎の関節や歯そのものに過剰な負担がかからないようアドバイスしています。特にご高齢の方の場合、長年続けてきた習慣を変えることはなかなか難しいのですが、正しくない習慣の結果として歯を失ってしまう可能性もあるということをお伝えすると、ご自身の体が悲鳴を上げていることに気づいて危機感を持ち、3、4ヵ月かけて意識して改善に取り組まれる方が増えています。

高齢の患者さんの治療にあたっては、配慮しなければいけないことも多いのでは?

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歯科治療のために口を開けるという行為自体、実はとても疲れますよね。ですから、特にご高齢の方には当日の体のコンディションや、治療後や翌日のスケジュールなんかもお聞きした上で、無理のない形で治療を進めています。もし体に不調があったり、直近のご予定によっては、治療を控えてカウンセリングにとどめるといった対応もしています。時間を要する治療であれば、前日のうちに電話で体調をお聞きしておくこともありますね。高齢になれば、膝や関節の痛みからゆっくり歩かれていたり、耳が遠かったり、目が見えづらかったり、持病のある方もいらっしゃるでしょう。私の年代ではまだご高齢の患者さんの体のつらさについて実感を持って把握することはできません。だからこそ、治療前の十分なコミュニケーションが大切になってくると考えています。

ここに来て良かったと思われるクリニックでありたい

院名に冠している「M.O.」にはどんな意味があるんですか?

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私の故郷、静岡県三ヶ日町(現・浜松市)の名産である「三ヶ日みかん」にちなんでいます。実は、私の実家も祖父の代から続く歯科医院で、私で3代目。地元は離れましたが、開業にあたって何かしら地元のテイストを入れたいと考えていたので、地元のシンボルである三ヶ日みかんの原種といわれるマンダリンオレンジを略した「M.O.」を院名にしました。また、柑橘系のさわやかで健康的なイメージから、院内のインテリアにもオレンジ色をアクセントで取り入れ、ロゴもみかんをモチーフにしました。ロゴはデザイナーをしている同級生に依頼したのですが、みかんの輪切りの一部を歯に見立てたクールなデザインでとても気に入っています。子育て中のママ世代の患者さんにはなかなか好評なんですよ。

プライベートな時間はどう過ごされていますか?

診療後や休日はほぼ毎日トレーニングをしています。もともと運動は好きだったのですが、より自分に合った趣味を探す中で30代半ばでボディビルに出合いました。昨年は40歳になったのを機に、17キロほど減量して大会にも出場しました。トレーニングを続けることで体つきが変わると、周囲から持たれる印象も変わり、それに伴って不思議と自分自身の心構えも変わっていくんです。趣味を通じて歯科医師以外の友人も増え、そうした新しい出会いもとても刺激になって、気力体力ともに充実しています。

最後に、先生のめざすクリニック像や、今後の展望をお聞かせください。

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当院にいらした方全員に「ここに来て良かった」と思っていただけるクリニックになることが目標ですね。患者さんが当院を選んで足を運んでくださり、治療を任せていただくということはつまり、大げさでなく、その方の人生の中の時間の一部をいただいているということ。ですから、一人ひとりの患者さんとじっくり丁寧に向き合い、時間以上の成果を出すことでお返しできたらと思っています。歯科医院には「痛い」「つらい」「独特のにおいに耐えられない」と、ネガティブな印象をお持ちの方もやはり多いかと思います。当院では待合室をオレンジアロマの香りで満たし、治療に使う薬剤も不快なにおいを極力抑えた製品を使用しています。歯科はどうしても苦手という方も、気軽にお越しください。生涯にわたって健康な口腔環境を一緒にめざしていきましょう。

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